
興味はあるけどなかなか手を出せなかったり、難しそうに感じたり・・・。そんな事柄について、その道のプロに教えてもらうこの記事。今回は「薬膳」について、薬日本堂漢方スクール講師の齋藤友香理先生に教えてもらいました。日常生活に簡単に取り入れられるヒントが盛りだくさん。春を健やかに過ごすコツをチェック。
題字/そばまる

内側からプラスのエネルギーを生み出す春野菜
植物が芽吹き、動物が元気に動き出す春は、生命力に満ちあふれた季節です。冬の間に縮こまっていた体を伸ばし、内側からプラスのエネルギーを生み出すのに有効なのが春野菜。芽吹く力が旺盛なタケノコやアスパラガス、元気を補う甘み豊かな春キャベツや新タマネギなどを積極的にとりましょう。若竹煮やコールスローサラダ、アスパラガスのベーコン巻きなどもいいですね。

さらに春の食材として取り入れたいのは、苦みが特徴の山菜や菜の花、香りのいいクレソンやセロリなどです。苦みには熱を冷まして解毒をうながす働きがあります。春の陽気で生じやすいのぼせや目の充血、吹き出物が気になるときに、菜の花のパスタや山菜そばなどもいいですね。香りのいい食材はエネルギーを巡らせるので、新しい環境で落ち着かず、なんとなくイライラしがちなときにおすすめです。セロリとツナの和え物や蒸し鶏とクレソンのサラダなど、食卓に香りを添えて春をのびやかに過ごしましょう。
1年を通じて薬膳のヒントを紹介してきました。まずは旬の食材を食べる、季節や体調に合わせて食材を選ぶことから始めてみてください。薬膳の知識が日々の食卓に役立てば幸いです。

【ワンポイントアドバイス】
春の不調といえば花粉症。ネギや生姜、大根などの辛みがくしゃみ、鼻水などの軽減に役立ちます。普段のお茶にシソの葉をちぎって加え、鼻も気分もスッキリさせましょう。
教えてくれた人
齋藤 友香理 先生
薬剤師・薬日本堂漢方スクール講師。10年以上臨床を経験し、多くの女性と悩みを共有した実績を持つ。また外部セミナー講師や社員教育、『薬日本堂のおうち漢方365日』などの書籍監修にも携わる。

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薬日本堂漢方スクール 青山校
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WRITING/YUKARI SAITO
※OZmagazine(2025年3月12日発売)の情報を転載しています。掲載情報は、2025年2月時点のものです。その後、変更が生じる場合がありますのでご了承ください