設定その1:SNSで動画を自動再生させない
LINE、Instagram、Twitter、FacebookといったSNSは、人付き合いの面でも大切。ついつい眺めてしまうけれど、これがギガ不足を招いてる原因の一つに。
「最近のSNSは画像や動画、ライブ配信など、データ通信量を多く必要とするコンテンツが増えています」と、鈴木さん。
では、どうすればいい?
「動画の自動再生をオフにする、またはWi-Fiのみに設定することで、データ通信量を節約できます。動画はWi-Fi環境が整った場所でゆっくり見ることを習慣にしましょう。
自宅などのWi-Fi環境が整った場所なら、データ通信量を気にしなくてもいいですよね。動画の自動再生をオフにするには、各SNSアプリの設定で行います」(鈴木さん)
・LINEの場合は「設定」の「写真と動画」で「動画自動再生」を「Wi-Fiのみ」、または「自動再生しない」にすればOK。
・Instagramは事前の動画読み込みをしない設定があります。「設定」の「アカウント」の「モバイルデータの使用」で「データ使用料を軽減」をオン。Android版には「高画質メディア」の設定もあり、「Wi-Fiのみ」が選べます。
SNSだけでなく、YouTubeなどのアプリにも同様の設定があるので、一度各アプリの「設定」を見直してみて。
設定その2:アプリごとにモバイル回線をオフにする
スマホを使っていると、自分が今、モバイル回線を使っているのか、Wi-Fiに接続しているのかわからなくなることも。
「iPhoneはモバイル回線でデータ通信量を使い過ぎないために、モバイル回線を使わないアプリを設定しておくことができます。アプリを起動すると警告が出るので、うっかりモバイル回線を使ってしまうことがなくなります」(鈴木さん)
・iPhoneの「設定」で、「モバイルデータ通信」を開きます。モバイルデータ通信を使用するアプリをオン、Wi-Fiのみにしたいアプリはオフに。
そして、アプリに関してはもうひとつ。バックグラウンドでの更新をWi-Fiのみに絞ること。
「今開いていないアプリでも、情報を最新に保つためにバックグラウンドで通信を行っていることがあります。モバイル回線のときはバックグラウンド更新を行わないように設定しておくと、データ量の節約になります」(鈴木さん)
・iPhoneの場合は、「設定」の「一般」にある「Appのバックグラウンド更新」を開きます。まとめて設定する場合は、「Appのバックグラウンド更新」をタップして「Wi-Fi」に。アプリごとに設定したい場合は、オン/オフで設定します。
・Androidの場合は、「設定」の「アプリと通知」で設定したいアプリをタップすると、「バックグラウンドデータ」でモバイル回線の利用をオフにできます。ただし、Androidは機種によって設定個所が違うので、通信設定のあたりをチェックして。
設定その3:アップデートの自動ダウンロードをしない
そして、自動ダウンロードでアプリをアップデートすることもおすすめしないとか。
「アプリのアップデートはセキュリティ面でもとても重要。なるべく早めにした方がいいのですが、数によってはデータ通信量をかなり消費します。自動ダウンロードにせず、Wi-Fi環境が整った場所でまとめて行うことがおすすめです」(鈴木さん)
・iPhoneは「設定」の「App Store」で「自動ダウンロード」をオフに。
・AndroidはPlayストアを起動し、「設定」の「アプリの自動更新」を「Wi-Fiのみ」にしておきます。
その他には、iPhoneでは「設定」の「モバイル通信」にある「Wi-Fiアシスト」をオフにしておくと、Wi-Fiが不安定なときでもモバイル回線を使わないようにできるとか。賢く通信データ量を節約することで、快適にスマホを楽しんで。
教えてくれた人
鈴木朋子さん
ITジャーナリスト・スマホ安全アドバイザー。システムエンジニアを経てフリーライターに。SNS、スマホ、パソコン、Webサービスなど、初心者向けのわかりやすい解説に定評があり、テレビや雑誌など各メディアで活躍中。また、2人の娘の子育て経験を生かして「スマホ安全アドバイザー」としても活動。
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