ウォーターサーバーの電気代は高い?電気代比較やほかにかかる費用も解説

熱湯や冷水がいつでも手軽に使える便利なウォーターサーバー。家に設置してみたいとは思うものの、電気代が高いのではと不安に感じている人も多いはず。今回は、アクアソムリエの江口慶太さんに聞いた、電気代の目安や節約方法、それ以外にかかる費用を徹底解説。電気代が安いウォーターサーバーの紹介もしているので、ぜひ参考にしてみて。

更新日:2022/07/22

今回お話を聞いたのは・・・アクアソムリエ 江口慶太さん

浄水器メーカーに勤めたことがきっかけで、水にこだわりたい、という強い思いを持つようになり水の知識と味わいに関する資格「アクアソムリエ」を取得。その後、約1年かけて地球を⼀周し、世界各地の⽔やミネラルウォーターについて知識を深める。現在は、ウォーターサーバーメーカーに勤めるかたわら、水などで割って飲むイギリスの伝統的な飲み物・ハーブコーディアルのブランド「Mill」の展開をしている。

1.ウォーターサーバーの電気代は月々いくら?計算方法は?

ウォーターサーバーの電気代は、平均的に見てだいたい月額1000円以内に収まる商品がほとんど。比較的リーズナブルに使えると言える。

ウォーターサーバーが水を冷やしたり温めたりするとき、保冷や保温をしているときなど、稼働中は常に電気代が発生する。なおウォーターサーバーが水を冷やしたり温めたりしているときの電気代は、以下の計算式で算出することも。

1日あたりの電気代(円)=消費電力(W)÷1000×電力単価(円/kWh)×1日あたりの使用時間(h)

消費電力を約100W(冷水)、電力単価を新電力目安単価の27円、1日1時間動くと考えると、以下のように計算できる。

100W÷1000×27円×1時間=2.7円

ちなみに、温水だと約350Wほどになるため、同じ計算式に当てはめて計算するとだいたい1日で9.45円が目安に。これはあくまでも水を冷やしたり温めたりしているときに発生する費用であり、これ以外で稼働にかかる電気代も合わせると、だいたい月1000円程度になることが多い。

2.ウォーターサーバーの電気代を節約して安くする方法は?

ウォーターサーバーの電気代はそこまで高くないことが分かったとはいえ、できるだけ節約して安く抑えたいところ。以下で節約する方法を解説するので、ぜひ参考にしてみて。

2-1.エコモードやスリープモードなど、節約できる機能を搭載したモデルを選ぶ

ウォーターサーバーには、節約に役立つモード切替ができるものもある。エコモードやスリープモードなど、名称はメーカー、機種によってさまざま。

温水を使用しない間に電力を抑えたり、光センサーで夜間に部屋が暗くなったことを察知したりして、電力を抑えることができる。エコモードやスリープモードに設定しておくだけで大幅に電気代がカットできるので、ぜひ搭載されたモデルを選んでみて。

2-2.こまめにお手入れをする

ウォーターサーバーをこまめにお手入れして綺麗な状態を保たないと、エネルギー効率が悪くなって消費電力が上がってしまう場合も。

とくに熱を放出する背面は、こまめなお手入れを欠かさないようにして。意外とゴミやホコリが溜まりやすいので、最低でも1カ月に1回はお手入れしよう。

2-3.直射日光を避けて設置する

ウォーターサーバーを直射日光のあたる場所に設置していると、本体が熱くなる場合も。本来熱は本体の背面から排出される仕組みだが、本体の温度が上がりすぎてしまうと上手く熱の排出ができなくなってしまうとのこと。

結果として効率よく水を冷やしたり温めたりすることができなくなり、設定温度に達するまでに時間がかかることで消費電力が上がってしまう仕組み。

2-4.壁から少し離して設置する

壁にぴったりとくっ付けてウォーターサーバーを配置すると、背面からうまく熱が放出できなくなる。背面にホコリが溜まっているときと同様に、熱放出の効率が悪くなると消費電力も上がってしまう。

火事の恐れもあって危険なので、壁とサーバーとの間に15cmほどのスペースを確保することを忘れずに。

2-5.コンセントを抜かず繋ぎっぱなしにする

ウォーターサーバーのコンセントを抜くと、水の温度を保つ機能もストップするため、水が常温に戻ってしまう。コンセントを抜き差しする度に水を設定温度にする必要が出てしまい、かえって電気代が上がってしまうことに。

また、温度が変わることで雑菌が繁殖しやすくなる可能性もあるため、衛生面でも不安が残る。使わないときはコンセントを抜いたほうがよいと考える人も多いが、反対に電気代がかさんでしまうのでコンセントは繋ぎっぱなしにし、電源を落とさないようにしよう。

3.ウォーターサーバーの電気代以外にかかる費用は?

