ロスフラワーを使っておうちをかわいく飾ろう!中村さんの花のある日常を楽しむアイデア【サステナブルチャレンジ】
更新日:2021/06/19
オズモール・オズマガジンとはじめる、SDGsアクション。小さな“サステナブルチャレンジ”から挑戦してみませんか? 今回は、規定外であったりニーズ量を超えていたために破棄されてしまうロスフラワーに着目。ロスフラワーに新たな命を吹き込むフラワーサイクリストの中村佳世さんに、お花をインテリア雑貨にして長く楽しむ方法を教えてもらいました。
今回のサステナブルチャレンジは“ロスフラワーでおうちをかわいく飾る”
廃棄されてしまうお花に命を吹き込んで魅力を生み出す
茎が曲がった規格外の花、イベントで1回飾っただけや、ニーズ量を超えてしまった花など廃棄されるロスフラワー。これらに新たな命を吹き込むフラワーサイクリストの活動こそSDGsと言う中村佳世さん。
「ロスフラワーを減らすには、花のある日常を楽しむことがいちばん。ちょっとした小さな工夫でロスフラワーを減らせます。花屋さんで1輪でもいいから買う、部屋に飾っていた生花をドライフラワーにするのもそう」。
中村さんは、枯れたら捨てる選択肢しかなかった花を再び輝かせるために、農家から買った規格外の花を使ってワークショップを開催。「コロナ禍で不安を癒してくれた花への恩返しでもあり、生花をより長く楽しむのも地球にやさしい心がけです」。
中村さんのSDGsマイルール
▪ 少量でも頻繁にお花を購入
▪ お花を飾る器はあき瓶を再利用
▪ 生花はドライフラワーにして二度楽しむ
ロスフラワーで始めるSDGs チャレンジ!お花をインテリア雑貨にして長く楽しむ
一輪挿しを「ガーランド」に
◆材料◆
・一輪挿し生花4本
・クリップ
・麻ひも
◆作り方◆
【1】 数日楽しんだ一輪挿しの生花4本を使い、茎を切り揃える。
【2】麻ひもを65cm程度に切り、両端に壁のフックに引っかける輪を作る。
【3】10cm間隔でクリップを通して結んで固定(写真下)。4回繰り返し、クリップに花を挟んで壁に飾る。2〜3週間でドライフラワーに。
POINT
茎の下部を水中で斜めに切る“水揚げ”した花材を使うとドライフラワーの色がきれいに。
花瓶の花束を「スワッグ」に
◆材料◆
・瓶で数日楽しんだ花束
・輪ゴム
・麻ひも
(+α:麻紙や包装紙、リボンなど)
◆作り方◆
【1】花瓶で数日楽しんだ花束を使い、葉を茎の根元から10cmほど取り除き、葉と花を束ねて整え、茎を輪ゴムでくくる。
【2】麻ひもで輪を作り(写真右下)、10数回茎に巻き付け、端と輪を縛る(写真左下)。
【3】 壁につるし2〜3週間でドライになったら麻袋や包装紙、太めのリボンを巻く。
POINT
花材をひもで束ねるとき、平らな葉から花へと順に重ねると美しいスワッグに。
繊細な花びらを「ポプリ」に
◆材料◆
・落ちた花びらや花の部分
・瓶
・お好みのオイル
◆作り方◆
【1】余分な葉を茎の根元から取り除き、輪ゴムでハンガーに縛り付ける(写真下)。
【2】風通しがよく、日が直接当たらない場所につるす。
【3】落ちた花びらや花の部分を集めて瓶に入れ、お好みのオイルを垂らす。
POINT
瓶に入れてオイルを垂らして2週間密閉すると、香りがしっかり花びらに移る。
PROFILE/フラワーサイクリスト 中村佳世さん
11年勤務した幼稚園を退職し、2021年4月からはなあそび講師として活動。ロスフラワーを使った親子造形教室やワークショップなどを通して、日常にお花を取り入れる楽しさなどを伝えている。オンラインでの講座も開催。
OZのサステナブルチャレンジとは?【連載中】
SDGsと言われても「それって何なの?何から始めればよいの?」と、難しく考えてしまう人も多いはず。でも実は、毎日の暮らしのなかにヒントがたくさんあるんです。食材をムダなく活用するのも、エコバックを持ち歩くのも、サステナブルなSDGsアクションのひとつ。そこでオズモールでは、楽しみながら始められる「#サステナブルチャレンジ」をガイドしていきます。ぜひ参考にして、できることから始めてみて。
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PHOTO/AYA MORIMOTO、WRITING/MIE MINEZAWA
※オズマガジン2021年7月号「休日の朝をごきげんに」の記事を一部転載
※掲載店舗などの情報は、取材時と変更になっている場合もございますので、ご了承ください