東京・日本橋にある老舗店「小津和紙」は昔ながらの製法を守った和紙を多く取り扱う名店。伝統や文化を受け継ぎながらも、現代のライフスタイルに合わせたアイテムが続々と登場。今回は、そんな老舗店の定番&ネオアイテムをピックアップしてご紹介。
“温故知新”がモットー! 和紙の魅力をさまざまなアイテムで発信
江戸初期に伊勢松坂出身の小津清左衛門が紙問屋として創業し、360年以上続く老舗店。歌川広重の浮世絵にも描かれた小津屋として知られる。和紙の製作工程の分かる展示が並ぶ小津和紙照覧や、手すき和紙体験工房のある小津史料館に併設された店内には、全国の手漉き和紙を中心に、絵画、書道、工芸、インテリアなど幅広い用途で使える和紙が揃う。最近では、和紙を現代風にアレンジしたデザイン性のあるメモ帳なども多数販売され、今まで和紙にあまり馴染みのなかった若者も遠方から店に足を運ぶなど、幅広い層に人気を博している。
【定番】好みの長さに切って使う、昔から愛され続ける巻紙
好みの長さに切って、手紙を書くなどして使用する巻紙は、今も昔も売れ行きがよく、多くの人々がこれを買い求めに店を訪れるそう。
防虫防腐の効果に優れ、経年変化にも強い、土から取れる酸化鉄“ベンガラ”を混ぜた「ベンガラ和紙」は、淡い赤のカラーが特徴。手紙に用いるのはもちろんのこと、インテリアに活かすのもあり。
昔から多くの人々に愛用されている「土佐巻紙」は、日本三大和紙のひとつ高知・土佐和紙を用いた、強くて丈夫な逸品。大切な方への手紙をこちらにしたためては?
【ネオ定番】色とりどりのメモや話題の御朱印帖
春夏秋冬、季節によってさまざまな絵柄が登場する「越前もみ和紙 箱入り」。10種類の絵柄のもみ和紙が合計120枚入っている。たとえば、夏バージョンは金魚や水玉模様の絵柄。10×10cmの使い勝手の良いサイズで、おしゃれなメモ帳としても大活躍。
また、さまざまな絵柄が揃う「朱印帖手作りキット 大(18×12cm)」は、自分で作る世界でたったひとつのオリジナル御朱印帖キット。ひとまわり小さい16×11cmサイズの2つ用意。寺社参拝時の御朱印集めも自分で作った朱印帖なら、より思い出深いものになるはず。
DATA
- スポット名
- 小津和紙
- 電話番号
- 0336621184 0336621184
- 住所
- 東京都中央区日本橋本町3-6-2 小津本館ビル Map
- 営業時間
- 10:00〜18:00
- 定休日
- 日曜・年末年始
- 交通アクセス
- JR総武線快速「新日本橋駅」5番出口より徒歩2分、東京メトロ「三越前駅」A5番出口より徒歩7分、東京メトロ「小伝馬町駅」3番出口より徒歩5分
- ホームページ
- 小津和紙
日本橋老舗店のネオアイテム5選
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PHOTO/KAZUHITO MIURA WRITING/RIKA IWASAKI