こんにちは、オズマガジン編集部のクリヤマです。
今日2月10日に発売になりました、オズマガジンの最新号は「楽しい文具と紙のもの」特集。みなさんは日頃愛用している文具や、お気に入りで捨てられない紙雑貨はお持ちでしょうか?
もともとは、切ったり貼ったりといったそれぞれの用途に見合う実用性があればよかったはずの文具たちですが、最近ではかわいいイラストが描かれているものや、自分でアレンジが楽しめるものなど、個性とりどりいろんなグッズが増えています。
そこで今号では、毎日をちょっと楽しくしてくれる素敵な文具と出会える町をたっぷりご紹介。自分だけのペンやノートを作ってみたり、お気に入りの1点を探しに、出かけてみてはいかがでしょうか。
せっかくなので、お買い物の後はカフェでお手紙を書いたり、日記をつけたり。そんなふうに手を動かしてみると、より楽しい1日になりそうです。それでは、今回も特集の見どころ紹介、いってみましょう。
“わたしだけ”が見つかる専門店へ
ものづくりの町としても近頃注目を集めている蔵前エリア。ここのニュースは、今回の特集の表紙にもなった「mt lab.」と、昨年移転リニューアルを果たした「カキモリ」です。
マスキングテープの「mt」が昨年オープンした専門店「mt lab.」には、300種以上の色とりどりなテープが揃います。普段なかなか目にすることのないテープも含め圧巻の種類がアート作品のように並ぶ店内では、量り売りも楽しめます。
「ラボ」という店名に込められた“マスキングテープの新たな可能性を探っていく”という思いを体現する新たなサービスも。自分好みのテープを探しに出かけたくなる工夫を、じっくりと取材してきました。
「カキモリ」では、好みのボディと芯を選んでカスタマイズできる「芯バー」や、人気のオーダーノートなど、書くことにまつわるアイテムがたくさん。自分の癖や描き心地に合う運命の1品を見つけてみてはいかがでしょうか。
お買い物前後にはお腹もすくもの。誌面では今回もおすすめのよりみちスポットとして、カフェやごはん処もレコメンドしているので、1日じっくり文具さんぽが楽しめるはずです!
シンプルユニークが集まる、千駄ヶ谷~外苑前
落ち着いた雰囲気ながら、アパレルショップやクリエイターのオフィスも多くおしゃれで洗練されたイメージのあるこのエリア。
昨年文具・オフィス家具メーカーの「コクヨ」が手がけた「THINK OF THINGS」は、もとはオフィスで役に立つ実用性を求めた文具たちを、新たにプレゼンテーションしてくれるようなスタイリッシュな空間です。
人気の定番ノート「測量野帳」に箔押しで名前を入れたり、併設のカフェで文具に囲まれながら考え事をしてみたり。新たな文具の可能性を感じる発見に満ちた時間が過ごせます。
そのほかロンドン発の雑貨店「LABOUR AND WAIT TOKYO」で、イギリスやドイツなどヨーロッパで愛される老舗のメモやクリップの美しさに触れてみても。誌面ではそんな、文具をテーマに巡りたいスポットを余すことなく網羅しています。
今号もすべてのエリアに、持って歩いて使える見やすいMAP付き。文具ショッピングの後に楽しめるよりみち情報もたっぷりです!
そのほかこんなエリアがおすすめです
デザインと質、どちらも兼ね備えた雑貨や洋服が揃う「渋谷~代官山~中目黒」では、ここ数年で登場した個性派の新店を網羅。ここならではのオリジナルグッズなど、目を引く商品をGETできます。「TSUTAYA」がプロデュースした、昨年デビューの新商品もじっくりご紹介。目が離せません。
そのほか、それぞれわざわざ行きたい文具や紙ものの名物店を中心に、町さんぽが楽しいエリアとして、日本橋浜町・経堂・神保町・銀座もご紹介。さらにお菓子の紙や食をモチーフにした紙雑貨を巡る、中央線の紙もの店ガイドも必見です!
明日からすぐ使いたい!マニアセレクト文具
いざ文房具を買おうと思ったとき、多くの人が足を運びやすい「東急ハンズ」と「ロフト」。
今回は、文具プランナーとして書籍の執筆も手掛ける福島槙子さんと、都内で文具朝活会というイベントを主宰している高木芳紀さんの文房具マニアおふたりに、「銀座ロフト」と「東急ハンズ 銀座店」をハシゴしてもらい、注目商品をセレクトいただきました。
日頃使用する頻度の高いふせんやペンから、きゅんとする遊び心あふれるテープやシールなど、すぐにでも欲しくなってしまうグッズたちをふたりがレコメンド。さすがマニアなだけあって、かわいいだけでなく実用性も抜群のラインナップは、保存版です。
実例もたくさん。楽しいノート入門
PCやスマートフォンがいつもそばにあり、なかなかノートを使わなくなってしまった、という人も多い昨今ですが、個性の立ったおもしろいノートが増えていたり、描いた手書きノートやイラストを写真に撮ってSNSにアップする人がたくさんいたりと、ノートの世界は今もなお広がっています。
誌面では、ノートを日常で活用しているという方々に、ノートの楽しみや続けるコツを伺いました。かわいいノートを手に入れたけれど、失敗が怖くて始められないという人や、実際なにを描いたらいいの~という方へのヒントがたっぷりのページです。
かくいうわたしもノートや日記はあまり続かないタイプ。でももらったふせんやシールをコレクションするノートだけは宝物です。
特集を見て改めて感じたのは、ノートの活用法は人それぞれ。そして人柄が出るなあ、ということ。パラパラ見ていると、誰かの脳内をのぞいているようで楽しいページです。
クリヤマの編集後記的つぶやき
日々の中でよく使う小さなふせんや、会議や打ち合わせに役立つノートやペン・・・。そういったなにげないものに込められた小さな遊び心は、なくてもいいけどあったら嬉しいもの。
日頃ペンを握って書いたり、紙を切ったり貼ったりすることの多い編集部ですが、年末~年始にかけての取材期間を通して、わたしたち自身も改めてその楽しさやよさを再確認するきっかけになった気がします。
というのも今回の号は、実は雑誌の紙を数種類使い分けてみたり、いつもと異なる背表紙を付けた製本方法にもこだわった、スペシャルな1冊!
誌面をめくりながら、ツルツルの紙、ザラザラの紙、ツヤツヤの紙・・・なんて、紙の手触りも楽しんでいただける工夫をしています。背表紙付きの作りも、雑誌の佇まいがいつもと異なる雰囲気。来月号からはいつもの形に戻りますので、そんなちょっぴりプレミア感もある号を、ぜひお手に取ってご覧いただけたら幸いです。
誌面で見つけた素敵な商品を目がけて出かけて、その思い出をノートに記したり手紙にしたためたり・・・。買ってきた文具を手にするたびに、お家やオフィスで楽しかった日のことを思いだせたら素敵ですね。
どこか懐かしいアナログ感や手書きの温もり。誌面からじんわり、感じてもらえたらうれしいです。ということで、今月も、どうぞいい1日を。
また来週からもここで編集部員が、取材の裏話をお届けしますので、ぜひ遊びに来てみてください。
OZmagazine3月号「楽しい文具と紙のもの」特集
雑誌OZmagazineは、日々の小さなよりみち推奨中。今日を少し楽しくする、よりみちのきっかけを配信していきます。
OZmagazine WEB よりみちじかんTOP