雷門や仲見世、花やしきなどの観光地としての顔と下町らしいのどかな雰囲気が共存する浅草エリア。この地には歴史ある喫茶店から、新感覚の喫茶店まで個性豊かな名店が大集合。そこで今回は、これからもずっと残ってほしい浅草の名喫茶を7店ご紹介。さんぽ途中のカフェタイムにぜひ訪れて。
【1】昭和の風情漂う落ち着いた店内で絶品玉子サンドを召し上がれ
ハトヤ
浅草ゆかりの役者にも愛されてきた、新仲見世アーケード内の喫茶店。昭和初期創業の歴史ある店で、先代の「簡単に味を変えないように」という教えを守り、パンやハムなどほとんどの材料を昔から付き合いのある地元の業者から仕入れている。サンドイッチに使用するマヨネーズも昔と同じレシピで手作りするなど、ここでしか味わえないおいしさを提供し続け、地元客をはじめ観光客からも愛される。浅草観光の休憩に立ち寄ってみて。
DATA
住所/東京都台東区浅草1-23-8
営業時間/10:30〜17:30(17:00L.O.)
定休日/なし
アクセス/つくばエクスプレス浅草駅より徒歩7分
【2】創業時から変わらない味と趣をコの字型カウンターで堪能して
珈琲アロマ
あたたかな店内の雰囲気や店主の人柄が地元客に愛され続ける老舗喫茶店。酸味や苦みのバランスを重視したブレンドコーヒー(350円)は、田原町のベーカリー「ペリカン」のパンに生玉ねぎとピクルスを挟んだ、爽やかな味わいのオニオントースト(280円)と好相性。
DATA
住所/東京都台東区浅草1-24-5
営業時間/8:00〜18:00
定休日/土・日・祝日
アクセス/つくばエクスプレス浅草駅よりすぐ、田原町駅より徒歩5分
【3】歴史を感じる趣のある店内で今も昔も愛される和スイーツを
梅園 浅草本店
浅草寺の別院・梅園院に開かれた茶屋がルーツの甘味処。初代考案のあわぜんざい(792円)は餅きびを半つきしてねりあげ、蒸した餅にあつあつのこし餡をかけた逸品。最近は色鮮やかなメロンソーダ(550円)も人気。趣がありつつ親しみやすい店の雰囲気に心も和む。
DATA
住所/東京都台東区浅草1-31-12
営業時間/11:00〜17:00 土・日・祝日〜18:00
定休日/水曜、ほか不定休あり
アクセス/浅草駅より徒歩2分
【4】ホテルのレストランで腕を磨いた2代目店主の洋食をお目当てに
ロッジ赤石
店主の故郷、長野県の赤石岳にちなんだロッジ(山小屋)風のインテリアが自慢。濃厚なナガノトマトのケチャップで仕上げるナポリタン(900円)は、麺を茹でた後に寝かせることでもちもち食感を実現。食後はサイフォンで1杯ずつ丁寧に淹れたコーヒー(600円)を。
DATA
住所/東京都台東区浅草3-8-4
営業時間/9:00〜24:00、日・祝日〜25:00
定休日/月曜
アクセス/つくばエクスプレス浅草駅より徒歩7分
【5】ひと口で口福気分になれる焼き印入りのホットケーキが名物
天国
「今日は“天国”に行こうよ」。そんな会話を生む店名も楽しい喫茶店。開店以来の名物、銅板で手焼きしロゴ焼き印を押すホットケーキはコーヒーとセットで1100円。香ばしい生地は、深煎りながらすっきりとした後味のオリジナルブレンドとも合う。
DATA
住所/東京都台東区浅草1-41-9
営業時間/12:00〜18:30
定休日/火曜
アクセス/つくばエクスプレス浅草駅より徒歩2分、浅草駅より徒歩5分
【6】アンティークな店内で味わいたい濃厚チーズケーキとインテリア
ローヤル珈琲店
飴色の天井で輝くシャンデリアなど品のよいインテリアをはじめ、入口横に鎮座する焙煎機も開業時の景色を今なお色濃く残している。鎌倉の名店から特別に取り寄せるコク深い鎌倉山チーズケーキと酸味の利いた自家焙煎コーヒーの相性抜群なセットは850円。
DATA
住所/東京都台東区浅草1-39-7
営業時間/8:00〜19:30
定休日/なし
アクセス/浅草駅より徒歩4分、つくばエクスプレス浅草駅より徒歩3分
【7】今では珍しいテーブルゲーム機でタイムスリップ気分を味わおう
デンキヤホール
電器店として開業したが「女性や子供にもできる商売を」と甘味喫茶に。人気メニューのオムマキ(700円)はオムライスのライスの代わりに深蒸し太麺を包んだもので、浅草・京都・長野の七味で〝味変〟も。ほろりとした口溶けのゆであずき(550円)はグラスで提供。
DATA
住所/東京都台東区浅草4-20-3
営業時間/9:00〜21:00
定休日/水曜
アクセス/つくばエクスプレス浅草駅より徒歩10分
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※オズマガジン2022年5月号「新しい下町さんぽ」の記事を一部転載
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PHOTO/MANABU SANO、AYUMI OHSAKI、AYA MORIMOTO、WRITING/MIWAKO MORI、AKARI UEDA、REI YANASE