【スマホでもっとスマートライフ入門】元手ゼロ!?使えば使うほど得する進化系アプリ
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【スマホでもっとスマートライフ入門】元手ゼロ!?使えば使うほど得する進化系アプリ

更新日:2021/12/26

スマートフォンで気軽にできるポイ活は、楽しい面もあるけれど、意識してたくさん貯めようと思うと意外と手間ががかるもの。そこで、何かをする“だけ”で得する一歩進んだアプリとその仕組みを、ITジャーナリスト・スマホ安全アドバイザーの鈴木朋子さんがご紹介。何かのついでにできることなので、楽しく無理なく続けられそう。

移動するだけで得する「Miles(マイルズ)」

新型コロナウイルス感染症も少し落ち着き、出勤や外出が増えている人も多いのでは。よく移動するようになったけど、ダイエット以外に得することってある?

「移動するだけでポイントを貯められるアプリがあるんですよ」と鈴木さん。マイレージアプリ「Miles」は、移動距離に対してマイル(ポイント)がつくアプリだそう。

「Milesはスマホにインストールして移動するだけで、移動距離が計算され、マイルが貯まります。移動手段がAIによって自動判定され、エコな移動手段の場合はボーナスマイルが付く仕組みです。例えば、飛行機や自動車よりも電車や徒歩の方がお得なんですよ。

Milesでためたポイントは、提携企業が提供するクーポンや割引などの特典と交換できます。ファミリーマートのコーヒーが無料で飲めたり、完全栄養食『BASE FOOD』の割引クーポンがもらえたり。特典は更新されていくので、マイルを貯めながら、欲しい特典と交換していくのが良さそうです」(鈴木さん)

でも移動するだけで、なぜポイントがもらえるの?

「ユーザーが特典を取得すると、そのサービスを利用しますね。Milesはその段階で提携企業から手数料を得られます。特典で私たちはお得になりますし、提携企業も顧客が増えて嬉しいわけです」(鈴木さん)

「シリコンバレー発のアプリが日本上陸」「移動に価値が誕生」と注目されたため、あまりの人気に今は新規ユーザーの受付をストップしているそう(2021/12/27現在)。でも、システムの増強で対応中とのこと。Twitterアカウント(@miles_jpn)のお知らせをチェックしておいて。

レシートを撮影するだけで得する「ONE(ワン)」

外出するとドリンクやお菓子など、何かしら買い物をしてるはず。「溜まったレシートは捨ててはダメ」と、鈴木さん。

「レシート買取アプリ『ONE』を使えば、レシートを売ることができるのです。スーパーやコンビニのレシートを撮影して送れば、通常1~10円で買取されます。期間限定で高額買取されるレシートもあるんですよ。

ミッションに参加すると100~1000円の高額買取をしてくれることも。Amazonや楽天などのショッピングアプリで購入したスクリーンショットも有効です。ただし、レシートの枚数に制限があるので気を付けて」(鈴木さん)

ところで、なぜレシートを買い取ってくれるの?

「レシートからは様々なデータが読み取れます。いつどこでどんな商品が売れているのか、企業が戦略を考える上で貴重なデータですよね。ONEはレシートから分析できるデータを企業に提供し、マーケティングや商品開発を支援することで運営しているんです。

レシート撮影やミッションに参加してもらったお金は、ONEアプリの『ウォレット』に貯まっていき、指定の口座へ出金することができます。手数料がかかるので、ある程度の残高が貯まってから引き出すのがおすすめ。もしくは商品・アクティビティ体験などの電子チケットと交換することもできます。レシートだけではなく、特定の画像を送るミッションやショッピングで還元される仕組みも提供されているので、楽しみながらチャレンジしてみてください」(鈴木さん)

アプリを使う側からすると「タダほど怖いものはない」と思うかもしれないけれど、仕組みがわかれば納得できるはず。ユーザーも、アプリ運営者も、企業も、すべてが得をするサステナブルな関係を築いているので、上手に利用して普段の生活に取り入れてみては?

教えてくれた人

鈴木朋子さん

ITジャーナリスト・スマホ安全アドバイザー。システムエンジニアを経てフリーライターに。SNS、スマホ、パソコン、Webサービスなど、初心者向けのわかりやすい解説に定評があり、テレビや雑誌など各メディアで活躍中。また、2人の娘の子育て経験を生かして「スマホ安全アドバイザー」としても活動。

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※記事は2021年12月26日(日)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります