冷蔵庫の半端野菜を保存食ベジスプレッドに!もったいない野菜をおいしく生かす西村さんのアイデア【サステナブルチャレンジ】
更新日:2021/06/22
オズモール・オズマガジンとはじめる、SDGsアクション。小さな“サステナブルチャレンジ”から挑戦してみませんか? 今回は、「自然の大切さを伝え、フードロスを減らすこと」を活動指針とするファームキャニング代表の西村千恵さんに、野菜の無駄をなくし毎日の食事をおいしく楽しむコツを教えてもらいました。ぜひ参考にできることから始めてみて。
今回のサステナブルチャレンジは“「もったいない野菜」をおいしく生かすこと”
毎日の食事をおいしくする工夫が、野菜の無駄をなくす
「自然の大切さを伝え、フードロスを減らすこと」がファームキャニング代表の西村千恵さん流のSDGs。地元の農家が育てた無農薬野菜の多くが、規格外という理由で食べられるのに廃棄される。その現実に違和感を覚え、“もったいない野菜”をおいしく生かすための活動を開始。
「それが規格外野菜を買い取って、少しでも長くおいしく野菜を味わえるようにと考案した保存の利く瓶詰フードです。中でも簡単でアレンジ幅が広い“ベジスプレッド”は、スープやパスタに使ったり、作り置きもできて便利です」。
では、冷蔵庫に余りがちな半端野菜を使った簡単レシピを伝授!
「野菜の無駄を減らし食事もおいしくなるから、すぐに始められるSDGsです」
西村さんのSDGsマイルール
・野菜ごみを増やさない
・極力植物由来の食品を使う
・地産地消をめざす
半端野菜で始めるSDGs!簡単ベジスプレッドレシピ
【基本のベジスプレッド】ブロッコリースプレッド
◆材料◆(作りやすい量/300g)
・ニンニク 1片
[A]
・ブロッコリー 1/4 個(茎&つぼみ含む)
・タマネギ 1/4個
・ニンジン 1/4個
・ジャガイモ 1個
・オリーブ油 大さじ2
[B]
・塩 小さじ1
・バター 15g
◆作り方◆
【1】ニンニクはみじん切りに、Aはざく切りにする(ブロッコリーの茎はかたければみじん切りに)
【2】鍋にオリーブ油を熱して①のニンニク、[A]を入れて弱火で10分ほど炒める
【3】【2】に水200cc(分量外)を加えて弱火で20分ほど煮込む。やわらかくなったらフォークでよくつぶし、[B]を加えて冷ます。
【4】瓶に移して冷蔵保存で4~5日で食べ切る。
POINT
ニンニクの代わりパセリなどのハーブやスパイスを入れてもOK!
【基本のベジスプレッド】ブロッコリースプレッド
◆材料◆(1人分)
・基本のスプレッド 大さじ4
・ミックスビーンズ(生) 50g
・塩・こしょう 少々
◆作り方◆
【1】鍋に水100㏄(分量外)と基本のベジスプレッドを入れて、沸騰させたら火を弱め、ミックスビーンズを加える
【2】ひと煮立ちしたら塩・こしょうで味を調えてできあがり。
POINT
ココナッツミルクやカレー粉を入れてスープカレーにしても!
【アレンジレシピ】クリーミーパスタ
◆材料◆(1人分)
・基本のスプレッド 大さじ6
・フジッリ 80g
・牛乳 大さじ6
◆作り方◆
【1】鍋に基本のベジスプレッドと牛乳を入れ、ひと煮立ちさせて火を止める。フジッリを茹でて和える。
【2】お好みで粉チーズやブラックペッパーをかけてできあがり。
POINT
牛乳は豆乳でもOK。耐熱皿に入れて焼けばグラタンにも!
こちらもチェック!ご紹介しているベジスプレッド&クリーミーパスタのレシピ動画公開中
※オズマガジン2021年1月号「しあわせのパン」の記事を一部転載
※掲載店舗などの情報は、取材時と変更になっている場合もございますので、ご了承ください
PROFILE/ファームキャニング代表 西村千恵さん
東京生まれ、逗子在住の3児の母。規格外の野菜を活用したケータリングや瓶詰め販売、スクールを運営するファームキャニングを主宰。著書は『野菜まるごと 畑のびん詰め季節のファームキャニング』(NHK出版)ほか
OZのサステナブルチャレンジとは?【連載中】
SDGsと言われても「それって何なの?何から始めればよいの?」と、難しく考えてしまう人も多いはず。でも実は、毎日の暮らしのなかにヒントがたくさんあるんです。食材をムダなく活用するのも、エコバックを持ち歩くのも、サステナブルなSDGsアクションのひとつ。そこでオズモールでは、楽しみながら始められる「#サステナブルチャレンジ」をガイドしていきます。ぜひ参考にして、できることから始めてみて。
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PHOTO/AYA MORIMOTO、WRITING/MIE MINEZAWA