地域限定「PayPay商品券」なら使い道自由自在
ふるさと納税と聞くと、農産物や魚介類など食べ物のイメージが強く、実際に毎年人気のお礼品ランキングは飲食物が上位を占めているもの。だけど、ふるさと納税はその土地を応援するという意味があり、実際に足を運んで旅行を楽しみながら応援することもできる。
そんな中、利用範囲が広くて便利だと注目されているのが、2022年11月から始まったサービス「PayPay商品券」。ふるさと納税ポータルサイト「さとふる」で取り扱いがあり、寄付先の自治体が指定した地域内の店舗・施設で利用できるお礼品として話題に。
PayPayアプリを使っている人ならおなじみの、スマホで支払いが完結。例えばご当地グルメを楽しんだり、好きなお土産を買ったり、現地ならではのアクティビティを楽しんだりと便利に使えそう。
現在、各自治体から導入希望が殺到して続々と増加中。180日後までの有効期限があり、寄付したらその場で利用可能なので、今後は旅行先の自治体でお礼品としてラインナップされているか要チェック。
普通の旅行ではできない体験ができる!ユニークなお礼品
観光だけでは味わえない、地域の人と触れ合う機会が作れるユニークな体験も、ふるさと納税のお礼品となっている。
例えば美しい景観で人々の目を潤している棚田も、実は平地の田んぼよりも労力がかかり、人手不足などの実情があることを知っている人は多いはず。ふるさと納税のお礼品の中には、寄付をすることで応援しながらお米がもらえるのはもちろん、農作業体験ができるものも。
例えば、岡山県美作市の「上山棚田の稲株主制度」。1口100株、25000円の寄付で「稲株主」になれて、5㎏分の棚田米が届くだけでなく、年6回ほど予定されている田植えや草取り、稲刈りなどの農作業、収穫祭などに参加することが可能(参加は自由)。棚田に足を運んで、棚田の農作業や里山の暮らしを体験できるのはお金では買えない貴重な経験。地域の方々との交流を楽しんで、自分たちも汗を流しながら育てたお米の味は格別!
同様に、地域の人と触れ合う体験として、能登半島に位置する石川県七尾市の「大型定置網 漁師体験1名様(漁乗船体験・漁師めし体験コース)」(寄付金額15000円)もユニーク。鹿渡島漁港から船に乗り込み、定置網の引き上げ作業を見学、その後魚のさばき方と丸干し作業を習い、新鮮な刺身や魚の味噌汁などの漁師めしを朝食として食べられるというもの。小学生以上、保護者同伴で参加可能なので、親子体験というのも楽しそう。
そのほかにも、鹿児島県龍郷町がある奄美大島で伝統的な染付体験ができる「大島紬の泥染め体験 招待券 自分で染めるTシャツ付」(寄付金額14000円)や、奈良県山添村のシャキシャキモチモチのレンコン2㎏を収穫してお土産に持ち帰れる「れんこん掘り体験」(寄付金額1万円)、千葉県白子町のたまねぎを10㎏持ち帰りできる「たまねぎ狩り体験」(寄付金額6000円)など、探してみるといろいろ発見。
そのほか、各自治体がふるさと納税のお礼品として認めた宿泊施設や飲食店をはじめ、エステやサウナ、グランピング施設など千差万別。新しい旅の行先や目的が発見できるかも?
ふるさと納税未体験。手続きって難しい?
と、楽しそうなことばかり紹介したけれど、「そもそもふるさと納税をしたことがない」「なんだか手続きが難しそう」と尻込みしている人も少なくないはず。お礼品ばかりに目が行きがちだけど、ふるさと納税は単なるショッピングとは違って、好きな自治体を選んで“寄付”ができる制度のこと。控除上限額の範囲内で寄付すると、2000円を超える部分について税金が控除される仕組み。最近はWEBサイトやアプリで簡単に寄付ができて、さとふるの場合はもはや書類送付の手続きも必要なく、アプリでワンストップ特例制度の申請が完結するものもあり、ますます気軽&便利に。
控除上限額は年収や家族構成によってそれぞれ違うので、「ふるさと納税 控除上限額」などで検索すると簡単にシミュレーションできるので、興味のある人はチャレンジしてみて。
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