カレーブームの波に乗って、蔵前や浅草ほか下町エリアにも続々とスパイスカレーの新店が登場。スリランカ人の店主や、スパイスコーディネーターマスターの資格を持つ店主など、期待が高まる本格カレー屋3店をご紹介。いずれもアットホームさが魅力!
【蔵前】スリランカのうまみが1皿にぎゅっと凝縮
スリランカ人と日本人のご夫婦が営むスリランカ料理専門店が2020年オープン。「食を通じた健康なからだ作り」がテーマ。カレーをメインにスパイスと旬の食材をたっぷり使ったバランスのよい料理を提供。スリランカプレートは、甘み、塩味、酸味、辛み、苦み、渋みというスリランカ料理の6つの味が一度に楽しめる。
うちのカレーはここが自慢!
こだわりのカレー粉「トゥナパハ」は、料理上手の母がブレンドした、地元スリランカの家庭の味です。店名は、スリランカの古い呼び名で、「セレンディピティ」という言葉の語源にもなったもの。スリランカのテイストをちりばめた、うちらなではのカレー体験を楽しんでください。(店長/ラヒル・タラカさん)
SERENDIB
住所/東京都台東区寿3-8-3 1F
営業時間/11:30~14:30、17:00~22:30(21:30L.O.)※日曜はディナー休
定休日/火曜
席数/17
予算/昼1000円~、夜4000円~
アクセス/都営大江戸線蔵前駅より徒歩2分
【田原町】西インドならではの独特の味わいを堪能
大阪の間借りカレー店として人気を博した西インドカレー専門店が2021年2月、移転オープン。メニューは3つで、西インド独特の調合スパイスを使用した全7種のカレーから、お好みで1~3種類を選ぶ。パンドララッサやピリ辛のタンブララッサなど、西インドカレーにしかない珍しいカレーが堪能できる。
うちのカレーはここが自慢!
店名は、西インド出身の妻、ガヤトリの名前からです。バターと鶏肉を多く使う北インドカレー、ココナッツを使う南インドカレーとは違い、西インドカレーは、濃厚な味わいが特徴。西インドのオリジナルカレーのほか、北と南のいいところをミックスしたカレーや魚のカレーもあります。(店長/冨永卓見さん)
ガヤバジ 西インドスパイス
住所/東京都台東区西浅草1-6-2
営業時間/7:00~15:00(14:30L.O.)、17:00~20:00(19:30L.O.)
定休日/月・火曜
席数/20
予算/昼1000円~、夜2000円~
アクセス/田原町駅より徒歩2分
【浅草】常に進化し続ける本格スパイスカレー
スパイスコーディネーターマスターの資格を持つ店主が営むカレーとスパイスの料理店。6種のカレー、10段階の辛さ、6種のトッピングから好みのものを選ぶ。「毎日食べたくなる味」をめざし、スパイスの配合は常に進化中。6種のカレーのスープだしはカレーごとに変えるこだわりも。松屋浅草の2号店へもどうぞ。
うちのカレーはここが自慢!
カレー好きが高じてスパイスの学校に通い、スパイスコーディネーターマスターの資格を取得しました。スパイスカレー道を究めるために、暇さえあればカレー店を巡って、研究を重ねています。スパイスを使った自家製ソーセージやスペアリブなど、夜の一品料理もいろいろあります。(店長/宇賀村敏久さん)
SPICE SPACE UGAYA
住所/東京都台東区浅草5-23-7
営業時間/11:30~14:30(14:00L.O.)、18:00~22:30(22:00L.O.)
定休日/日・月曜
席数/12~14
予算/昼1000円~、夜2000円~
アクセス/浅草駅より徒歩11分
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※オズマガジン2021年9月号「カレーの町さんぽ」の記事を一部転載
※掲載店舗などの情報は、取材時と変更になっている場合もございますので、ご了承ください
オズマガジン2021年9月号は「カレーの町さんぽ」特集
最新号のオズマガジンはカレー特集。サードウェーブとも言われるカレーブームの今、多様化したカレーは十人十色、というか百皿百通り。そんなカレーの存在はきっと、少し閉塞感漂うこの日常の素敵な刺激になることでしょう。いい1日のスパイス、カレーの新しい楽しみ方をお届けします。
●外せない新店名店を巡るカレーの町へ
●あたたかい師弟関係から生まれる奥深い味わい
●みんなの推しカレー
●初心者のためのスパイスカレー作りwith印度カリー子
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PHOTO/MASANORI WADA、WRITING/RIE TAGAI