東京・日本橋には、何百年も続く老舗店が今もなお活気に満ちている。それは、昔ながらの技術、伝統や文化を受け継ぎながらも、現代のライフスタイルに合わせたアイテムを生み出しているゆえ。今回は、そんな老舗店のネオ定番アイテムをピックアップしてご紹介。
【小津和紙】360年以上続く老舗和紙店の色とりどりのメモや御朱印帖
江戸初期に伊勢松坂出身の小津清左衛門が紙問屋として創業し、360年以上続く老舗店「小津和紙」のネオ定番アイテムはこちら。
春夏秋冬、季節によってさまざまな絵柄が登場する「越前もみ和紙 箱入り」。10種類の絵柄のもみ和紙が合計120枚入っている。たとえば、夏バージョンは金魚や水玉模様の絵柄。10×10cmの使い勝手の良いサイズで、おしゃれなメモ帳としても大活躍。また、さまざまな絵柄が揃う「朱印帖手作りキット 大(18×12cm)」は、自分で作る世界でたったひとつのオリジナル御朱印帖キット。ひとまわり小さいサイズ(16×11cm)の2つ用意。寺社参拝時の御朱印集めも自分で作った朱印帖なら、より思い出深いものになるはず。
【江戸屋】若者にも人気を集めている、天然素材&高品質なブラシが勢揃い
享保3年(1718年)、徳川八代将軍吉宗公の時代に将軍家より江戸屋の屋号を与えられ、江戸刷毛の専門店として開業した「江戸屋」。
髪をとかした瞬間から、髪に輝きが生まれ、しっとりとした手触りが実感できる「ヘアーブラシ」は、一般のブラシに比べ、毛が長く弾力に富んだ特級黒豚毛を使用。
天然素材を使った「歯ブラシ」にも注目。毎日使うアイテムだからこそ、高品質のものを使いたい。“やわらかめ”“ふつう”“かため”と3タイプが揃う。柔らかさとコシの両方を持つ天然毛で歯のエナメル質を傷つけずに適度なマッサージができる。“やわらかめ”は濃い茶色の馬毛を、“かため”は白い豚毛を使用。“ふつう”は馬毛と豚毛の2種ある。
【木屋】創業227年の老舗で見つけた生活の必需品・爪切り
1792年創業で、江戸の絵巻物「熈代勝覧」にも描かれている老舗店「木屋」。
2003年に誕生した爪切りは、老若男女問わず人気の商品。木屋のオリジナルとして、約7cmのやや大型のサイズ感が特徴となっている。足の爪を切る時に楽に切ることができるのが嬉しい。カバー付きなので、清潔・安全に爪切りを保てる。ブラックのシックなデザインなので、おしゃれな印象も。高品質の爪切りといえるのに、お手頃価格なので一家に1つは欲しいところ!
【クラシクス・ザ・スモールラグジュアリ】外国人にも大人気!遊び心満載の動物刺繍のハンカチ
1879年創業したハンカチーフを中心とした布アイテムを扱う老舗・ブルーミング中西が展開するスペシャリティストア「クラシクス・ザ・スモールラグジュアリ」。
ハンカチーフに動物の刺繍をほどこした、HIKKOMIシリーズが、国内はもちろん外国人にも好評だそう。
ありそうでない、猫が片手でぶら下がっているシーンを刺繍で表現した、かわいらしいデザインがとてもユニークな商品「HIKKOMIねこ」41×41cm。
さらに茶目っ気があり人気なのが「はしごさる」30×30cm。ハンカチーフのふちがはしごのあしらいになっていて、そこを猿が上っているかのようなデザインに思わず笑みがこぼれる。遊び心のあるハンカチーフは、周りと差がつくちょっとしたギフトにおすすめ。
【MARUGO TOKYO】地下足袋の老舗メーカーが手掛ける!足の健康によい 足袋型コンフォートシューズ
創立100周年を迎える地下足袋の老舗メーカー「丸五」の初となる旗艦店「MARUGO TOKYO」の注目はこちら。
足の指で地面をつかむような感覚で、気持ちよく歩くことができる足袋型シューズ「たびりら」。まるで、裸足でいるかのような履き心地が特徴になっている。履いて歩くだけで足の指が伸び、足の裏もあるべき姿へ戻るなど、足の健康にも役立つそう。足の痛みや外反母趾で悩んでいる人でも、足に優しいと好評だとか。毎日のお出かけはもちろん、オフィスへの通勤用や職場での室内履きにもぴったりのおしゃれなデザインが人気の理由。幅広く使える足袋型シューズは1足持ってて損はなし! また、足袋型シューズにあわせて履きたい、カラフルな靴下も揃う。
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PHOTO/KAZUHITO MIURA WRITING/RIKA IWASAKI