睡眠で休んでいた臓器を刺激し、体を目覚めさせてくれる朝のドリンク。せっかくなら、その日を元気に過ごすための栄養にもこだわりたい。管理栄養士おすすめの簡単ドリンクレシピを7つご紹介! 簡単かつ本格的な味を1日のスタートにぜひ。
朝におすすめ簡単ドリンクレシピ
【1】寒天ゼリージュース
朝、体内時計を正常に動かすために糖質は必須。空腹状態でジュースなどの糖質を摂ると体脂肪増加を招く血糖値の急上昇が起こるので、寒天などの水溶性食物繊維を一緒に摂ってそれを予防して。食べ応えもよい。
調理時間の目安:0.5分
◆材料
好みの寒天ゼリー 100ml
好みの野菜ジュース or 100%果汁ジュース 150ml
◆作り方
寒天ゼリーをフォークなどで粗く砕いてジュースに加える。
【2】チョコレートチーズシェイク
女性に不足しがちな鉄(鉄分)は朝がいちばん吸収がいいと言われる。ココアなど植物に含まれる非ヘム鉄は、乳製品中の“カゼイン”と摂ると吸収率アップ。カッテージチーズを使うとデザートのような満足感も。
調理時間の目安:1分
◆材料
カッテージチーズ 大さじ4
ココアパウダー 大さじ1
メープルシロップ 大さじ1
水 大さじ3
氷 4片
◆作り方
材料をすべてミキサーに入れ、滑らかになるまで攪拌する。
【3】焼き芋玄米甘酒
焼き芋は糖質と水溶性食物繊維の両方を含む食材。皮ごと使えばさらに食物繊維が摂れる。甘みに玄米甘酒を使って、糖質の代謝に欠かせないビタミンB1も摂取を。サツマイモと甘酒の素朴な風味がふわっと香る。
調理時間の目安:3分
◆材料
焼き芋(皮を剥いてマッシュ) 大さじ3
玄米甘酒 大さじ3
牛乳(豆乳でも可) 大さじ3
◆作り方
焼き芋は皮を剥いてマッシュし、ほかの材料と耐熱容器に入れて600Wの電子レンジで約1分温める。焼き芋が溶けるまでかき混ぜる。
【4】ガスパチョ風トマトジュース
トマトジュースとクラッカーの糖質に、水溶性食物繊維が豊富なオクラをプラス。オクラの星形も見た目のアクセントに。タバスコの辛みで味が締まり、代謝アップも期待できる。寒い季節は温めるのもおすすめ。
調理時間の目安:5分
◆材料
冷凍刻みオクラ 大さじ3(30g)
トマトジュース(加塩) 100ml
クラッカー 2枚(8g)
タバスコ 3~4滴
塩 ひとつまみ
◆作り方
クラッカーを手で細かく砕き、トマトジュースと混ぜてふやかす。凍ったままのオクラ、タバスコ、塩を加えて混ぜ、オクラが解凍するまで5分ほど置く。
【5】アボカドシントー
ベトナムのスムージー風のボリューム満点ドリンク。アボカドの鉄とバニラアイスのカゼインに、レモン汁でビタミンCと爽やかさをプラス。乳製品や卵が材料の「種類別:アイスクリーム」を使うと栄養面もよい。
調理時間の目安:5分
◆材料
バニラアイスクリーム 100ml
冷凍アボカド 角切り20片
レモン汁 大さじ1
◆作り方
冷凍アボカドはレモン汁を振りかけて半解凍し、フォークなどでなめらかにつぶす。バニラアイスを加えてよく混ぜ合わせる。
【6】イエローミルクセーキ
卵黄やすりごまに含まれる鉄と、牛乳のカゼインを一緒に摂れるやさしい甘さのドリンク。ミキサーなしでできるのも嬉しい。温めることで卵の臭みが抑えられるが、生卵に抵抗のない人は冷たいままでもOK。
調理時間の目安:2分
◆材料
卵 1個
牛乳 100ml
白すりごま 大さじ1
はちみつ 小さじ2
◆作り方
材料をあきペットボトルやジャーに入れてふたをし、細かい泡が立つまで勢いよくシェイクする。マグカップに移して600Wの電子レンジで約1分温める。
【7】マンゴー&オーツスムージー
朝、タンパク質を摂ると代謝がアップ! タンパク質が摂れる豆乳に、穀類ではタンパク質が豊富なオートミールと、タンパク質の代謝に必要なビタミンB6を含むマンゴーを。スイーツのようで朝から幸せ気分。
調理時間の目安:2分
◆材料
冷凍マンゴー 角切り20片
オートミール 大さじ4
豆乳(牛乳でも可) 大さじ6
レモン汁 小さじ2
◆作り方
材料をすべてミキサーに入れ、なめらかになるまで攪拌する。
※調理時間の目安は、食材を浸す時間、オーブンの焼き時間などを除いた時間で算出しています
※オズマガジン2021年7月号「休日の朝をごきげんに」の記事を一部転載
※掲載店舗などの情報は、取材時と変更になっている場合もございますので、ご了承ください
教えてくれた人/フードコーディネーター・管理栄養士 美才治真澄さん
女子栄養大学生涯学習講師。レシピ提案やスタイリング、栄養相談を中心に活動。ブラジルへの料理留学経験もあり各国料理に精通。著書に『低糖質麺でつくる“やせウマ”麺レシピ』(成美堂出版)など
オズマガジン2021年7月号は「休日の朝をごきげんに」特集
忙しい毎日だけど、できれば日々を充実させたい。なるべく健やかに、よりよい暮らしをしていきたい。そんな気持ちをちょっとかなえてくれる、朝の過ごし方をご紹介。まずは、週に一度から始めるために、おすすめの「お休みの日の朝時間」をお届けします。
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