みなさんこんにちは、オズマガジン編集長の井上です。今日は写真展のお知らせをひとつ。第40回木村伊兵衛写真賞受賞作家であり、オズマガジンの表紙撮影も手がけてくださっている、写真家の川島小鳥さんの写真展『道草』が3月12日よりスタートしました。会場は、横浜にある「みなとみらい東急スクエア(1)」の3階、書店の丸善の隣にあるイベントスペースです。開場は11~20時、無料でどなたでもご覧いただけます。会期は4月8日(日)まで。
舞台は横浜。街と人のさまざまな表情を楽しんで
この写真展は、現在発売中のオズマガジン横浜特集と連動した特別企画で、横浜を舞台にモデルのKanocoさんを撮り下ろしていただいたスペシャルなもの。山下公園や、中華街といった誰もが知っているような名所から、喫茶店や商店街など日常的な風景の中まで、横浜のいろいろなところで撮影が行われました。
横浜特集の誌面でご紹介したショップでも撮影をさせていただいたので、本誌のアナザーストーリーのような要素も持っています。タイトルの「道草」は、オズマガジンの「よりみち案内」というコンセプトに沿って、名付けていただきました。気の向くままに歩き、食べ、笑っている姿を収めている今回の作品に、ぴったりのタイトルだと思います。
川島さんの写真に写る人物はいつも、自然体と、ちょっとおどけた様子の間くらいにいて、それを見ていると誰もがどこかに隠し持っている(本人もその存在を忘れてしまっている)無邪気さを浮き上がらせているように感じます。何も考えずに見ても思わず笑顔になってしまうような、身構えることなく触れられる作品だと思います。
過去に発表なさっている『未来ちゃん』や『明星』、『道』といった写真集にも共通する世界観です。大人になるにつれ損なわれてしまうその無邪気さのようなものが、見ているこちらの気持ちをくすぐってきます。懐かしさと、ちょっとの寂しさと、そして照れくささをないまぜにしながら。
今回の作品も、メディアではあまり見ないようなモデルのKanocoさんの表情や仕草をとらえていて、いったいどうしてこんな写真が撮れるのだろうと、不思議な気分になります。そのあまりにも真っ直ぐに被写体と向き合う川島さんのスタンスや、それに呼応して自由に豊かにふるまうKanocoさんの伸びやかさ、撮影現場にあったその特別な関係性が、写真に焼き付けられています。とにかく幸福感にあふれた写真ですので、ぜひ多くの方にご覧になっていただければ。
今回の展示でしか見られないこの作品ですが、3月17日の土曜日にオズマガジンが主催する「ヨコハマ シャシン ウォーク」でのスタンプラリーの賞品として、先着50名の方に、写真展の写真を収録した特製ZINEをプレゼントします。よろしければこちらもぜひ手に入れてみてください。イベントの詳細はこちらになります。
繰り返しになりますが、写真展の会期は4月8日(日)(最終日は19時まで)となっていますので、ぜひお早めにお運びください。
それでは、今日もいい1日を。
<川島小鳥×Kanoco 写真展 「道草」>
■開催日程
2018年3月12日(月)~4月8日(日)
11:00~20:00
※最終日は19:00まで
※入場無料
■開催場所
みなとみらい東急スクエア(1) 3F イベントスペース(丸善横)
詳細はこちら
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