このページでは、毎号のオズマガジン制作の編集後記のような、こぼれ話のような、誌面に載せきれなかったサイドストーリーを編集部員が少しずつご紹介しています。今日はかわいいもの好きスドウがお届けします。
水天宮前駅から5分ほど、今年9月に誕生した複合施設「Hama House」の前で。書店兼カフェの壁にはずらりと本が並ぶ
今月も歩いて楽しい1冊ができました
こんにちは。今日は、今週金曜日に発売される「新しい東京・日本橋」特集についてご紹介します。
今回の特集では、日本橋や人形町、浜町などの「町人文化が栄えた歴史あるエリア」のおさんぽ提案をしています。今このエリアには、カフェや紙モノ雑貨などを揃える複合施設やバル、コーヒースタンドなどの新店が続々誕生。町に新しい風が吹き始めています。
一方で、「日本橋」と聞いて多くの人がイメージする和食や甘味店も変わらず人気。そんな老舗のランチや甘いもの、和雑貨情報もたっぷり詰まって、新旧丸ごと町を楽しめる1冊になっています。(手前味噌ではありますが・・・)
東京駅地下の進化が止まりません!
そんな中、私はというと、日本橋のお隣「東京・丸の内・大手町」エリアを担当しました。
日本橋が「伝統が息づく町」であるならば、こちらは「観光拠点&オフィス街」といったところでしょう。そんな東京駅周辺で今注目すべきは、なんといっても「駅地下」です。
昨年夏から新店を続々とオープンさせてきた東京駅の商業施設「グランスタ」。今年に入ってからもショップエリアを広げていき、ついに今年8月グランドオープン! 全55ものお店が東京駅に勢揃いしました。
なかでも、8月末に丸の内側の地下改札外にオープンしたEATALYは、朝食から夜の1杯まで使い勝手抜群!
こちらは、チーズやパスタなどのイタリア食材を販売するショップ、伝統スイーツの実演販売、エスプレッソドリンクやお酒も提供するバール、ゆったり落ち着いた雰囲気で食事を楽しめるレストランなど、イタリアの食文化をさまざまな角度から楽しむことができるお店です。
実は、オズマガジン編集部は東京駅のそばにあり、私も通勤で毎日東京駅を利用しています。EATALYがオープンしてから、早速さまざまなシーンでお世話になっています。
出社前にコーヒーをテイクアウトしたり、レストランでひとりランチ(パスタやピッツアに、サラダ、パン、ドリンクが付いた大ボリューム!)を楽しんだり。お昼の時間が取れないとき、イタリアの伝統スイーツ・カンノーリを買ってササッとお腹を満たしたこともありました。
フクヘンのイノウエは、先日会社帰りにひとりバールエリアでビールを楽しんだそう。1杯から気軽にオーダーできるので、ちょっとだけお酒を飲んで帰りたい日にもピッタリですよ。
宣伝部長代理みずから誌面に登場
実は今回、かわいいもの好き編集としてどうしても実現したいことがありました。
それは、かねてからファンだった「ふくらむちゃん」にご登場いただくこと。ふくらむちゃんとは、どんどんお店が増えて「ふくらんでいく」グランスタを応援するため、「ふくらむ国」から派遣されてきた妖精です。
ふくらむちゃんパンやふくらむちゃんタオル、ふくらむちゃんカップケーキなどの限定商品もくまなくチェックしていた私としてはぜひコラボしたい・・・。
そう思っていたところ、なんとふくらむちゃんがこれまでのPR活動実績を評価され、派遣社員から宣伝部長代理に大出世!(詳しくはふくらむちゃんのツイッターをご覧ください。彼女はおしゃべり&毒舌です)
これはやはりご登場願うしかないと、ドキドキしながらグランスタさんに電話したところ、「うちの宣伝部長代理はなんでもやるので大丈夫です!」と係長(こちらは人間の男性です)から心強いお返事をいただきました。
ちなみに、オフィスにはきちんとふくらむちゃん部長代理のデスクもあって、係長の隣で皆の仕事ぶりに目を光らせているそうですよ。
そうして生まれた写真が上の1枚。モデルのKanocoさんも、ふくらむちゃんの登場には思わずテンションアップ! キュートなふくらむちゃんにキュートなKanocoさんのコラボショットはまさに眼福。私にとっても思い出深い撮影となりました。
誌面では、ふくらむちゃんによるちょっぴり毒っ気のあるお店紹介コメントも掲載。ぜひそちらもチェックしてみてくださいね。
ご近所・東京駅&丸の内の楽しさを再発見
そのほか誌面では、近隣にお勤めの方にぜひご覧いただきたい丸の内ランチガイドや、休日にも使えるディナー、アート情報ページも掲載しています。
三菱一号館美術館や東京ステーションギャラリーなど、丸の内周辺には美術館が充実(もう少し足を延ばせば出光美術館や東京国立近代美術館も!)。現在、三菱一号美術館ではロートレックなどのポスター芸術に関する展覧会が、東京ステーションギャラリーではシャガールの彫刻作品を中心とした展覧会が開かれていて、どちらも必見。
さらに、丸の内でアートな休日を過ごすなら、美術館だけでなく丸の内仲通りも忘れてはいけません。
丸の内仲通りでは、パブリックアートを展示する「丸の内ストリートギャラリー」を1972年から実施。あの草間彌生さんの作品や、今年のオズマガジン「アート特集」の表紙にもなった三沢厚彦さんによるクマの彫刻などが通り沿いに展示されています。
仲通りの美しい並木道と調和した作品は全部で9つ。有名アーティストの作品を間近で観ることができて(しかももちろん無料で!)、なんだか得した気分になれますよ。
私たちのオフィスから東京駅までは約10分、丸の内までは15分ほど。かなりのご近所エリア特集でしたが、今回改めて街を歩き、取材をする中で新しい発見がたくさんありました。
特に、東京駅のお店は、毎日自分が利用している駅ですし、テレビや雑誌でもたくさん取り上げられているので、ついつい知っている気になっていましたが、通りをくまなく歩いてみるとそこは迷宮。こんなところにこんなお店があったのか! と意外にも知らないことだらけ。
ご近所にだって発見があふれているものだなぁと再認識したのでした。
今回もつらつらと特集の中のことについてお話ししてしまいましたが、これは全体のほんの一部。
私が担当した東京・丸の内はどちらかというとスタイリッシュなお店が多かったのですが、日本橋や人形町、茅場町などのページでは、どこかほっとするレトロなお店もたくさん紹介しています。
ぜひ、本屋さんやコンビニで見かけたときは手に取って中を覗いてみてください。思い立ったらすぐに遊びに行けて、しかもちょっといい1日を作ってくれる。そんな素敵なお店と出会えるはずです。
今回も最後までお付き合いいただきありがとうございます。
それでは、今日もいい1日を。
OZmagazine 12月号「新しい東京・日本橋」特集
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