オズマガジン9月号「アートな町へ」特集発売

更新日:2017/08/10

今月号の表紙の写真にもなったこの巨大な白クマの写真は、8月26日に全面開館を控えた「富山県美術館」で撮影しました。2Fの屋外広場には、このクマのほかにも三沢厚彦さんの《ANIMALS》の作品のクマが計3体待っています

本格的に暑い夏がいよいよやってきました。みなさんはこの夏のお出かけ先はもうお決まりでしょうか?
今日8月10日はオズマガジンの最新号「アート」特集の発売日。オズマガジンでは毎年恒例のアート特集ですが、今年は【カメラを片手に旅に出たい町】をたっぷりとお届けしています。
この夏から秋のお出かけにもぴったりな各エリアの情報をぎゅ~っと凝縮した1冊を、ぜひいち早く楽しんでいただくべく、今日は編集部員・クリヤマが本誌の見どころをダイジェストでお届けします。本屋さんやコンビニで雑誌を見かけた際には、ぜひ手に取ってご覧いただけたら嬉しいです。それでは、いってみましょう。

今いちばんアートが盛り上がっている北陸へ

右ページは「富山県美術館」、左ページは「富山市ガラス美術館」。カメラでとらえたくなるここだけの景色が待っています

北陸新幹線も開通し、アクセスしやすくなった富山・金沢。人気の金沢21世紀美術館はもちろんですが、今年は富山県からも目が離せません。今月26日に全面開館を控えた「富山県美術館」に昨年オープンの「富山市ガラス美術館」と、旅の目的になり得るアートな見どころはたっぷりで、ほかにも路面電車が走るちょっとレトロな町並みや、ディープなカフェ巡りもおすすめです。

ということで、巻頭特集は大注目の富山旅、そして合わせてお隣の金沢もセットでご提案しています。フクヘンのイノウエも、末っ子編集クリヤマも、表紙モデルのKanocoさんも、スタッフみんなが「わ~~~」と駆け寄ってしまった巨大な白クマに会いに、ぜひ出かけてみてください。

京都に神戸、札幌などアートな町を大冒険

京都に神戸、札幌に松本。いつもの旅先もカメラを片手にアートな気分で見てみると、いつもとちょっと違う楽しみ方ができます

ほかにも今行きたいアートスポットを集めた誌面では、歴史的空間でアートを楽しめる京都や、六甲山の山頂から海に浮かぶ船の中までアート一色の神戸、大自然の中で音楽とアートの融合を楽しめる札幌・・・などなど、今すぐ行きたい最旬のアート旅をご提案。

“カメラ片手に”というのが今回のキーワードなので、写真におさめたいフォトジェニックなアート作品にはカメラマークがついていたり、アート以外にも見た目がカラフルなおやつや目にもおいしいごはん、目を見張る珍スポットなど、インパクトのあるよりみちスポットを編集部が厳選し提案しています。アート好きもアート初心者さんも、これをどう写真にしたらいいかなあ・・・なんて思いながら楽しめば、きっと新たな視点で旅を楽しめるはず!

実際に訪れたからこそのアドバイスも

京都エリアでは、もはやアートとも呼べそうなほどにかわいい見た目のおやつをおみやげに提案。MAPページにはさんぽの合間に立ち寄りたいカフェやごはんどころも。ぜひご活用ください

各エリアごと、旅に役立つごはんスポットや宿情報、現地での移動のコツもMAPと一緒にまとめてご紹介しています。手前味噌ですがこれはいつもオズマガジンが大切にしているこだわりのひとつ。

実際に行ったときに迷うことはどんなことかを出し合い、フォローできるように心がけています。なにげない地図もそれぞれのお店の距離感が掴めるようにとか、目印となるお店がちゃんと入っているように、と地図のプロの思いが込められていたり、小さなお店ひとつとっても、厳選して選んでいます。

旅だけじゃない、東京近郊だって見どころ満載

糸の山の中から金のネックレスを探すという体験アート。アートって難しくてよくわからないという人も、気が付いたらきっと夢中になってしまうはず。スラシー・クソンウォン《黄金の亡霊(どうして私はあなたがいるところにいないのか)》2017

旅と聞いてもそう簡単に行けるものではないぞ、というそこのあなたにもお伝えしたいのは、誌面の後半部分。今回の特集では思い立ったらすぐに行ける東京近郊のアートトピックスをお届けしています。

中でも注目は、六本木と横浜。森美術館と国立新美術館の共同企画の展覧会や、3年に一度の町をあげて盛り上がる「ヨコハマトリエンナーレ」の見どころを、編集部いちのアート好き編集部員・スドウがお届けしています。

編集後記

今年も芸術の秋がやってきます。ということで、毎年恒例のアート特集です。実はわたし、編集部の末っ子・クリヤマは、アートってムズカシイし、わたしはそんな詳しくないしなあ・・・と、毎年ちょっとだけ身構える特集でもあります。

でも今年も、「富山県美術館」であの巨大なクマを見つけ、思わず声をあげて駆け寄った瞬間や、圧倒的な作品を前に急に前触れもなく涙が流れたりしたとき(最近はクロード・モネの作品)、よくわからないけど圧倒されて「そっか、考える前に心は勝手に動くんだった」と改めて思い知りました。ムズカシクしていたのは、勝手な自分の思い込みだなあ。自分の目で見て、その場に身を置いて、今年も改めて感じたのはそういうことでした。

「よくわからないけど、それでもいっか」と思えたら、なんだかアートが楽しくなる気がします。“Don’t think, feel.”とはよく言ったもので、きっとそういうことなのですね。

「わー!」と思ったら、心のシャッターをパチリ(ついでに最近は、ポケットの中の便利な電話機でパチリしてもいいのが嬉しいですね)。と、そんな気持ちで気軽に身軽に行ってみましょう、アートの旅。きっとアタマで考えているだけでは知ることのできない、心の動きを感じるはずです。今月もオズマガジンが、そんなお出かけのきっかけになれたら幸いです。

というわけで今月も、アート旅でいい1日を。みなさま素敵な秋をお迎えください。

オズマガジン9月号「アートな町へ」特集

オズマガジン9月号「アートな町へ」特集

発売日/2017年8月10日(木)
価格/593円+税
販売場所/全国の書店、コンビニエンスストア、駅売店などで発売中

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※記事は2017年8月10日(木)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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