おいしいだけにとどまらない、心も体もほっこり温まるやさしい想いを持つ店主たち。そんなぬくもりに出会える店をクローズアップしてお届け。今回は異色ベーカリーとしてパン好きをざわつかせた名店「中村食糧」をご紹介。ネーミングも食べ心地もユニークなパンたちにきっと感動するはず。
きっと誰かに教えたくなる、この驚きと物語を
異色ベーカリーとして全国のパン好きをざわつかせた和歌山の名店が、店名も新たに清澄白河にオープン。
スペシャリテの「みんなのパン」の断面を見れば、誰もが驚くしっとりもっちり感。そしてパンらしからぬズシリとした重さ。ほおばれば、むっちりとろんと口の中で溶け、ええっ!?と声を上げてしまうほど食感も味も独創的!
「驚きと感動がなければ意味がないんです」と笑顔で話す店主の中村さん。
甘酸っぱい木いちご果汁にパインとマスカットを詰めた「イチゴ」は完熟フルーツみたいなジューシーさ、羊羹みたいにしっとりした「ヨカン」に、したたるおいしさの「瑞々しい」など、ネーミングも食べ心地もユニーク。
麹やヨーグルトなど4種の自家製酵母を巧みに組み合わせたパンは、ひと口目に酵母のよい香りが立ち上り、生地に詰めた素材の風味が口いっぱいに広がった後、小麦本来の甘みでラストを飾る、まるで物語のようなめくるめく味体験。食べて驚き、なんだか嬉しくなって笑ってしまうような、心を温かくする饒舌なパン。大切な人とぜひ、この感動を分かち合って。
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※オズマガジン2021年1月号「しあわせのパン」の記事を一部転載
※掲載店舗などの情報は、取材時と変更になっている場合もございますので、ご了承ください
オズマガジン2021年1月号は「しあわせのパン」特集
お腹も心もあたたかく満たす、身近な小さな幸せの最たるものであるパンが盛り上がっています。素材やシェフのクオリティも高まり、専門化・多様化した新店も続々。アレンジレシピやバターやジャムとの相性で、可能性は無限大に。今行きたいパン屋さんガイドと、パンのおともや道具、グッズまで、広がるパンの楽しみ方をまとめてお届けします。
発売日/2020年12月11日(金) 価格/700円
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PHOTO/MASAHIRO SHIMAZAKI、WRITING/KAORI MINETSUKI