不要なアプリはスマホの機能で管理
便利そうだと思ってインストールしたアプリでも、使わないまま過ごしてしまったり、もう必要ないのにそのままにしていること、多いのでは? オズモールの読者アンケートでも、6割以上の人が使っていないアプリがあるとの回答が。
「使っていないアプリが増えると、使いたいアプリをすぐ探せない、ストレージ容量を占有するなど、スマホが使いづらい状態になってしまいます。使っていないアプリはスマホの機能を使ってアンインストールすることができます」と、鈴木さん。
「iPhoneの場合は、『設定』の『App Store』で『非使用のAppを取り除く』をオンにすると、使用していないアプリが自動的にアンインストールされます。設定などが入ったデータは残されるので、必要になったら再インストールすればOK。
Androidの場合は、『Files』アプリを起動すると、『使用していないアプリの削除』という項目があるので、不要なアプリにチェックを付け、『アンインストール』で削除して。『Files』はGoogleのアプリです。もしインストールされていない場合はPlayストアからダウンロードしましょう」(鈴木さん)
スマホの中で無駄な出費をしていないかチェック
買い切りの有料アプリはいいけれど、毎月支払う必要があるサブスクリプション(定額課金)サービスは油断すると大きな出費に。うっかり課金し続けているものはない?
「音楽配信や動画配信、マンガなどのサブスクは使っていれば支払っている意識があるでしょう。でも見なくなったサービスや有料オプションは忘れがち。ストアから引き落とされている料金は、スマホで簡単に確認できるので、定期的にチェックしてください」と、鈴木さん。
「iPhoneは『設定』でApple IDをタップすると、『サブスクリプション』という項目があります。AndroidはPlayストアでアカウント画像をタップし、『お支払いと定期購入』の『定期購入』で確認できます」(鈴木さん)
アンケートによると、オズモールの読者は「音楽配信」と「動画配信」が人気だけど、有料のサブスクリプションを契約している人は約10%と少なめ。とはいえ、これからますますジャンルも増えて人気が出ると予想されるサブスクリプション。課金しすぎて困らないためにも管理方法は覚えておくといいかも。
不要なアプリはデータ通信量とストレージ容量を圧迫
使わないアプリを入れておくことで、ストレージ容量を圧迫したり、データ通信量がかさんでいることも。ストレージ容量は前述の手順でアプリをアンインストールすればいいけれど、データ通信量をチェックすることはできる?
「アプリごとにどれほどデータ通信量を使っているか確認できます。自分で起動していないアプリがバックグラウンドで動いていることもあるので、不要なアプリの場合はアンインストールしましょう」とのこと。
「iPhoneは『設定』の『モバイル通信』で、モバイルデータ通信(Wi-Fi以外の通信)の通信量が確認できます。合計なのでわかりづらいかもしれませんが、使った覚えがないアプリもあるかも。
Androidは『設定』の『ネットワークとインターネット』で『モバイルネットワーク』を選び、『アプリのデータ使用量』を見ると、1カ月間のデータ通信量を確認できます』(鈴木さん)
鈴木さんは「スマホの整理は定期的に」と言います。毎月第1日曜日など、見直しの日を決めておくとよさそう。
教えてくれた人
鈴木朋子さん
ITジャーナリスト・スマホ安全アドバイザー。システムエンジニアを経てフリーライターに。SNS、スマホ、パソコン、Webサービスなど、初心者向けのわかりやすい解説に定評があり、テレビや雑誌など各メディアで活躍中。また、2人の娘の子育て経験を生かして「スマホ安全アドバイザー」としても活動。
【マネー特集】働く女性のお金のハナシ
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