新年を彩る、干支のヘビがモチーフのクッキー缶／泉屋東京店の「へびとねこ缶」

更新日：2025/01/10

文筆家・甲斐みのりさんが特別な日にいただきたいおやつをピックアップ。今回は「泉屋東京店」で購入できる「へびとねこ缶」をご紹介します。

画像／へびとねこ缶　1944円

2025年の干支のヘビがモチーフ、縁起のいいクッキー缶

新しい年を迎えてから、春の気配が立ち始める2月の節分までの間。これからの1年より多くの福が舞い込むように、食事もおやつも、縁起のいい食べ物を味わうよう意識しています。なかでもこの時期に見つけやすいのが、その年の十二支をモチーフにしたおやつ。巳年の2025年、ヘビに関するおやつはないかと探したところ、なんとも愛らしいクッキー缶に出合いました。その名も“へびとねこ缶”。昭和2年に日本で初めてクッキーを販売した「泉屋東京店」の季節の限定商品です。

“まるちゃん”というハチワレ猫や、“ハク”という白ヘビが、お茶会を開く和やかな風景が描かれた缶を開くと、中にも猫とヘビのクッキーが。泉屋のシンボルマークをかたどった浮き輪や、フルーツやハーブのクッキーも詰め合わせされています。

さらに嬉しいのが、このクッキー缶に込められた物語を描いたミニ絵本とぽち袋が、お年玉のように付いていること。絵とお話は、イラストレーター・セツサチアキさんが手がけています。神の使いとされる白ヘビは、縁起のよい動物と伝えられ、再生や金運の象徴。今年も健やかにおやつを楽しめる気がします。

取材・文／甲斐みのり