江戸時代に日本橋で生まれた“涼”をとる生活を現代風にアレンジした、日本橋エリア恒例の夏イベント「ECO EDO 日本橋 2019~五感で楽しむ、江戸の涼~日本橋・八重洲・京橋でひと涼み。」が、パワーアップして登場。期間中は、見ることで涼を感じる金魚や花火、食べて涼しい限定グルメ、涼やかな音を楽しむ風鈴など、日本情緒たっぷりの納涼イベントが目白押し。五感をフルに使って、日本橋の夏を丸ごと楽しんで。
左/金魚大提灯 右/森の風鈴小径(2018年の様子)
金魚大提灯参道ではデジタル花火が移ろう日本の夏を演出
イベントは、2019年7月5日(金)から9月23日(月・祝)にわたって、広く日本橋エリアで開催される。
今年は、人気イベントが続々とアップデートするのも注目のポイント。福徳神社に続く参道の仲通り(コレド室町1・2の間)では、江戸情緒あふれる粋な夕涼みスポット「金魚大提灯参道」のライティング演出がパワーアップする。
花火の幻想的なライトアップで通りを彩るデジタルアートは、今年から季節に合わせて変化するプロジェクション演出によって、日本橋の夏の移ろいを表現。
通りには、高さ約1.8mの巨大な金魚大提灯のほか、日本橋に店のある「大日本除虫菊株式会社(金鳥)」とのコラボ提灯も並ぶ。パワーアップした日本の夏の演出を、実際に歩いて体感したい。また、スモークシャボンの演出もあり、仲通りがより幻想的な空間に変化する。
初のライトアップで夜もフォトジェニックな森の風鈴小径
また、福徳神社から福徳の森へと続く緑の小径には、ガラスの涼やかな音色を聞かせてくれる約200個の江戸風鈴を装飾した「森の風鈴小径(こみち)」が。風鈴の音で涼をとる空間は、まさに江戸の庶民もこうして涼んだのだろうと思わせる演出になっている。
今年は初めて、19時から23時まで夜のライトアップを実施。ライトに照らされて夜の中に浮かび上がる風鈴は、幻想的な雰囲気とともにフォトジェニックなスポットとして夏の思い出に残したい。
金魚を味わう!?「金魚スイーツ&バルさんぽ」で街歩き
昨年も大人気の、金魚をモチーフにした涼感メニューが揃う「金魚スイーツ&バルさんぽ」には、日本橋地域の老舗企業や百貨店、高級ホテルまで110店舗が参加。かわいい金魚の姿をあしらった、フォトジェニックなスイーツやバルメニュー、ドリンクメニューなどを、それぞれに提供する。
例えば、高級ホテル「マンダリン オリエンタル 東京」内の「ザ マンダリン オリエンタル グルメショップ」が提供する金魚スイーツは、2種類。「金魚ジョーヌ」(864円)は、バニラムースとシロップ漬けの桃、レモングラスの香りが調和した爽やかな味わい。「金魚ルージュ」(864円)は、アーモンドが香るパンナコッタにマスカットの甘みとカボスの酸味をプラス。どちらも、金魚鉢のようなグラスの中で泳ぐ金魚が愛らしいグラスデザートになっている。
各店が提供する金魚のメニューをめぐりながら、日本橋の街歩きを楽しもう。
日本橋を浴衣で歩きたくなったら着付けサービスの利用も
江戸情緒あふれる日本橋の街を浴衣で歩きたいなら、和室でのゆかた着付けサービスを行う「橋楽亭ゆかたステーション」(コレド室町3・3階、事前予約制)へ。こちらでは、7月6日(土)から9月21日(土)の間の毎週土曜(ただし、8月31日はお休み)に、「着付け」(3000円)はもちろん浴衣の「レンタル」(5500円)にも対応してくれる。
浴衣を着て行きたくなるフォトジェニックなスポットは、江戸桜通り地下歩道にあるデジタルサイネージの放映をチェックして。SNSでも話題の写真家・Naohiro Yako氏が撮影した、浴衣の似合う日本橋各所の映像がヒントを与えてくれるはず。
金魚がテーマのコスメや日用雑貨など夏の日本橋土産も充実
日本橋エリアの各店舗では、「ECO EDO 日本橋 2019」のテーマである“金魚”をモチーフにしたアイテムも数多く登場する。
「まかないこすめ」(コレド室町3・3階)では、夏祭りの縁日をイメージした「金魚すくいハンドケアセット」(2484円)を販売。ハンドクリームやソープといったハンドケアグッズに、金魚すくいのポイとかわいい金魚柄の巾着がセットになっているから、浴衣とのコーディネートも素敵。
ほかにも、刃物や金物を扱う老舗「日本橋 木屋」(コレド室町1・1階)の金魚の形をしたおろし金「薬味おろし純銅江戸流金」(1944円)や、伝統的な箸の専門店「日本橋 箸長 」(コレド室町3・2階)の「京焼 金魚箸置き」(756円)など、日本橋のお土産にしても喜ばれそう。
この夏も日本橋エリアをめぐりながら、五感で江戸の“涼”を楽しもう。
合わせて楽しみたい、幻想的な金魚たちのアート
「ECO EDO 日本橋 2019~五感で楽しむ、江戸の涼~」の連携イベントのひとつ、「アートアクアリウム 2019」は、幻想的な非日常空間の中で涼を感じられる人気の水族アート。
金魚を鑑賞して涼をとった江戸の文化が、美しい水槽と優雅に舞い泳ぐ金魚たちによってアートとして蘇る。今回は“江戸・金魚の涼”をテーマに、江戸時代の花街に迷い込んだような世界観が花開く。しばし暑さや現実を忘れて、アートな空間で涼んでみない?
イベントDATA
- イベント名
- ECO EDO 日本橋 2019~五感で楽しむ、江戸の涼~日本橋・八重洲・京橋でひと涼み。
- 開催場所
- 日本橋エリア
- 開催日程
- 2019/7/5(金)~9/23(月・祝)
- イベント開催日時
- ■金魚大提灯参道
期間:2019/7/5(金)~9/23(月・祝) 点灯時間:19:00~23:00 場所:仲通り(コレド室町1・2の間)
■森の風鈴小径(こみち)
期間:2019/7/5(金)~9/23(月・祝) ライトアップ:19:00~23:00 場所:福徳の森通路(福徳神社前)
■橋楽亭ゆかたステーション(事前予約制)
期間:2019/7/6(土)~9/21(土)の毎週土曜 ※ただし、8/31(土)はお休み 時間:10:00~18:00(レンタル受付 10:00~17:30) 場所:橋楽亭(コレド室町3・3F) 料金:着付け3000円、レンタル5500円 問い合わせ:新日屋03-5652-5403(平日10:00~17:00)
- 電話番号
- 03-3242-0010
日本橋案内所 ※7/5(金)~9/23(月・祝) 10:00~21:00
- ホームページ
- まち日本橋 公式ホームページ
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2019年の夏は、気まぐれな天気に翻弄されそうな予報。そんなときは近場の都内&東京近郊でマイペースにゆる~く夏を満喫してみませんか? 下町商店街で食べ歩きを楽しんだり、涼しい夜には外で映画を見たり。雨が降ったら水族館のクラゲに癒されたり。オズモールでは、夏気分を味わいながらゆる~く過ごせるスポットをご提案します。
WRITING/NAOKO YOSHIDA (はちどり)