オズモール、甲斐みのり、京橋千疋屋、千疋屋、フルーツババロア

みんなで食べたい大きなババロア/京橋千疋屋の「ホールフルーツババロア」

更新日:2024/10/28

文筆家・甲斐みのりさんが東京でめざして訪れたいおやつの店をピックアップ。今回は「京橋千疋屋」で購入できる「ホールフルーツババロア」をご紹介します。

ホールフルーツババロア12cm 2916円

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自慢のフルーツがごろごろ。記念日にもおすすめ

老舗果物店「京橋千疋屋」の創業は明治14年。江戸時代後期に誕生した「千疋屋総本店」3代目・代次郎の妹であるキヨが、2代目の父の時代に番頭として商いを支えた谷治郎吉に嫁ぎ、二人は暖簾分けという形で京橋千疋屋を始めました。

大正時代は丸の内ビルディングに店舗を構え、昭和8年に宮内省御用達を拝命する名誉も。143年という時を経て今では、東京都内の駅ビルや百貨店、神奈川・千葉・静岡と広がりをみせています。

大正時代から昭和初期には、季節の果物を描いたマッチ箱を配っていたそう。そのどれもが愛らしいデザインで、今も新鮮に目に映るものばかり。ウェブの「マッチ箱デザインギャラリー」をぜひのぞいてみてください。

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個人的によく利用している地域にも店舗があるので、ほっとひと息つきたいときや、なにかひと区切りついて自分にご褒美を用意したいときに立ち寄って、そのときどきの好きなデザートを買い求めています。

オレンジやグレープフルーツをくり抜いたゼリーや、フルーツプリンなどいろいろな好物があるのですが、なかでも特別な存在が、カップ入りの「フルーツババロア」よりも大きなサイズの「ホールフルーツババロア」(ホールは3日前までの要予約)。

ふんわり口どけのいいバニラ味のババロアに、メロン、いちご、キウイ、ぶどう、オレンジ、グレープフルーツ、パイナップル、ブルーベリーを合わせて色鮮やか。果物は季節で変わります。

このホールフルーツババロア、私の家族も大好物。かつてはひとり占めしてみたいと欲張りな理想を抱いていたけれど、今はわいわいと好きなフルーツをとりわけながら、仲良く味わう時間を幸せに感じます。フルーツが好きな方への誕生日ケーキに選ぶのもおすすめです。

取材・文/甲斐みのり

おやつDATA

商品名
ホールフルーツババロア12cm 2916円
販売店
京橋千疋屋 京橋本店
TEL.03-3281-0300
住所/東京都中央区京橋1-1-9
営業時間/販売9:00~19:00 土・日10:00~18:00、飲食9:00~19:00(18:30LO) 土・日10:00~18:00(17:30LO)
定休日/なし
アクセス/京橋駅より徒歩5分

PROFILE

甲斐みのり(かい・みのり)
文筆家。お菓子や地元パン、クラシックホテル、雑貨や暮らしなどを主な題材に、書籍・雑誌・WEBに執筆。各地の観光案内パンフレットも手がける。近著に『愛しの純喫茶』(オレンジページ)、『朝おやつ』(ミルブックス)などがある。

ホームページ
Loule

TEXT/MINORI KAI PHOTO/MANABU SANO

※記事は2024年10月28日(月)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります