歴史を感じる老舗から話題の新店まで、魅力あふれるお店が並ぶ日本橋・八重洲・京橋エリア。そこで今回は、このエリアならではの粋で贅沢なごほうびディナーがいただけるお店を8つご紹介！ 個室があるお店も多いのでお祝いなどの特別な日を過ごすのもおすすめ。
【1】隅田川のほとりで営む割烹スタイルの広東料理店
旬華 なか村（シュンカ ナカムラ）
マンダリンホテルの星付き広東料理店などで研鑽を積み、日本料理の厨房や香港で家庭料理を学ぶなど、経験値の高いシェフが開いた注目店。夜はおまかせコース（13200円）のみで、12～13品の料理が割烹形式で登場。紹興酒でやわらかく蒸したアワビや、焼きたて熱々で食べる広東式叉焼、新感覚の揚げピータンなど、心に残る美味がたくさん。
DATA
住所／東京都中央区東日本橋2-11-7 ラスパシオ東日本橋リバーサイド1F
営業時間／11:30～13:30（L.O.13:00）18:00～22:00（L.O.19:30）※コースは要予約（2名～）、夜の利用は小学生以上、4名から貸し切り可
定休日／日・祝日、土曜ランチ
席数／10
予算／昼1000円～、夜13200円～※コースはサ別10％
アクセス／東日本橋駅より徒歩3分
【2】時代小説のような空間で江戸の味と粋を堪能
よし梅 芳町亭（ヨシウメ ヨシチョウテイ）
あでやかな花柳界の気配を色濃く残す、数寄屋造りの一軒家。屋久杉を使った天井など登録有形文化財でもある贅を凝らした空間でいただけるのは、江戸っ子が愛したねぎま鍋（15000円～）。脳天やカマなどうまみの濃いマグロのトロをカツオ出汁にくぐらせて、とろっと甘いネギと一緒に食べれば、江戸の粋に触れる素敵な時間が匂い立つ。
DATA
住所／東京都中央区日本橋人形町1-5-2
営業時間／17:00～22:00（L.O.21:00）※要予約（2人～）
定休日／土・日・祝日
席数／30（全室個室）
予算／15000円～※サ別10％
アクセス／人形町駅より徒歩2分
【3】ハレの日にこそ訪れたい東京が誇るすき焼きの名店
人形町今半 人形町本店（ニンギョウチョウイマハン ニンギョウチョウホンテン）
日本有数の目利きが選ぶ牛肉は1枚が40gと堂々たる大きさ。熟練の炊き手が1枚1枚、最高の状態で仕上げてくれるから、食べ応えがあるのにとろりと溶けて消える極上の食べ心地。東京好みのしっかり濃い割り下に、秋は銀杏、冬は聖護院蕪など季節で変わる野菜たち。贅沢な時間を約束してくれるすき焼特上は8250円。写真は2人分。
DATA
住所／東京都中央区日本橋人形町2-9-12
営業時間／11:00～15:00（L.O.）17:00～22:00（L.O.21:00※コースL.O.20:30）土・日・祝日11:00～22:00（L.O.21:00※ランチL.O.16:00、コースL.O.20:30）※要予約
定休日／不定
席数／80(個室あり、夜のみ個室料1室2200円～ )
予算／昼6000円～、夜15000円～※昼予約・夜はサ別10％
アクセス／人形町駅よりすぐ
【4】特別な日を彩る華やかな料理と優美なひととき
Chez Inno（シェ・イノ）
日本のフランス料理界を牽引してきた老舗グランメゾン。どことなくエキゾティックで甘いソースのスズキの薄切り バジリコ風味など、フレンチの醍醐味を教えてくれる名物の味をぜひ。デザートはワゴンから選ぶスタイルで、少しずつ全部なんてわがままもOK。優雅を極めた空間へ、とびきりのおしゃれをして訪れたい。夜コース18700円。
DATA
住所／東京都中央区京橋2-4-16 明治京橋ビル1F
営業時間／11:30～13:30（L.O.）18:00～20:30（L.O.）※要予約（2名～）、利用は中学生以上、ドレスコードあり（男性はジャケット着用）
定休日／日曜
席数／48
予算／昼7700円～、夜18700円～※サ別13％
アクセス／京橋駅よりすぐ
【5】おいしい仕掛けが満載の海と山の美味を堪能
人形町 やま田（ニンギョウチョウ ヤマダ）