ウォーターサーバーを利用するには、電気代以外に以下のような費用が発生する。

・サーバー設置費用
・サーバーレンタル費用
・水代
・水の送料
・メンテナンス費用
・解約金

ほか、お届けを休止するときや受け取りができなかったときなどに、各種手数料がかかる場合も。これらすべてが費用として発生するメーカーもあれば、特定のものを無料としているものもある。

「水代だけで利用できる」という謳い文句には注意して、細かな点まできちんと確認しよう。なるべく費用を抑えたい人は、サーバーレンタル費用が無料のものや、安めの水を用意しているもの、毎回水の送料が無料のものなどを選んでみるのがおすすめ。

また、メーカーによってはお得なキャンペーンをやっているところもあるので、ぜひチェックしてみて。

4.他の家電と比較するとウォーターサーバーの電気代は高い?

他の家電とウォーターサーバーの電気代を比べてみると、だいたい以下が目安。

・冷蔵庫:1カ月あたり約600円~700円
・電気ケトル:1カ月あたり約90円(1日1L沸かした場合)
・電気ポット:1カ月あたり約300円

ウォーターサーバーと比較すると、電気ケトルや電気ポットを使用した方が安い。ただし、ウォーターサーバーの場合は飲みたいときにすぐに冷水も温水も利用できることから、費用対効果は高いと言っても過言ではなさそう。それぞれにメリット、デメリットがあるので、ニーズに合っているかよく考えてみて。

5.ウォーターサーバーの電気代は季節によって変わる?

ウォーターサーバーの電気代は、季節によって大きく変わることはない。外気温によって多少の変動はあるが、驚くほど変わるということはないため、安心してOK。

6.編集部おすすめのウォーターサーバー

商品画像
商品名 スタンダードサーバー スタンダードサーバー スタンダードサーバー
ブランド名 信濃湧水 アルピナ ハワイアン
24Lの月額料金 3158〜3662円 2878~3948円 約4095〜4755円
ボタン
設置面積 270mm×370mm 270mm×370mm 270mm×370mm
水の種類 天然水 RO水 天然水
ペットボトル1本(500ml)換算 66~76円 60~82円 約85~99円
特典・キャンペーン 新規契約でもれなく信濃湧水1箱(2本入り)プレゼント WEBから新規申し込みすると抽選で電気圧力鍋などをプレゼント 新規申込みでもれなく水1箱&ピュアハワイアンペットボトル(320mL×24本)プレゼント
機能 チャイルドロック、温水・冷水両用 温水・冷水両用、チャイルドロック、ウォーターセーフ、エアフィルター付 チャイルドロック、温水・冷水両用
ボトルのタイプ ボトル使い捨て ボトル回収・ボトル使い捨て ボトル使い捨て
電気代目安 約1000円/月

信濃湧水

スタンダードサーバー

おすすめポイント

チャイルドロック機能がついているので、赤ちゃんがいても使いやすいウォーターサーバー。また、超軟水を使っているため、赤ちゃんが飲んだり、ミルク作りにも使いやすい。

月額料金3158〜3662円 ※24リットルの場合(1日にコップ4杯分)
水代金3158円
サーバーレンタル料金0円
送料0〜504円
メンテンナンス料0円
電気代目安
解約金11000円
支払い方法クレジットカード、口座引落など
給水方法床置きタイプ
機能チャイルドロック、温水・冷水両用
水の種類天然水
水の成分カルシウムやマグネシウムの含有量が少ない超軟水
ボトルのタイプボトル使い捨て
配達エリア全国(離島などの一部地域を除く)
【特典・キャンペーンについて】

・新規契約でもれなく信濃湧水1箱(2本入り)プレゼント

※入会特典やキャンペーンは予告なく終了する場合がございます。あらかじめご了承ください。

スタンダードサーバーのよかった点

使いやすく、コストパフォーマンスがいいと感じる。(30代 男性)

スタンダードサーバーの改善して欲しい点

故障の際のメンテナンス体制に若干不安が残る。連絡先は明確だが、対応に不安が残る。(60代 男性)

アルピナ

スタンダードサーバー

おすすめポイント

停電時に常温水が使えるウォーターサーバー。災害時の備えとしてウォーターサーバーを使いたい人におすすめ。

月額料金2878~3948円 ※24リットルの場合(1日にコップ4杯分)
水代金2249~2659円
サーバーレンタル料金629円/月(設置月は無料)
送料0〜660円(2ガロンボトルの場合のみ、エリアによる)
あんしんサポートパック0円(2年に一度)
電気代目安約1000円/月
解約金5500(関東地域以外)~11000(関東地域)円(2年未満の場
支払い方法口座自動振替、クレジットカード
給水方法床置きタイプ
機能温水・冷水両用、チャイルドロック、ウォーターセーフ、エアフィルター付
水の種類RO水(人工的に作られた純度の高い飲料用の水)
水の成分天然水をRO濾過している、余計な成分が含まれていない
ボトルのタイプボトル回収・ボトル使い捨て
配達エリア東京23区/東京都下/神奈川県/埼玉県/千葉県/茨城県/栃木県/群馬県/福島県/愛知県/大阪府/兵庫県/京都府/滋賀県/奈良県/和歌山県
【特典・キャンペーンについて】

・WEBから新規申し込みするとアルピナ12リットルボトル4本+PureHawaiian 1箱(320mL×24本)プレゼント
・WEBから新規申し込みすると抽選で電気圧力鍋などをプレゼント

※入会特典やキャンペーンは予告なく終了する場合がございます。あらかじめご了承ください。

スタンダードサーバーのよかった点

いつでもきれいな水を飲める安心感。(30代 男性)

スタンダードサーバーの改善して欲しい点

たくさん使用するため交換頻度が高い。(30代 男性)

ハワイアン

スタンダードサーバー

おすすめポイント

不純物を徹底的にろ過したハワイの天然水が飲めるウォーターサーバー。ミネラルやマグネシウムの含有量が少ない水を探している人や、軟らかい水が好きな人におすすめ。

月額料金約4095〜4755円 ※24リットルの場合(1日にコップ4杯分)
水代金約4095円
サーバーレンタル料金0円
送料0円(東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城の一部)/本州 1箱385円/北海道・四国・九州 1箱660円
メンテンナンス料0円(2年に1回)
電気代目安
解約金11000円
事務手数料880円/月(直近3カ月間のボトルご購入が2箱未満の場合)
支払い方法クレジットカード、口座引落 など
給水方法床置きタイプ
機能チャイルドロック、温水・冷水両用
水の種類天然水
水の成分ミネラルやマグネシウムなどの不純物を徹底的にろ過
ボトルのタイプボトル使い捨て
配達エリア全国(沖縄、離島除く)
【特典・キャンペーンについて】

・新規申込みでもれなく水1箱&ピュアハワイアンペットボトル(320mL×24本)プレゼント

※入会特典やキャンペーンは予告なく終了する場合がございます。あらかじめご了承ください。

スタンダードサーバーのよかった点

ハワイの水を飲んでいるという気分だけで結構満足している。(50代 女性)

スタンダードサーバーの改善して欲しい点

使いやすいが、持ち上げるのが重たい。(20代 女性)

スタンダードサーバーの改善して欲しい点

タンクが硬いので、ぺったんこになって家庭で捨てれる方が楽でいい。(50代 女性)

今回お話を聞いたのは・・・アクアソムリエ 江口慶太さん

浄水器メーカーに勤めたことがきっかけで、水にこだわりたい、という強い思いを持つようになり水の知識と味わいに関する資格「アクアソムリエ」を取得。その後、約1年かけて地球を⼀周し、世界各地の⽔やミネラルウォーターについて知識を深める。現在は、ウォーターサーバーメーカーに勤めるかたわら、水などで割って飲むイギリスの伝統的な飲み物・ハーブコーディアルのブランド「Mill」の展開をしている。

あなたの希望は? 6つのタイプ別ウォーターサーバーランキングはこちら!

ひとくちに「ウォーターサーバーを検討してる」と言っても、その理由は人それぞれ。様々な種類があるウォーターサーバーは、悩みや希望に合わせたものを選ぶのが大切。そこでこちらの記事では値段、家族構成、機能タイプ、デザインなど、6つのタイプ別ウォーターサーバーランキングをご紹介。悩んでいる人はぜひチェックしてみて。

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※記事は2022年7月22日(金)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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