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【カップル・夫婦向けマネー講座】結婚式や披露宴のお金の貯め方って?ライフステージ別の気になるお金についてFPが解説

更新日:2020/01/07

多くの費用が必要となる結婚式や披露宴。いくらを目標に、毎月どのくらい貯めたらいいの? 結婚式や披露宴費用の準備の仕方について、ファイナンシャルプランナーの西山美紀さんに聞いてみました。

結婚式のお金は、100~200万円を目標に少しずつ貯めていこう
2019年11月オズモール調べ 933人

結婚式のお金は、100~200万円を目標に少しずつ貯めていこう

大きなお金が必要になる結婚式や披露宴。みんなどうやって、どれくらい準備しているの?

オズモールでアンケートをしたところ、結婚式のための貯金平均額は約280万円。ボリュームゾーンは50~300万円未満。なんと1000万円以上貯めたというカップルも4%いたから驚き。両親からの援助があるかどうかにもよるが、100~200万円ほどのお金は貯めている人が多いよう。

「もう少しお金を貯めておけば、お料理などグレードアップできたのに・・・」という反省の声や、逆に「しっかり貯金ができたので、理想のすべてを盛り込んだ式をあげられた」という人も。

「結婚式まで時間がある時期は、どれくらい費用がかかるのかイメージがわきませんが、多めにお金を準備しておけば、結婚式でできることが増えますし、お金が余れば新生活の費用にすることもできます。まだ時間があるからといって油断せず、少しずつ貯めていきたいところです」(西山さん)

100万円を1年間で貯めるには?

100万円を1年間で貯めるには?

では、どのように結婚に関する費用を貯めていったらいいの?
「結婚が決まったら、パートナーと一緒に毎月一定金額を貯めていくのがおすすめです。
仮に100万円を1年間で貯めることを目標とすると、1人毎月3万円ずつ貯めれば、72万円です。ボーナスが2回出る場合は、2人あわせて年間28万円貯めると、100万円になります。収入に差があれば、毎月1人は2万円、もう1人は4万円などと貯める金額を分けてもいいですね」(西山さん)

オズモールのアンケートでは、「1年後の結婚式に向けて、彼と2人で100万円を目指して貯めた」という人や、「お互いに貯めていって、ときどき共同の口座に入れていた」という人、「結婚式が決まってから、ボーナスは手をつけずにすべて貯めた」というケースも。

「どちらかが主導権をにぎって、ひとつの口座に入れていくと目で見て確認しやすいのでおすすめです。結婚式専用の口座を作っておけば、お金が貯まってきた安心感から、うっかり、普段の食事や旅行などにお金を使ってしまうことを防げます」と西山さん。

結婚式での2人のお金の意識が、結婚生活につながっていく

西山さんによると、結婚式の資金を準備するときから、結婚生活の金銭感覚のすり合わせは始まっているそう。「もし彼が貯金ゼロだとしても、『私は貯金がたくさんあるから出すよ』などと言わないことが大事です」と西山さん。

「『彼は細かいことを決めるのを面倒くさがるので、私が意識して話題を出すようにした。2人で目標を立てて貯金することがいい習慣になった』という声もあるように、お金に対する考え方が異なる場合は、少しずつ歩み寄っていくようにしたいですね。
結婚は2人で一緒に家庭をつくっていくもの。最初からどちらかに大きな負担をかけると、その習慣がその後も続いてしまうので要注意。お金の面でも『一緒に準備すること』を意識していきましょう」(西山さん)

どちらかが強い発言力を持つのではなく、2人で相談して、お互いが納得いく形で準備していきたい。

教えてくれた人

西山美紀さん

出版社で編集・マーケティングを経験後、独立してファイナンシャルプランナーの資格を取得。単に貯蓄額を増やすのではなく、うるおいのある毎日になるためのお金の貯め方・使い方について女性誌やWEB等で発信中。著書『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)。男女の子を持つ二児の母。

【マネー特集】働く女性のお金のハナシ

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先行き不透明な時代、多様化するライフスタイル。お金に関して、漠然とした不安は感じるけれど、分からないことだらけ。みんなどうしてるの? 気になるけれど、聞きづらい。情報も多すぎて、どれが私に合っている話なのか、見分けもつかない。そこでOZmallが女性たちに、これから先も“私らしく”過ごしていくために必要なお金の新常識を提案します。

※記事は2020年1月7日(火)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります