朝のすがすがしい空気の中で丁寧に淹れられたコーヒーとトーストを味わったり、言わずと知れた名店のスイーツにほっとしたり、オーシャンビューの素敵なカフェではビールでも。オズマガジン編集部一のカフェマニアであるタキセがおすすめする、鎌倉さんぽで一度は行きたいカフェ5軒を紹介します。
THE GOOD GOODIES/バタートーストセット421円。オリジナルブレンド421円と合わせて
さんぽの途中にふらりと寄れるロケーション
カリフォルニアスタイルの料理が楽しめる海一望のレストラン。ゆるりと開放的になれるアメリカ西海岸の空気感は海街さんぽの締めくくりにぴったりです。スイーツで和んでも、ビール片手にナチョスをつまんでもいい、自由な時間のある場所です。
写真上は、自家製のバタールを使い、オーブンでじっくりパリッと焼いたシナモンバナナフレンチトースト(small)600円。ブラッドオレンジジュースのアイスクリームフロート900円。写真下、テラス席もいいですが、古材のテーブルなど室内のセンスも抜群です。
DoubleDoors 七里ヶ浜店(ダブルドアーズ しちりがはまてん)
TEL:0467-33-1593
住所:神奈川県鎌倉市七里ガ浜東2-2-2
営業時間:11:00 ~ 23:00(ランチ15:00LO ディナー17:00~22:00LO)
定休日:不定
席数:38(+テラス20)
アクセス:七里ヶ浜駅より徒歩5分
鎌倉さんぽのスタートの場所として、案内所のような役割も担えたら
駅からほど近く、2013年のオープン以来鎌倉の朝の風景を作ってきたコーヒースタンド。ハンドドリップのコーヒーと、コーヒーに合うスイーツがいただけます。常連さんと店主の会話が楽しく、気付けば自然と会話に混ざっているようなフランクな空気が漂っていて、気持ちを切り替えるための通過点にも、観光のスタート地点にも最適です。
写真上は、2018年3月からスタートしたバタートーストセット421円。オリジナルブレンド421円と合わせて。写真下、丁寧に淹れられたコーヒーと、店主とのなにげない会話が、慌ただしく流れる1日の句読点になってくれます。
THE GOOD GOODIES(ザ グッド グッディーズ)
TTE:0467-33-5685
住所:神奈川県鎌倉市御成町10-1
営業時間:7:00~18:00 土・日・祝9:00~
定休日:水・最終火
アクセス:鎌倉駅よりすぐ
今いちばん見るべき日本庭園へ
後陽成天皇の第9皇子、一条恵観が江戸時代初期に京都・西賀茂に建てた由緒ある邸宅。昭和34年に鎌倉に移築後、国の重要文化財に指定され、同62年に現在の地に再移築されました。2017年6月より一般公開を開始し、細部まで凝った造りの山荘や庭園、茶室のほかカフェも用意され、京都の文化と鎌倉の自然を満喫できる空間となっています。
写真上の山荘に隣接するかふぇ楊梅亭では、庭園の緑を眺めながらひと息つけます。パティスリー雪乃下監修の醍醐のケーキ600円は、チーズの風味がコーヒー500円と相性抜群です。写真下は山荘から見た庭園。正面に見えるのは、茶室やかふぇ楊梅亭のある現代数寄屋造の建物です。
一条恵観山荘(いちじょうえかんさんそう)
TEL:0467-53-7900
住所:神奈川県鎌倉市浄明寺5-1-10
営業時間:10:00~16:00
定休日:月・火※不定休あり、山荘内見学は要事前問い合わせ
入館料:500円
アクセス:鎌倉駅より金沢八景駅行きほかバスで浄明寺下車徒歩3分、鎌倉駅より徒歩30分
鎌倉を代表する老舗カフェで今日の思い出を振り返ろう
1994年に開店し、鎌倉カフェ文化の礎となった名店。目印は緑色の看板です。お店の砂糖にも注目。イラストレーター長場雄のパッケージ袋が2018年の春から登場しました。
写真のメープルシロップの甘みがほどよいプレーンゴーフル510円は、ハンドドリップしたコーヒー500円~と絶妙にマッチ!
café vivement dimanche(カフェヴィヴモンディモンシュ)
TEL:0467-23-9952
住所:神奈川県鎌倉市小町2-1-5 桜井ビル1F
営業時間:8:00~19:00(18:00LO)
定休日:水・木
席数:32
アクセス:鎌倉駅より徒歩5分
今日はどの席にしよう? 多彩な空間で癒しのごはん
外国人が暮らしていたという古民家はどこかモダンな趣。ここでは、発酵調味料や鎌倉野菜をたっぷり使った体にやさしい料理がいただけます。ネギ麹ダレが利いた湘南塩麹豚ご飯など一部メニューはランチタイムのみドリンク付きに(チャイ+100円)。
写真は、湘南塩麹豚ご飯1300円。ドリンクは濃厚なチャイ「福日和ちゃい」がおすすめです。
福日和カフェ(ふくびよりカフェ)
TEL:0467-81-4312
住所:神奈川県鎌倉市坂ノ下22-3
営業時間:8:00~17:00(16:00LO) ランチ11:00~14:00
定休日:不定
座席:30
アクセス:長谷駅より徒歩5分
OZmagazine 5月号「新しい鎌倉へ」特集
さんぽが楽しい季節がいよいよやってきました。そよ風や花々に誘われて、今年もやっぱり鎌倉へ。名所を知り尽くした地元目線でのさんぽの極意や、定番コースの隠れた新店など、よりみちの醍醐味ともいえる小さな発見を積み重ねた1冊です。訪れるたびに発見が待つ街で、今月もどうぞいい1日をお過ごしください。
PHOTO/KAZUHITO MIURA、masa(PHOEBEE)、JYUNICHI HIRAISHI、AYA MORIMOTO WRITING/AKIKO MORI、MOYO URASHIMA、KAORI MINETSUKI、MIYO YOSHINAGA
※オズマガジン2018年5月号「新しい鎌倉へ」の記事転載
※掲載店舗などの情報は、取材時と変更になっている場合もございますので、ご了承ください
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