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お金を貯められない人の傾向とは?3つのタイプと対処法をFPがわかりやすく解説

更新日:2021/07/18

お金を貯めたい! でもなかなか貯められない・・・そう感じている人は多いのでは? 実はお金が貯められない人には、ある傾向があるのだとか。そこで、お金を貯められない人の3つのタイプと、それぞれの対処法について、ファイナンシャルプランナーの佐藤さんに聞いてみました。

お金が貯まらない人にはどんな人が多い?

お金が貯まらない人にはどんな人が多い?

お金を貯めたくてもなかなか貯められないという悩みは、多くの人が持っているもの。だから、貯められないと感じていること自体は、そんなに心配することではないと佐藤さん。ただ、できれば無理なくお金を貯められる、貯蓄体質になりたいもの。

「お金が貯められない人の傾向には、大きく3つのタイプがあります。

まずひとつ目は、『お金の管理が習慣化されていない』タイプ。お金の管理が習慣になっていない人は、お金の管理を人まかせにしている、そもそも自分がいくら使っているかわからない、お金を使ったあとに振り返りをしていないなどの傾向があります。

ふたつ目は、『ついつい感情的になりやすい』タイプです。ストレス発散のために散財をしてしまう、見栄を張るためにお金を使ってしまう、お金のことを考えるのが怖くなって管理を一気にやめてしまうこともあります。

3つ目は『お金を貯める仕組みがない』タイプ。ひとつ目は習慣、ふたつ目は気持ちに関するポイントで、もちろんそれも大切ですが、習慣や気持ちだけでお金を貯めるには限界があります。ある程度、お金のことを普段から気にしているけれど、なぜか貯まらないという人は、このタイプが多いです」(佐藤さん)

家計簿の前に、お金の日記から始めてみよう

家計簿の前に、お金の日記から始めてみよう

では、そんなお金を貯められない傾向にある人はどうやったら貯められるようになるの?
「まず家計簿をつけることをおすすめしたいところですが、『お金の管理が習慣化されていない』タイプの人たちは、家計簿はハードルが高いと感じることが多いです。
そういうときは、毎日なににお金を使ったか、使った後どんなことを感じたか、などを記録する「お金の日記(マネーダイアリー)」を書くといいでしょう。例えば、ノートの左側にレシートを貼って、右側に使った後の感想を書くだけでも立派な振り返りになるので、お金の管理を習慣化するのに役立ちます」(佐藤さん)

「ついつい感情的になりやすい」タイプの人は、どうすればいい?
「自身のココロに目を向けてみましょう。SNSなどは見ずに自宅で静かに過ごす時間を意識的に設ける、カフェなどに行ってあえて何もしない時間を作ってみるなど、自分の内面と向き合う『マインドフルネス』に取り組んでみると、散財気味なお金の使い方が変わるかもしれません」と佐藤さん。

貯蓄を自動化するのも大切

貯蓄を自動化するのも大切

それでは習慣や気持ちも整えたけれど、なかなか貯まらないという、「お金を貯める仕組みがない」タイプの人は、どんな仕組みでお金を貯めればいい?
「先取り貯金がおすすめです。お金を貯める場合、使って余った分を貯金という形で家計管理をしていると、どうしても使い過ぎてしまうケースが出てきます。
反対に、貯金の分を先に手取り金額から抜いて、その範囲内で暮らすということを自動的に行える仕組みを作ることが大切です。お給料の振込先以外に貯蓄専用口座を開設して、給与振込日に自動的に給料の一部が貯蓄専用口座に振り替えられるように設定をするとよいでしょう。

また、クレジットカードを使うと、請求日がずれて家計管理がしづらいという方は、デビットカードを使用するようにするというのもひとつの方法です」
考えないで貯蓄できるようにするのがお金を貯めるコツだそう。

「いろいろとお伝えしましたが、自分なりのお金の軸を持つことが大事です。お金の管理や貯蓄の仕方、どの程度使ってどの程度貯めるかのバランスは、人それぞれ違っていいと思います。自分はお金のことをどうしたいかを、まずは意識することが大切です」(佐藤さん)

教えてくれた人

佐藤彰(さとうあきら)さん

佐藤彰コーチングFP事務所代表。
ファイナンシャルプランナー。金融機関からの独立を経て情報提供する必要性を実感し、現在は金融商品や保険を販売しない独立系のFPとして活動している。

【マネー特集】働く女性のお金のハナシ

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先行き不透明な時代、多様化するライフスタイル。お金に関して、漠然とした不安は感じるけれど、分からないことだらけ。みんなどうしてるの? 気になるけれど、聞きづらい。情報も多すぎて、どれが私に合っている話なのか、見分けもつかない。そこでOZmallが女性たちに、これから先も“私らしく”過ごしていくために必要なお金の新常識を提案します。

※記事は2021年7月18日(日)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります