【サステナブルチャレンジ】楽しく始めるSDGsアクション！エコな暮らしやフードロスレシピ、エシカルグッズや話題のスポットまで

捨てられがちな“成熟したバナナ”を使い切って食品ロスを減らすアイデア【サステナブルチャレンジ】

更新日：2022/03/02

オズモール・オズマガジンとはじめる、SDGsアクション。小さな“サステナブルチャレンジ”から挑戦してみませんか？　今回は、まだ食べられる状態なのに成熟して茶色くなったために廃棄されがちなバナナを“大人なバナナ”と命名して救う活動をしている、北本真唯さん、北川桃子さん、中䑓千智さん、草野菜月さんに、“大人なバナナ”を使い切る簡単おやつレシピを教えてもらいました。

今回のサステナブルチャレンジは“「大人なバナナ」をおいしく使い切る”

スイーツ作りで捨てられがちな茶色くなったバナナを救う

Q.活動を始めたきっかけは？
「日本での食品ロス(※)は年間で約600万トン。特に果物の中でも消費量が多いバナナは市場に出回る分、廃棄量も多いと言われています。ほぼ輸入に頼るバナナは輸送でCO2が排出。環境に負荷をかけているのに、まだ食べられる状態での廃棄の現実に違和感を覚えました。実は学生時代に留学したスウェーデンでも食品ロスは大きな問題でした。そのときサステナビリティの授業で私と北川さんが出会い、現地のスーパーで大量の食品廃棄に直面。帰国後、アメリカ留学でSDGsの勉強をした中䑓さんも誘って3人で捨てられがちな成熟したバナナを“大人なバナナ”と命名し、救う活動をスタート。2021年に草野さんも加わりました。“大人なバナナ”で作ったケーキのカフェでの販売、小学校などで食品ロスの講演やメディア出演で普及活動しています」。（北本さん）
(※)農林水産省及び環境省の「平成30年度推計」

Q.“大人なバナナ”の魅力は？
「スイーツをよく作るのですが、熟していて甘みが強いので砂糖も少なめでいいし、栄養も豊富。バナナを通して食品ロスを解決しながら、4人でレシピを出し合って楽しく続けています」。（北本さん）

北本さん、北川さん、中䑓さん、草野さんのSDGsマイルール

●スーパーでは見切り品を買うようにする
●地産地消を意識して地元の朝市行く
●量り売りを利用してムダに買い過ぎない

大人なバナナで始めるSDGs！レンチン簡単おやつレシピ

下／左から大人なバナナ、卵、オートミール、はちみつ、シナモン、ドライフルーツ

大人なオートミールカップケーキ

◆材料（1人分）◆
・大人なバナナ　1／2本
・卵　1個
・オートミール　3／4カップ
・大人なバナナ　1本
・砂糖　大さじ3
・はちみつ　小さじ1
・シナモン　少々
・ナッツ、ドライフルーツ　適量

◆作り方◆
【1】耐熱皿にバナナを入れてフォークの背でつぶし、卵を加えて混ぜる。
【2】［1］以外の材料をすべて加えて混ぜたら、ラップをせずに電子レンジで2分加熱する。
※1カップは200cc、大さじ1は15cc、小さじ1は5cc、電子レンジは600ｗを使用。

POINT

余ったバナナはトッピングをして食べ切る。腹持ちがよく朝食にも◎

下／左から大人なバナナ、牛乳or豆乳、ココア、シナモン

ホットチョコレートバナナ

◆材料（1人分）◆
・大人なバナナ　1／2本
・牛乳or 豆乳　1／2カップ
・ココア　大さじ1
・シナモン　適量

◆作り方◆
【1】耐熱製のマグカップにバナナを入れてフォークの背でつぶす。
【2】牛乳とココアを加えて混ぜたら、ラップをせずに電子レンジで2分加熱し、シナモンを振る。

POINT

残ったバナナ半分は冷凍しアイス感覚で食べたりスムージーに活用

下／左から大人なバナナ、砂糖、レモン汁

大人なバナナジャム

◆材料（作りやすい分量）◆
・大人なバナナ　1本
・砂糖　大さじ3
・レモン汁　少々
・クラッカー　適量

◆作り方◆
【1】耐熱皿にバナナを入れてフォークの背でつぶす。
【2】砂糖とレモン汁を加えて混ぜたら、ラップをせずに電子レンジで2分加熱する。

POINT

パンやトルティーヤに塗ったり、ヨーグルトにかけてもおいしい

PROFILE／大人なバナナプロジェクト　北本真唯さん、北川桃子さん、中䑓千智さん、草野菜月さん

食品ロスを減らすため4人で活動するプロジェクト。熟して皮が茶色くなったバナナを“大人なバナナ”と命名。SNSへのスイーツレシピの投稿や小学校での講演、音楽制作など、バナナを通して食べ物の大切さ発信中。

ＯＺのサステナブルチャレンジとは？【連載中】

SDGsとは、「Sustainable Development Goals（持続可能な開発目標）」の略称。2015年9月に採択。国連加盟の193カ国が2030年までに持続可能なよりよい世界を実現すべく掲げた国際社会共通の17の目標。

SDGsと言われても「それって何なの？何から始めればよいの？」と、難しく考えてしまう人も多いはず。でも実は、毎日の暮らしのなかにヒントがたくさんあるんです。食材をムダなく活用するのも、エコバックを持ち歩くのも、サステナブルなSDGsアクションのひとつ。そこでオズモールでは、楽しみながら始められる「#サステナブルチャレンジ」をガイドしていきます。ぜひ参考にして、できることから始めてみて。

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