
興味はあるけどなかなか手を出せなかったり、難しそうに感じたり・・・。そんな事柄について、その道のプロに教えてもらうこの記事。今回は「植物」について、「オザキフラワーパーク」の百瀬謙太郎さんに教えてもらいました。
題字/そばまる

植物を育てるのに大切な“場所”のお話
植物のある暮らしに憧れるけどなにが必要?」「挑戦したけど枯れてしまった…」よくご相談いただきます。初夏にかけて植物を始めるにはとてもいい時期。まずは生活に取り入れるための「育てる場所」について考えてみましょう。
観葉植物はオフィスや商業施設、お部屋などの空間で、インテリアのアクセントからリラックスまでさまざまな効果を発揮します。メインで活躍している植物は熱帯雨林の巨大な木の陰に隠れる小さな苗木や、ジャングルの林床でやわらかい光の当たる環境に生息する品種たち。そんな環境由来のため強い陽射しや寒さを避けられる、人の生活環境に意外と順応してくれるんです。

どこが最適な環境かと聞かれたら、やっぱりレースカーテン越しの優しい光が入る場所。葉の表面で光合成を行いエネルギーの生産量が確保できれば OK。こればかりは人間が息を吸い溜めたりできないのと同様に、週1回ベランダに出して…というわけにはいきません。植物の活動の拠点になる「場所」の条件を整えてあげましょう。
窓から少し離れていても、明るい照明で6時間程度補助してやれば、置き場所の新たな候補地に。工夫ひとつで選択肢は広げられます。レッツトライ!
【季節の花&木】
ハナショウブ(花菖蒲)
6〜7月に咲く多年草。「何れ菖蒲か杜若」と言う通り、アヤメやカキツバタとそっくりだが、花弁の根元に細長い黄色の模様があればハナショウブ。
クチナシ(梔子)
ジンチョウゲ・キンモクセイと合わせて「日本の三大香木」とされるほど強い芳香を放つ白い花は、梅雨の風物詩。熟しても裂けない実が名前の由来。
教えてくれた人
百瀬謙太郎さん
植物好きの祖母からの影響で、グリーン業界へ。造園業などを経て、2015年から「オザキフラワーパーク」で観葉植物を担当。とりわけ好きな植物はユーフォルビア。
オザキフラワーパーク
TEL.03-3929-0544
住所/東京都練馬区石神井台4-6-32
営業時間/9:00~19:00
定休日/なし※臨時休業あり
アクセス/武蔵関駅より徒歩15分
この記事が掲載されているのはオズマガジン2025年6・7月号「アートの楽しみ方」特集

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※OZmagazine(2025年5月12日発売)の情報を転載しています。掲載情報は、2025年4月時点のものです。その後、変更が生じる場合がありますのでご了承ください