高架下リニューアルで盛り上がる街！学芸大学駅周辺の最旬よりみちスポット4選

新旧が無限に入り交じる令和時代の新商店街

黒区中心部に位置する学芸大学駅。名は昔近隣にあった「東京学芸大学」に由来。駅周辺には東西に延びる「東口商店街」「西口商店街」を主として、「公園通り商栄会」「本通り商店街」「東急コリドール会」「学大十字街」といった商店街があり、多彩な店が駅からどこまでも連なる。

話題のネオ酒場があったり、隣には古い喫茶店があったり。そのまた隣にはビストロ、はたまたおはぎ店など新旧が無限に入り交じる個性豊かなストリートはこの街ならでは。

一方で商店街からそれた路地裏や駅から少し外れた場所にも、隠れ家のような人気スポットが点在しており、インド・ゴアのカレーが食べられる「表面張力」やカフラテが絶品の「113CAFE Chuo,Meguro」もそのひとつ。街を歩くほどに発見があり、散策の楽しみが尽きない。

また2021年に発足した学大高架下プロジェクト「GAKUDAI KOUKASHITA」により2024年、駅南側には新エリアの「GAKUDAI PARK STREET」が誕生。店主の個性が光る飲食店や気軽に立ち寄れるカルチャーショップなどがあり、ますます地域を盛り上げている。

新旧が混在する学芸大学駅。この地に開業して20年以上街を見てきた古書店「流浪堂」の二見さんは「景色は様変わりしても、街の人の気質は昔と変わらず温かい」と、その言葉通り古き店も新しき店も
皆アットホームで心地よい。どこまでも続く商店に身をまかせて、街をぶらぶらと楽しみたい。

インドでも食事制限が少ないゴア地方で学んだローカルカレー

インド・ゴア地方のカレーが味わえる小さなお店。現地の味を求め、店主がゴアでおいしい店を見つけては通い、キッチンを見学させてもらいながら研究。特に、欧州ポルトガル料理の影響を取り入れた調理法がゴア地方のスタイルだそう。

シャクティマサラと呼ばれるご当地ミックススパイスを使い、オイリー感たっぷりのピリ辛で酸味の利いた味わいはまさに本場さながら。定番のポーク、フィッシュ、チキンに加え、シーズナルの4種を用意。

小さな商店街に佇む地域に根差した憩いの場

学芸大学駅と祐天寺駅の間にある目黒中央中通り商店街沿いにオープンしたカフェ。アボカドのオープンサンドや自家製グラノーラなどフードのほか、パティシエが作る焼き菓子がいただける。また8時30分からの営業でモーニングメニューもあり、地域民の朝のスタート地点にもなっているそう。

コーヒーや紅茶、ワインにクラフトビールまで揃え、なかでもおすすめは専用のブレンド豆で淹れるカフェラテ。甘みと酸味と苦みのバランスにこだわった至福の1杯がフードやスイーツともよく合う。

街の人とともに在り続ける古書店

地域に愛されてきた古書店が休業から2年の時を経てカムバック。およそ20坪の店内には約1万冊が並び、そのほとんどはお客さんからの買取と、そんなお客さんたちのことを想像して店主がセレクトしたもの。

昔の雑誌や絵本、漫画、詩集など街の人から受け継いだ大切な本を、新しい読み手へと大事に手渡していく。

懐かしさとおいしさに思わず夢中になる絶品洋食

学芸大学の人気店「酒場 浮雲」の店主が念願だったという洋食店を開業。めざしたのは子供から大人まで楽しめる街の洋食店。ハンバーグにエビフライなど広く愛されるザ洋食が勢揃い。

国産A5黒毛和牛やブラックタイガーといった厳選素材や、1週間かけて作るデミグラスソースなど手間暇をかけた王道のおいしさがここにあり。