このページでは、毎号のオズマガジン制作の編集後記のような、こぼれ話のような、誌面に載せきれなかったサイドストーリーを編集部員が少しずつご紹介しています。今回は茅ヶ崎ページを担当したスドウがお届けします。
現在発売中の湘南特集では、葉山や江の島といったリゾート感漂うエリアから、辻堂や平塚、大磯などのローカルエリアまで、11ものエリアを紹介しています。
その中で、雑貨やおやつなど「かわいいもの」に目がない私がいちばんワクワクしたのが茅ヶ崎でした。
茅ヶ崎ってハワイアンやサーフ系のお店が多いんだよね~と思っていたのですが、特集を作るにあたってリサーチをしてみると、どこか懐かしい雰囲気のカフェや、家事が楽しくなるキッチン雑貨店など、絶妙にかわいいお店が続々誕生していました。
今回は、リサーチで立ち寄った素敵なお店をご紹介していきます。
わざわざ足を運ぶべきレトロカフェからスタート
まず大前提として、茅ヶ崎は駅から海までをつなぐ雄三通り、東西を貫く鉄砲通りなど、各大通り沿いにお店が点在しているため、お店巡りを楽しむならレンタサイクルの利用がオススメ。
茅ヶ崎駅の観光案内所では1日500円で自転車を貸し出しています。
リサーチのため茅ヶ崎へと向かったのは土曜日のお昼すぎ。
観光案内所に寄ると、ちょうど自転車が一台空いたところだということで、無事自転車をゲット。
自転車にまたがり向かったのは、やや駅から離れた場所に今春オープンした小川売店さん。
昔ながらの日用品店のような店名とはうらはらに、こちらはお若くオシャレなご夫婦が営むカフェ。
お店のコンセプトは「プールサイドの売店」。真っ赤なさくらんぼに心躍るレモンスカッシュなどのドリンク、クレープやホットサンドなど、どこかノスタルジックなメニューたちに心がときめきます!
駅からは少し離れているにもかかわらず、私が訪れたときはほぼ満席。
若いカップルや女の子のグループ、爽やかなマリンスタイルがお似合いのご婦人たちまで、幅広い層の人々がおしゃべりを楽しんでいました。
「こういうカフェが家の近くにあるといいよね~」と隣の女の子がつぶやいていたように、こちらはちょっとひと息つきたいときや小腹を満たしたいときにピッタリのカフェ。
朝は8時からオープンし、モーニングメニューもあるとのこと。
茅ヶ崎にお住まいの方がうらやましい限りです!
かわいすぎる雑貨に思わず目移り
次に向かったのは、小川売店と同じ鉄砲通り沿いの雑貨店、Momo shop。
広い店内には、世界中からセレクトしたカラフルな雑貨がずらりと並んでいます。
ステーショナリーにベビーグッズ、マトリョーシカなどの民芸品、お皿や器、バッグなど、幅広いラインナップに思わず目移り。
ウエディングドレス姿のマトリョーシカは結婚祝いに、メラミン素材で割れにくいお皿やカップは出産のお祝いにと、ギフトを選びに来店する人も多いのだそう。
そんな中、私が即決で購入したのが写真のエコバッグ。ハッピーな色合いと絵柄が素敵すぎます・・・!
よく見ると、プリントの柄がはみ出していたり、にじんでいたりと作りが雑なのですが、そこすら愛らしい、お気に入りのバッグとして活躍中です。
雄三通りまで戻り、海方面へ向かった先にあったのは、キッチン雑貨の店、korbさん。
小さめの店ながら、愛知の人気食器ブランド、studio m’のお皿やカトラリー類、ふきんなど食に関するさまざまなキッチングッズがギュギュッと詰まっています。
こちらで心を掴まれたのが、写真の鍋用ブラシくん。
ドイツからやってきたというこのブラシ、どうしてネクタイを締めているんだー!とツッコまずにはいられません。
迷いに迷ってこの日は購入を我慢したのですが、後日取材で訪れたときにやっぱり惹かれ、studio m'のミニ器とともに購入。
台所で見るたび、ちょっと笑顔になれるこのデザイン、最高です!
思わず写真に撮りたくなるポップなアートを探して
Korbを後にし、雄三通りを駅方面に向かって自転車を走らせていると、お店の壁にアメコミ風のウォールアートが描かれているのに気づきました。
気になって調べてみると、これらは茅ヶ崎在住のキャラクターデザイナー、RYU AMBEさんによる作品。
雄三通りのラーメン屋さんやジューススタンド、スーパーのほか、鉄砲通りのトリミングサロンの壁にも彼のアートを発見。
表情豊かなキャラクターを見つけるたび嬉しくなり、「ほかにもないかな~」とキョロキョロしながら街巡りを楽しみました。
さらに、2018年3月にリニューアルした人気アイスクリーム店、プレンティーズ 茅ヶ崎本店にも素敵なウォールアートが描かれていました。
こちらは茅ヶ崎在住のアーティスト、かとうくみさんによる作品だそう。
RYU AMBEさん、かとうくみさん、どちらのアートも見る人を笑顔にする作風で、ごきげんな海辺の街にピッタリハマっていました。
お店巡りの合間にかわいいアート巡りもできて、なんだか得した気分。大満足な1日となりました。
小さな個人店が多い茅ヶ崎は街をブラブラしているだけで楽しいし、どこかゆるい空気が流れているからのんびり過ごしたい休日にピッタリ。
誌面ではこのほかにも、カラフルなアサイーボウル専門店やジューススタンド、駄菓子屋さん、大人気のマフィン店など、楽しいお店をたくさん紹介しています。
ぜひこの夏は、かわいいおやつと雑貨、アートと出会える茅ヶ崎に足を運んでみてください。
今日もここまでお読みいただきありがとうございます。
それでは、いい1日を。
OZmagazine8月号「湘南さんぽへ」特集
今年も夏がやってきました。湘南の季節です。よく晴れた日の空と海と風。もうそれだけで、気持ちいいですね。代表的な観光地・江の島では、古民家をリノベーションした食堂でゆったりした時間に浸ったり、茅ヶ崎では、いたるところに描かれているポップアート作品巡りをしたり、逗子・葉山では、海を眺めながらのんびりピクニックをしたり・・・。エリア別に海街歩きをご案内します。第2特集では、夏がさらに盛り上がる本・映画・音楽を紹介。湘南さんぽで、いい1日を。
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