OZmagazine30周年記念号「本の町さんぽ」特集発売
更新日:2017/06/12
本日6月12日発売のOZmagazineは、創刊30周年記念号でもある「本の町さんぽ」特集。今月は素敵な本屋さんとそのまわりの町を巡るおさんぽガイドです。このところ東京には、カフェを併設した書店をはじめ、イベントを企画したり展示をしたりと、思いを持ったユニークな本屋さんが増えています。そしてその周辺には、本を片手に訪れたい、居心地のいいカフェや喫茶店、ユニークな雑貨店も。本屋さんがある町は、いい町である。まさにそんな実感を得られる楽しいさんぽをお約束します。本屋さんから始まる、めくるめく町さんぽ。今日はそんな誌面の見どころを編集部員クリヤマがダイジェストでご紹介します。気になった方はぜひ、書店やコンビニでお手に取ってみてください。
今いちばん注目の本の町・荻窪~西荻窪
もともと本屋さんが多い町という印象ですが、なかでも注目は昨年荻窪に誕生した新刊書店「Title」。誌面では店主の辻山さんをはじめ、周辺の個性派書店のスタッフさんたちがそれぞれ「さんぽ」をテーマにレコメンドする本もご紹介。町歩き中に食べたいキュートなガレットショップやカフェなど、今年オープンのお店も情報もしっかりナビゲート。
3つのルートで完全攻略・谷根千
かつて森鴎外や夏目漱石など多くの文豪が暮らしたという本の町、谷中・根津・千駄木エリア。この町を楽しむヒントは、「おいしい」と「かわいい」と「レトロ」。かわいい雑貨にときめくお買いものコースや、本屋めぐりの合間に食い倒れ旅。裏道や細道の多い谷根千ならではの巡り方を、ぜひ誌面でチェック!
ビジュアルブックにときめく、中目黒~代官山
セレクトショップやカフェなど、ハイセンスなお店が立ち並ぶこのエリアには、トレンドに敏感な若者やクリエイターもたくさん。そんな町の本屋さんには写真集や画集、装丁が素敵な洋書など、めくるたびに心がときめく本が揃っています。誌面では、訪れるだけでなんだかおしゃれさんになった気分を味わえる、センスあふれる名書店と近くのカフェをセットでご紹介!
その他のエリアも充実のガイド
昔から古書の町として親しまれている神保町では、老舗喫茶や古書店を巡るレトロさんぽがおすすめ。古い雑誌や昔の画集は、懐かしい質感だけれどどこか新しく見えてわくわくします。そのほか、池袋、下北沢、渋谷、駒沢大学、赤坂~乃木坂、駒込も本屋さんを中心とした町さんぽをご提案しています。
この夏読みたい1冊が見つかる・本カタログも
今回は最近本から遠ざかっている人も、きっとこの夏読みたい本と出会える全53冊のBOOKカタログもついています! プロの目利きである有名書店員のみなさんに、「泣きたいとき」や「やる気が出ないとき」など、今の心の状態にぴたりとくる1冊をお手製POPで紹介してもらいました。グッと来た1冊を求めて、さんぽへ出かけてみてください。
編集部員クリヤマのひとこと
ひとたび本に目を向けてみたら、さんぽがもっと楽しくなることを知りました。本屋さんが選ぶ町には、本をじっくり読みたい喫茶店やカフェや、紙もの雑貨が揃うお店があったりと、よりみちせずともいられないお店たちが待っていました。欲しかった1冊のとなりに偶然置いてあった本が、一生の宝物になったり、買った本がきっかけで店主やマスターとの会話が弾んだり。1冊の本を手に入れるための最短ルートは、今やたくさんありますが、わたしたちはやっぱりそんなよりみちの先にある偶然の出会いや、1ページずつじっくりページをめくる感触を大切に思っていたいなあ、と感じています。ということで。今月は本を巡る冒険へ。いい本屋さんのある町は、いい町である。そう自信を持ってお届けします。それでは今月も本の町で、いい1日を。きっといい1日をお約束します。
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