十間六尺のカウンターの目の前で生きたイカや蟹をさばいたり、炭で炙ったり、劇場のようにライブ感のある割烹料理店。11000円コースの秋の向付は毛ガニとイクラの香箱。昆布だしで花を咲かせた脚と、蟹ミソで和えたほぐし身をイクラとともに味わうなど、工夫を凝らした山海の恵みが続々登場。ほおが落ちるような口福が待っている。
DATA
住所／東京都中央区日本橋人形町1-9-2 富士ビルB1F
営業時間／17:00～23:00（L.O.21:30）日・祝15:00～
定休日／なし
席数／35（個室あり）
予算／11000円～
アクセス／人形町駅よりすぐ
【6】日本橋らしい上質空間で鰻尽くしの一夜を
日本橋いづもや 本店（ニホンバシイヅモヤ ホンテン）
紀州備長炭で焼きあげた黄金色のうな重は、甘さ控えめのきりっとしたタレが品よく、ほおばれば口いっぱいに広がる鰻の香りとうまみ。う巻きやうざく、白焼きなどにうな重もいただける鰻尽くしコース（9900円～）は鰻好きが歓喜する至福の時間。浮世絵などが飾られた昭和21年築の日本家屋にも風情と品格を感じる。
DATA
住所／東京都中央区日本橋本石町3-3-4
営業時間／11:00～14:00（L.O.13:30）17:00～21:00（L.O.20:00）
定休日／日・祝日※土用の丑の日は営業
席数／80（個室あり）
予算／昼2310円～、夜9900円～※個室はサ別10％
アクセス／三越前駅、新日本橋駅より徒歩3分
【7】柔軟な発想から生まれた世界を旅する皿を新体験
LA BONNE TABLE（ラ ボンヌ ターブル）
Farm to tableの考えのもと、最高の食材をカジュアルに味わえる新機軸のフレンチ。地球単位で旬を考える皿の数々がシェフの真骨頂。例えば鮎のコンフィにほろ苦いモーレネグロ（カカオと発酵唐辛子のメキシコのソース）やスイカを合わせ、鮎の内臓の苦みや皮の香りを引き立てるなど、世界の夏が1皿に集結。食の新しい楽しみ方を教えてくれる。夜コース10000円。
DATA
住所／東京都中央区日本橋室町2-3-1 コレド室町2 1F
営業時間／11:30～15:00（L.O.13:30）18:00～23:00（L.O.20:30）※要予約、利用は小学生以上
定休日／月曜（祝日の場合前後不定休）
席数／40
予算／昼6000円～、夜13000円～※サ別10％
アクセス／三越前駅、新日本橋駅直結
【8】季節の移ろいを彩り豊かな料理で楽しむ
桂花苑（ケイカエン）
家族の集まりなどでもゆったり過ごせる中華の名店。伝統的な技法と繊細な感性で仕上げる広東料理は、素材の滋味をこよなく引き立てるものばかり。10月31日まで秋の実りをめでる「美味彩華2022 白秋」を開催。松茸やポルチーニ茸など今こそ食べたい秋色の1皿や伝統のフカヒレなど創意あふれる料理が楽しめる。夜コース15730円。
DATA
住所／中央区日本橋蛎殻町2-1-1 ロイヤルパークホテルB1F
営業時間／11:30～14:30（L.O.14:00）※土・日・祝日～15:00（L.O.14:30）17:30～21:30（L.O.21:00）
定休日／なし
席数／48（個室あり、4名～、個室料1室6050円～）
予算／昼3267円～ (土・日・祝日4840円～)、夜5000円～ （土・日・祝日8470円～）
アクセス／水天宮前駅直結
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※オズマガジン2022年10月号「みんなの日本橋・八重洲・京橋」の記事を一部転載
※掲載店舗などの情報は、取材時と変更になっている場合もあります。最新の情報は公式HPにてご確認ください
オズマガジン2022年10月号は「みんなの日本橋・八重洲・京橋」特集
今、日本橋周辺がアツいです。人気店が増え続け、昔より土日に営業する店も多くなったため、いつ訪れても活気を感じます。今回は、そんな日本橋周辺を「兜町～茅場町」、「八重洲～日本橋～ 京橋」、「小伝馬町～馬喰町」などエリアごとにご紹介。普段使いとハレの日使いに分けたグルメ案内もご用意しました。3年ぶりの日本橋特集、ぜひご覧ください。
PHOTO／AYUMI OHSAKI、RYUMON KAGIOKA、WRITING／KAORI MINETSUKI
