オズモール、甲斐みのり、巴裡 小川軒、手土産

東京を代表する老舗のときめき手土産/巴裡 小川軒の「ふくろうキャラメルサブレ」

更新日:2024/06/21

文筆家・甲斐みのりさんが東京でめざして訪れたいおやつの店をピックアップ。今回は新橋「巴裡 小川軒 新橋店」で購入できる巴裡 小川軒の「ふくろうキャラメルサブレ」をご紹介します。

画像/ふくろうキャラメルサブレ5個入 1350円

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巴裡 小川軒「ふくろうキャラメルサブレ5個入」

「小川軒のレイズン・ウイッチ」といえば、東京を代表する手土産のひとつ。小川軒の歴史は、明治38(1905)年に、小川鉄五郎が汐留で「小川軒」というレストランを始めたのが始まりです。当時はビフテキなどの洋食を提供していました。昭和に入って2代目の小川順と弟の斌が、店の一角で洋菓子の物販を開始したのをきっかけに、レイズン・ウイッチの原型を考案。今では四角い形でお馴染みだけれど、当初は大きなクッキーにクリームとレーズンをはさみ、ショートケーキのように三角形にカットしていたり、丸い形だった時代もあったといいます。その後、レイズン・ウイッチを含めた洋菓子全般が独立する形で、「巴裡 小川軒」が創業しました。

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そんな歴史ある巴裡 小川軒には、レイズン・ウイッチの他にも、毎日目黒工房で作られる数々の端正な洋菓子が並んでいます。ショートケーキ、ロールケーキ、シュークリーム、エクレアなどの生菓子もおすすめしたいけれど、レイズン・ウイッチ同様に手土産にして喜ばれるのが「ふくろうキャラメルサブレ」。ココナッツミルクパウダーを使ったふくろう型のサブレ生地に、蜂蜜、生クリーム、ミルク、砂糖、バニラを合わせた、こっくり甘い特製キャラメルクリームをサンド。ふくろうは古来より福を呼び込む縁起のいい動物とされているので、お祝いの席に届けるのにも重宝。自分でも嬉しいことがあった日のおやつに、温かいお茶と合わせて味わいます。

取材・文/甲斐みのり

おやつDATA

商品名
ふくろうキャラメルサブレ5個入 1350円
販売店
巴裡 小川軒 新橋店
TEL.03-3571-7500
住所/東京都港区新橋2-20-15新橋駅前ビル1号館1階
営業時間/平日10:00〜18:30、土10:00〜17:00
定休日/日・祝(不定)
アクセス/新橋駅よりすぐ

PROFILE

甲斐みのり(かい・みのり)
文筆家。お菓子や地元パン、クラシックホテル、雑貨や暮らしなどを主な題材に、書籍・雑誌・WEBに執筆。各地の観光案内パンフレットも手がける。近著に『愛しの純喫茶』(オレンジページ)、『朝おやつ』(ミルブックス)などがある。

ホームページ
Loule

TEXT/MINORI KAI PHOTO/MANABU SANO

※記事は2024年6月21日(金)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります