編集部の「いい1日」リポート VOL.004

編集部の「いい1日」リポート

この連載では、編集部員が見つけた「いい1日」のヒントをご紹介していきます。特集のためのリサーチから、個人的な趣味の散歩、その他もろもろ、よりみちで出会ったことや感じたことをつづります。第4回目は、クマダが都内の文房&雑貨店を訪れるシリーズです。

更新日:2017/06/30

半年待った念願のMy印鑑を受け取りに「PAPIER LABO.」へ

編集部の「いい1日」リポート
昨年11月に千駄ヶ谷で移転OPEN

こんにちは。オズマガジン編集部のクマダです。
予算を決めて、その金額分の気に入った文具や雑貨を大人買いする…そんな休日が大好きな自称文具マニアの私。そんな私ですが、先日はあるひとつのアイテムを求めてお店へ行きました。「いい1日」リポートということで、少しだけ私の「My印鑑」を手に入れるまでの話にお付き合いください。

いつも素敵なアイテムに囲まれてうっとりする空間

編集部の「いい1日」リポート
内装の色使いなどは建築家ル・コルビュジエを参考にしているそうです

月日を遡ること約半年。取材に伺った千駄ヶ谷の雑貨店「PAPIER LABO.」で、その印鑑に出会いました。その名も「昇文堂」の手彫り印鑑。鹿児島の枕崎で昭和39年から印章と印刷のお店を営まれている神田さんという男性が、話した印象やその人の筆跡を元にイメージを膨らませ、半年かけて作り上げる手彫りの印鑑です。

取材は注文の窓口になっている「PAPIER LABO.」と神田さんとのお手紙のやりとりがメインだったのですが、お話を聞くほどに、神田さんの人柄や確かな彫技術、一生ものになる印鑑の素晴らしさに感動して、その場で即注文したのでした。

世界にひとつだけの、オーダーメイド印鑑

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英字やカタカナなどいろんな文字を好きにオーダーできる。値段は8640円~

注文は、店頭で枝を選び、掘る文字を決め、手書きでその文字を書く…という流れ。あとは「PAPIER LABO.」が郵送で神田さんに直筆の文字が書かれた紙と枝を届けてくださいます。製材する前の枝で作るので一本一本が異なり、押印面がすべて違って、世界にひとつだけの味のある印に。

注文から2ヶ月ほどでデザインパターンが届くのですが、どれも素敵で、選ぶのにとても悩みました。先日お店で完成印を受け取ったときは、神田さんが丁寧に彫り上げて下さった温かみが枝から伝わるようで、本当に注文してよかったと思いました。そして、半年前素敵な形の枝を選んだ自分を「よしよし」と心の中でほめました(笑)

いい1日が約束されるアイテムたちと出会える店

福岡の古道具店「四月の魚」を営む、関昌生さんのワイヤーワークス。こちらは台付き栞

半年間、待ちに待って手に入れた印鑑はなんだかとても重みがあって、それを受け取っただけでその日は一日ご機嫌でした。小さな紙ものの雑貨や文具をいくつも大人買いするのは大好きですが、たまにはこうして一生付き合っていける文具や雑貨を手に入れるのも、幸せだなあとしみじみ。そしてそんなアイテムと出会えるお店って、やっぱり貴重だな、とも。「PAPIER LABO.」では、印鑑以外にも注目のアイテムがたくさんあって、わくわくが止まりませんでした。

そして今日も文具と雑貨が増えていく

結局印鑑以外にも、Noritakeさんとコクヨコラボのノートと印刷加工連の紙のクリップを購入

印鑑を求めて行ったはずでしたが、結局ほかの文具もお買い上げ。店を出た後、あれ…?と思いましたが、でも、いいのです。好きなものを自分のものにしていく幸せ、好きなものに囲まれる幸せ。それらを手に入れた日は、家でもずーっといい1日なのです。

みなさんは文具や雑貨は好きですか? 一生持っていたいアイテムはありますか?
今後も、私の担当回では文具店や雑貨店、そこで取り扱うアイテムを紹介していきますので、ぜひ訪れてみてくださいね。さて次回は、編集クリヤマのいい1日リポートです。どうぞお楽しみに。

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※記事は2017年6月30日(金)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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