産毛も医療脱毛できる?効果やメリット、デメリット、注意点を解説
「医療脱毛をするなら産毛までなくしたい!」そう思う人も少なくないはず。産毛の医療脱毛には、肌を明るく見せたり化粧ノリをよくしたりなどのメリットがあるものの、施術時には注意しておきたいポイントも。今回は、産毛の医療脱毛の効果やメリット・デメリット、注意点などを解説。
更新日:2024/08/05
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1.産毛に医療脱毛は効果ある?なくならないって本当?
医療脱毛は産毛への効果も期待できるが、産毛はほかの毛に比べるとしぶとく、施術に難しさがあるのは事実。
産毛の脱毛がしにくいのには「メラニン」が関係している。医療脱毛は、レーザーをあてて毛の黒色(メラニン色素)に反応させ、毛根に熱ダメージを与えて脱毛する仕組み。産毛は色が薄く毛が細いため、レーザーが反応しにくく、脱毛が難しいと言われている。
ただし、最近は産毛脱毛に適した脱毛機も登場しているため、ほかの毛と同様に産毛も脱毛しやすくなっていて、産毛が全然減らない事態は考えにくい。産毛の医療脱毛を検討するなら、産毛に対応できるクリニックを選ぶようにして。
2.産毛を医療脱毛するメリットとデメリット
2-1.メリット
肌がトーンアップして見える
産毛は色素が薄いものの、少なからず色がついている。その産毛をなくしてしまえば、肌のトーンアップが期待できる。肌が産毛の色や影に邪魔されることがなくなるため、明るく見える。
化粧をしてもなんとなく顔が暗い、くすみが目立つなどのお悩みは、産毛を脱毛することで解決できそう。
顔の化粧ノリがよくなる
化粧ノリを邪魔する産毛をなくせばメイクもしやすくなる。パッと見ただけでは目立たない産毛も、実は表皮に薄い層を作っている。産毛があると下地やファンデーションがなじみにくく、化粧ノリが悪くなりがち。
また、産毛は皮脂や汗などが蓄積しやすく、それによって化粧ノリが悪くなることも。産毛を脱毛すると、メイクの仕上がりもよくなりやすい。
肌トラブルの予防や改善が期待できる
産毛を脱毛すると毛穴が引き締まり、皮脂が詰まりにくくなる。
また、自己処理が必要なくなるため、ニキビや肌荒れなどのトラブルの予防や改善も期待できる。産毛はやわらかいため、シェーバーでの自己処理がしにくく、無理に行うと肌に負担がかかってしまう。自己処理の機会を減らすことで、肌トラブルの改善が期待できそう。
2-2.デメリット
一定の回数と期間がかかる
産毛を完全になくすには、一定の通院回数と期間がかかる。産毛にはレーザーが反応しにくく、部位によっては照射の出力を抑える必要があるため、回数を重ねて地道に脱毛をしていくのが通常。完全に産毛をなくしたいなら、以下の回数や期間がかかることを知っておいて。
-顔周り
回数:10回以上
期間:約1〜2年
-背中や襟足
回数:約8〜12回程度
期間:約1年〜1年半
特に顔の皮膚は薄いため、脱毛機の出力を抑えて施術しなければならない。通う回数が増えると費用や時間がかかるので、予算に合わせて施術内容や部位を検討してみて。
硬毛化のリスクがある
脱毛すると毛が太くなったり濃くなったりするという話を聞いたことがある人もいるはず。全員ではないが、まれにそういうケースがあることは否定できない。
脱毛後に毛が太くなる現象は「硬毛化」という。詳しいメカニズムはまだ明らかにされていないが、硬毛化が疑われる場合はクリニックで対処してもらう必要がある。
3.産毛の医療脱毛クリニックの選び方
3-1.照射方法で選ぶ
医療脱毛の照射方法は主に以下の2種類がある。
- 熱破壊式脱毛
毛乳頭や毛母細胞などの発毛組織を破壊させる方法。メラニンに反応するためワキやVIOなどの濃く太い毛に効果が現れやすい。
- 蓄熱式脱毛
毛乳頭より手前にあるバルジ領域と呼ばれる部分に照射し、徐々にダメージを与える方法。メラニン色素が薄い細い毛にもアプローチできる。
蓄熱式は、毛の質や色素に関与しないので産毛に効果があると言われているが、熱破壊式とそこまで差がないのが現状。自分の肌の状態に合わせて、適切な照射方法を選ぼう。
3-2.レーザーの種類で選ぶ
医療脱毛のレーザーには以下の3種類がある。
- アレキサンドライトレーザー
世界的に最も普及しているレーザー。メラニン色素に強く反応し発熱効率がよいため、ワキやVIOなどの濃く太い毛に効果的。
- ヤグレーザー
レーザーの波長が長く、メラニン色素への反応が弱い。根深い毛の脱毛、色黒の人の脱毛に向いている。
- ダイオードレーザー
アレキサンドライトレーザーとヤグレーザーの中間の波長のレーザー。太い毛から細い毛まで幅広い毛質に対応できる。
どのレーザーが産毛に効果的というのはない。肌の色と毛の色の差が大きければ、産毛は問題なく脱毛できるので、自分の肌状態に合わせて選ぶようにして。
3-3.通いやすさや予約の取りやすさで選ぶ
医療脱毛は同じクリニックに複数回通うことになる。そのため、通いやすさや予約の取りやすさも重視したい。
クリニックによっては院数が少ない場合も。自宅や職場の近くにあるか、もし電車で通う場合も駅からどのくらいかかるのかも併せてチェックするのがよさそう。予約がウェブやアプリでできるか、変更やキャンセルがしやすいかも確認しておいて。
4.産毛を医療脱毛する際の注意点
4-1.電気シェーバーで処理する
施術を受ける前は、電気シェーバーを使って処理したほうがよい。電気シェーバーなら、肌に直接刃が当たらないため、肌を傷つけるリスクを減らせる。
自己処理をせずに毛が伸びていると、レーザーの照射出力に影響する可能性が。やけどや毛嚢炎などのリスクを最小限に抑えるためにも、適切な方法で自己処理して。
また、医療脱毛に通っていても、脱毛が完了するまでには時間がかかり、自己処理せざるを得ない場面もあるはず。その場合も、カミソリや毛抜きではなく電気シェーバーを使うようにして。脱毛クリームを使用する手もあるけれど、かぶれたり皮膚が薄い部位は刺激を受けやすいため使わないのが無難。
4-2.施術の前後はしっかりと保湿する
どのような脱毛方法であっても、少なからず肌にダメージを与える可能性がある。そのため、施術前後はしっかりと皮膚を保湿することが大切。
肌の乾燥は赤みや炎症などのトラブルのもと。産毛がある場所は、ほかの場所よりもデリケートなので十分に保湿して。
4-3.毛周期に合わせて定期的に通う
産毛脱毛では、毛周期に合わせてクリニックへ通うことも大切。産毛にも生える周期があるため、脱毛の効果を最大限に引き出すには、より多く産毛が生えている時期に施術を受けよう。
部位や脱毛機によっても施術の間隔が異なるため、照射が無駄にならないよう相談して決めて。