このページでは、毎号のオズマガジン制作の編集後記のような、こぼれ話のような、誌面に載せきれなかったサイドストーリーを編集部員が少しずつご紹介しています。今回はクマダが東京の最旬ホテルについてお届けします。
「NOHGA HOTEL UENO」でいただける鳥越にある「蕪木」のコーヒー。開放的な空間でゆったりできる
こんにちは、オズマガジン編集部のクマダです。
気温がぐっと下がり体調も崩しやすい時期ですが、皆さんは風邪などひいていないでしょうか。
今週の12日、オズマガジンの最新号「ホテルの楽しみ方」特集が発売となりました。
オズマガジンでは、なんと9年ぶりのホテル特集です。
というのも、実は今東京にホテルがすごく増えているんです。
新しいホテルたちは、アートにあふれていたりファッションブランドが建てていたりとユニークなものが多く、従来のホテルの概念を覆すものばかり。しかも、カフェやレストラン、パン屋などが併設されていて、さんぽの目的地にもぴったり。
ほかにも新しい宿泊体験ができる施設など、誌面では多様なホテルたちを1冊にまとめているので、ぜひ手に取ってご覧いただけると嬉しいです。
今日は、今回のホテル特集を制作する中で出会った、私の個人的お気に入りを3つご紹介します。
銀座にある「ハイアット セントリック銀座 東京」
ひとつ目のお気に入りは、銀座に今年の頭オープンしたホテル「ハイアット セントリック銀座 東京」。あのハイアットグループのライフスタイル ホテルブランドとして、アジアに初上陸したホテルです。
その館内は、一歩入るとびっくり! エントランスやエレベーターホール、ダイニング、バー&ラウンジNAMIKI667など、いたるところが美術館のようにアートで彩られています(写真下のエレベーターホールは各階ごとにアートが変化するので、つい1階ずつ停めて見てしまうほど)。
元々新聞社があった土地ということもあって、新聞の印刷時に出る“損紙”を利用していたり、銀座の街を表現したアートだったり・・・。それぞれ見ごたえがあり、ついじっと眺めてしまいます。
そんな「ハイアット セントリック銀座 東京」、アートはもちろんですが、個人的イチオシはバー&ラウンジの「NAMIKI667」。アートでいっぱいの空間でありながら、席のゆったり感や接客なども抜群にいい塩梅なんです。
ケーキセット(写真上)を頼むと、なんとコーヒーや紅茶がお代わり自由。減ってきたころに、「おかわりいかがですか?」とスタッフの方が優しく声をかけてくださいます。
取材前、ひとりで訪れた際にケーキセットをいただきましたが、ケーキも色んな確度から写真を撮ってしまったほど繊細な見た目で、かつ本当においしい。なんてハイレベルな一皿なんだ・・・と心の中で小躍りしました。
またPCを開き仕事をするおじさまやご婦人の集団など、近すぎず遠すぎずの距離感でほどよくお客さんのいる空間は、とても居心地がよいです。静かすぎると逆にいろんな音が気になってしまったり、席が近すぎて隣の会話が耳に入ってしまうこともありますが、そんな心配もありません。そしていろんな年齢層のお客さんがいると、なんだか安心します。
撮影で訪れた際にはここでランチをいただいたのですが、ロケバスで待機している運転手さん用に、急遽ランチのハンバーガーをテイクアウト仕様にしてくださったり。頼みごとにも満面の笑顔で応えてくださり、とにかく素晴らしいのです。
銀座へ訪れた際には、ぜひお立ち寄りを。素敵な時間が過ごせること間違いなしです。
上野にできたばかりの「NOHGA HOTEL UENO」
ふたつ目のお気に入りは、上野に今月オープンしたばかりの「NOHGA HOTEL UENO」。上野や浅草、蔵前周辺のお店とコラボした、オリジナルアイテムやメニューを提供・販売しているホテルです。
とある金曜日の夜、デスクの隣に座る編集部スドウとこちらのホテルへ宿泊しに行きました。ホテルに入ると、1階には前述のような地域の名店とコラボした雑貨がずらり!
オズマガジンでもよく取材させていただく蔵前の文具店「カキモリ」や、鳥越にある雑貨店「SyuRo」など、素敵なお店たちとコラボしたアイテムが並ぶ1Fは、まるで “下町の名店セレクトショップ”。
部屋に入ると、アメニティとして設置されているコラボアイテムにも歓喜。「ITO BINDERY」のメモパッドのちぎり心地を試したり(すごく気持ちよくちぎれます)、「dear mayuko」の香りをチェックしたり・・・。訪れたことがないお店を知ることができたり、そのよさに気づけるのは、この町周辺に詳しくなれるという意味でもいいなあと思いました。
深夜は備え付けのバルミューダでお湯を注ぎ、お酒ではなく夜のお茶会を開催。部屋でのトークは尽きることなく、金曜日の夜から土曜日の朝にかけてホテルで花金を過ごすのも楽しい!と実感しながらふかふかのベッドで入眠。
少し寝坊して土曜まで朝からバタついてしまいましたが、そんな心を落ち着けてくれたのは鳥越の「蕪木」のコーヒー。チョコレート&コーヒーの専門店「蕪木」は、2017年にオープンしたばかりの注目店。目覚めに蕪木のコーヒーが飲めるなんて、贅沢。
コラボアイテムや食品が楽しい「NOHGA HOTEL UENO」、とってもオススメです。そして、都内のホテルで過ごす花金も。かなりのリフレッシュになりますよ!
大塚にある「星野リゾート OMO5 東京大塚」
3つ目は大塚にオープンした「星野リゾート OMO5 東京大塚」。国内でいくつも素敵な施設を展開する、星野リゾートの新ホテルブランドです。
ホテルの1階入口から4階 へエレベーターで上がると広がるのは、宿泊者以外も楽しめるスペース「OMOベース」。オリジナルマステなど雑貨を販売しているショップや、朝ごはんやスイーツがいただける「OMOカフェ」があります。1階ではここから入るのかな・・・?と思いますが、エレベーターが開くと、大塚駅&電車をイメージしたかわいい空間や、落ち着いたカフェが目の前に。
大塚駅前ということもあり(?)ビジネスマンが少し多い印象でしたが、OMOカフェも「ハイアット セントリック銀座 東京」同様の居心地のよさ。ほどよい人の多さと、会話が行き交う空間は、きっとお仕事にもぴったりなのでしょう。
名物のヴォロヴァンは、サクサクのパイにフルーツやサラダ、ビーフシチューなどが入ったもので、私はビーフシチューをいただきました。
星野リゾートの味ということもあり、ビーフシチューがすごくおいしくてびっくり。カフェごはんでは時々肩透かしにあうこともありますが、こちらはよい意味で予想と違いました。ビーフが柔らかくてとろけます・・・。休日、朝ごはんにぜひです。
上記のほかにもお気に入りはまだたくさんあるのですが、本日はこのへんで。
今回ホテル特集を作って改めて実感したのは、ホテルのカフェやレストランの居心地のよさと、ホテルで勤める方々の対応の素晴らしさ。接客はもちろんですが、取材を対応してくださった方々の丁寧さもピカイチ。雑誌発売後もわざわざお礼の連絡をくださるなど、制作の中で嬉しいことが多かったように思います。
ホテルは、すごく綺麗だったりアートな空間だったりするのに、なんだか何をしても許してもらえそうな居心地のよさがクセになってしまうなあとしみじみ。そしてたまのリフレッシュとして泊まってみたら、思った以上の楽しさ。花金での飲み会は忘れてしまうこともしばしばですが、ホテルで過ごしたちょっと特別な花金は、きっと忘れないと思います。ホテルは、いい1日を締めくくるにも、始めるにも、ぴったりの場所ですね。
この秋は、皆さんもホテルへ訪れてみてください。休みがある日には、ぜひ宿泊を。
期待以上のものが待っている、それがホテルでした。
それでは、今日もよい1日を。
OZmagazine12月号「ホテルの楽しみ方」特集
現在発売中のオズマガジン12月号は「ホテルの楽しみ方」大特集! 泊まらなくても満喫できるホテルの使い方から、最新ステイ情報、そして注目のホステルやゲストハウスまでを完全網羅。1冊あれば何度も使える完全保存版です。
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