余りがち食材をおいしく食べ切るドデカパン作り!フードロスを減らすアイデア【サステナブルチャレンジ】
【サステナブルチャレンジ】楽しく始めるSDGsアクション!エコな暮らしやフードロスレシピ、エシカルグッズや話題のスポットまで

余りがち食材をおいしく食べ切るドデカパン作り!フードロスを減らすアイデア【サステナブルチャレンジ】

更新日:2021/11/29

オズモール・オズマガジンとはじめる、SDGsアクション。小さな“サステナブルチャレンジ”から挑戦してみませんか? 今回は、「飽きずに最後まで食べ切るパン作り」を心がける、“ドデカパン”レシピが人気のおうちパン研究家、吉永麻衣子さんに、余りがちな食材や果物の皮までを使い切る事でフードロスを減らすパン作りのアイデアを教えてもらいました。

今回のサステナブルチャレンジは“余りがち食材をおいしく食べ切るドデカパン作り!”

サステナブルチャレンジ ドデカパン作り
上/リンゴの皮は捨てずに乾かして天然酵母を作る 下/小麦粉は国産、ナッツ類はオーガニックだと安心して使える

余り食材や青果の皮まで使うパン作りで、フードロスに貢献

「飽きずに最後まで食べ切るパン作り」を心がける、“ドデカパン”レシピが人気の吉永麻衣子さん。
「チクワやハムから餃子まで、半端に余った食材をパン作りの具材にするほか、数切れ残った食パンなどはラスクなどにアレンジして食べ切ります。こうした工夫が食べ残しによるフードロスを減らす一歩です」

年間約600万t、毎日ひとりが茶碗1杯のごはんを廃棄するフードロスを減らすためにできることは?
「食べ切るからこそ、原料から栽培過程まで生産背景には、こだわっています。小麦粉は北海道から取り寄せ、野菜や肉は生産者の顔やストーリーが分かるものを選ぶようにしています。青果は皮を捨てずにお菓子作りの材料や酵母を作るなどまるごと使い切ります。またパンレシピを提案する中で、ドデカパンはラップを使わずに容器とスプーン1本だけで生地を作るので、洗い物が少ないのも特徴です。SDGsを意識してではなく、好きなパン作りが結果的にSDGsにつながっています」

吉永さんのSDGsマイルール

●生産者の顔が見える食材を買う
●青果は料理や天然酵母作りでまるごと皮まで使い切る
●できるだけ洗いものを増やさない

ストック食材&余りがち食材から始めるSDGs"混ぜて焼くだけ"簡単ドデカパンレシピ

サステナブルチャレンジ ドデカパン作り

【基本のドデカパン】フォカッチャ

サステナブルチャレンジ ドデカパン作り
上/強力粉 下/岩塩、オリーブ油、イースト、塩(ストック食材)

◆材料2〜3人分◆

A 強力粉 2カップ弱(180g) 
| 塩 小さじ1/3(2g)
| イースト 小さじ2/3(2g)
水 150ml 
オリーブ油 大さじ1 
岩塩 小さじ1/2

サステナブルチャレンジ ドデカパン作り

◆作り方◆

【1】混ぜる/容器(800ml)にAと水9割を入れてスプーンで混ぜる。容器の四隅に残った粉に残りの水を加えて混ぜる。ふたを閉めて冷蔵庫でひと晩(8時間以上)発酵させる
【2】成形する/[1]を冷蔵庫から出し、生地の上面に強力粉(分量外)を振り、4辺にカードを入れ隙間を作る(写真上)。容器を逆さにし、くっつかないホイルに生地を落とす(写真下)。生地を三つ折りにする
【3】焼く/[2]にオリーブ油を塗って岩塩を適量散らす。1200Wのトースターか200度に予熱したオーブンで15分焼く

サステナブルチャレンジ ドデカパン作り

基本のドデカパンをアレンジ
【CHALLENGE.1】ねじねじドデカパン

サステナブルチャレンジ ドデカパン作り
上/ジャム、レーズン、ナッツ(余りがち食材)

◆材料と作り方 2〜3人分◆

【1】基本のドデカパン[1][2]の要領で生地を作る。生地の半分にナッツ(大さじ1)とレーズン(大さじ1)をのせ、残り半分にジャム(大さじ3)を塗る
【2】生地をふたつ折りにし三等分に切り、端からねじる(写真下)
【3】1200Wのトースターか200度に予熱したオーブンで13分焼く

サステナブルチャレンジ ドデカパン作り

基本のドデカパンをアレンジ
【CHALLENGE.2】 ドデカピザ

サステナブルチャレンジ ドデカパン作り
左上/プチトマト、マヨネーズ、かいわれ菜 右上/鯖みそ煮缶(余りがち食材)

◆材料と作り方 2〜3人分◆

【1】基本のドデカパン[1][2]の要領で生地を作る。生地を正方形に伸ばし(写真下)、オリーブ油(適量)をかけてフォークで生地に穴を開ける
【2】1200Wのトースターか200度に予熱したオーブンで5分焼く
【3】マヨネーズを塗り、ほぐした鯖みそ煮(1缶)、かいわれ菜とプチトマト(適量)をのせる

PROFILE/おうちパン研究家 吉永麻衣子さん

PROFILE/おうちパン研究家 吉永麻衣子さん

大学卒業後、一般企業に6年間勤務し、結婚を機に退職。パン教室の立ち上げや、製パンスクールの講師を経て、ごはんを炊くように、気軽にパンを焼く人が増えてほしいという思いで自宅にてパン教室をスタート。著書には『ただ材料を混ぜるだけ、発酵は冷蔵庫におまかせ!簡単もちふわドデカパン』(新潮社)ほか

OZのサステナブルチャレンジとは?【連載中】

オズマガジン2021年12月号は「東京ノスタルジーさんぽ」特集
SDGsとは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。2015年9月に採択。国連加盟の193カ国が2030年までに持続可能なよりよい世界を実現すべく掲げた国際 社会共通の17の目標。

SDGsと言われても「それって何なの?何から始めればよいの?」と、難しく考えてしまう人も多いはず。でも実は、毎日の暮らしのなかにヒントがたくさんあるんです。食材をムダなく活用するのも、エコバックを持ち歩くのも、サステナブルなSDGsアクションのひとつ。そこでオズモールでは、楽しみながら始められる「#サステナブルチャレンジ」をガイドしていきます。ぜひ参考にして、できることから始めてみて。

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PHOTO/AYA MORIMOTO、WRITING/MIE MINEZAWA

※オズマガジン2021年12月号「東京ノスタルジーさんぽ」の記事を一部転載 
※掲載店舗などの情報は、取材時と変更になっている場合もございますので、ご了承ください

※記事は2021年11月29日(月)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります