駅前の再開発で近代的になりながらも、今も昔も変わらない飾り気のない日常の風景がある北千住にはたくさんの銭湯が点在。そこで今回は散歩の締めのひとっ風呂に寄りたい銭湯を6つご紹介! 宮造りの外観や銭湯絵師によるペンキ絵など、東京の銭湯ならではの独特な様式が残されているところも多いので、いろいろ巡って違いを楽しむのもオススメ。
江戸っ子好みの熱めのお湯が魅力
梅の湯(ウメノユ)
2022年で創業95年を迎える銭湯。夏は43度、冬は45度で沸かしたお湯は、遠赤外線効果で保温性が高められている。そのため、湯上がり後は体はホカホカ、お肌はしっとり。浴室の壁に描かれた壮大なペンキ絵や、入口にある錦鯉のタイル絵など鑑賞ポイントも多い。
DATA
住所/東京都足立区千住旭町41-11
営業時間/16:00〜23:30 土・日・祝日〜23:00
定休日/不定(主に日)
アクセス/北千住駅よりすぐ
露天風呂もあり、バラエティ豊か
金の湯(カネノユ)
住宅街の中にある3代続く銭湯。男湯と女湯を跨って描かれた大きな富士山のペンキ絵は、現役最年長の銭湯絵師・中島盛夫さんが2020年に描いたもの。薬湯の入ったぬる湯の寝風呂や、しっかりあたたまるあつ湯のほか、サウナや水風呂、露天風呂などお風呂の種類が充実。
DATA
住所/東京都足立区千住柳町36-8
営業時間/15:00〜24:00
定休日/火・第1水曜
アクセス/北千住駅より徒歩16分
縁側で過ごす、至福の湯上がり
タカラ湯(タカラユ)
1927年創業の老舗銭湯。紅葉にツツジ、アジサイなど四季折々で表情を変える日本庭園を眺められる浴室は、水曜のみ女湯に。豪華な破風の外観や、縁側のベンチからの眺めなど、見どころも満点。ちょっぴり体がしびれる電気風呂や赤外線風呂などお風呂もバラエティ豊か。
DATA
住所/東京都足立区千住元町27-1
営業時間/15:00〜23:00
定休日/金曜
アクセス/北千住駅より徒歩20分
スタイリッシュな和モダン銭湯
大和湯(ヤマトユ)
学生通り商店街を抜けた先にある柳原商店街の銭湯。下段は唐破風、上段は千鳥破風という豪華な宮造りの入口をくぐると、開放感のあるロビー、落ち着いた色調の浴室など、現代的空間が広がっている。日替わりの薬湯が楽しめる露天風呂もここちよい。
DATA
住所/東京都足立区柳原2-43-1
営業時間/15:30〜23:30 日曜14:00〜
定休日/水曜
アクセス/北千住駅より徒歩9分
テンション上がるミニプール付き
ニコニコ湯(ニコニコユ)
銭湯絵師・丸山清人さんのペンキ絵が美しい大正通り沿いにある銭湯。熱めの薬湯や、お腹まわりをほぐすエステバス、肩たたき湯などジェット風呂が充実している。ミニプールやソルトサウナのある浴室は男女日替わりなので、Twitterでスケジュールを確認しよう。
DATA
住所/東京都足立区千住柳町2-10
営業時間/15:00〜24:00
定休日/木曜
アクセス/北千住駅より徒歩12分
地元民が集うコミュニティ的銭湯
美登利湯(ミドリユ)
戦前から続く銭湯。井戸水を汲み上げ、薪を使って沸かしたやや熱めのお湯で、浅湯と深湯を楽しめる。ランナーのための荷物一時預かりサービスも行っており、荒川土手沿いをしっかり走った後に利用する客も多い。立派な宮造りの外観は壮観。
DATA
住所/東京都足立区千住旭町25-11
営業時間/16:00〜23:30
定休日/火曜
アクセス/北千住駅より徒歩6分
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※オズマガジン2023年1月号「北千住名店案内」の記事を一部転載
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オズマガジン2023年1月号は「北千住名店案内」特集
都内でも上位の乗降客数を誇る北千住駅。暮らす人も働く人も多く、活気あるこの町は、老舗喫茶店や八百屋さんに総菜店、銭湯をはじめ、長く愛され続ける名店の姿が健在。昨今では大学も増加し、町に若者が増え、ネオな酒場や古民家カフェ、セレクトショップなども盛り上がっています。グルメ情報を中心に、1冊あれば年中使える保存版ガイド!
PHOTO/MIHO KAKUTA、WRITING/YOMO URASHIMA