イタリア・トリノの「Bicerin(ビチェリン)」は、255年以上の歴史を持つトリノ最古のカフェ。店名と同じ看板メニューのチョコレートドリンク「ビチェリン」は、文豪・ヘミングウェイや哲学者・ニーチェなどに愛されてきた。2018年6月28日(木)、池袋の東京芸術劇場と新宿高島屋で海外初進出を果たし、羽田空港にも物販店が誕生。世界のセレブが愛した香り豊かなドリンクを、現代の日本で存分に味わって。
18世紀の創業以来、門外不出のレシピが日本初上陸!
1763年創業というイタリア・トリノ最古の老舗カフェが発祥のチョコレートドリンク「ビチェリン」(980円)は、エスプレッソ、チョコレート、生クリームの三層が織りなす濃厚な味わいが魅力。
チョコレートは上質なカカオを選び、特別仕立ての銅製ポットで香りを損なわないように丁寧に調理。コーヒーも、オリジナルのレシピを守るために、まだエスプレッソマシーンがなかった時代と同じ方法で抽出している。そのレシピは、創業から255年間も門外不出だったそう。
この伝説のカフェで「ビチェリン」を愛したのは、オペラ「蝶々夫人」の作者・プッチーニや哲学者・ニーチェなど、そうそうたる顔ぶれの顧客たち。とくに文豪・ヘミングウェイは、『世界で残すべき100の物』として選んでいるほど。
厳選された素材と伝統のレシピが生み出す味わいを、都内でいただけるのが嬉しい。
おしゃれなティースタンドや人気のドルチェ、ジェラートも
「ビチェリン」のほかには、サンドイッチやケーキ、焼き菓子、チョコレートなどのティースタンドと選べるドリンクがセットになった「アフタヌーンティースタンド」(3240円)や、温かいアップルパイにバニラアイスを添えた人気のドルチェ「アップルパイのバニラアイス添え」(1134円)などもラインナップ。
「チョコレートケーキ」(864円)や「苺のタルト」(864円)などの定番ケーキはもちろん、バニラアイスにエスプレッソをかけた「アフォガート」(1080円)などのジェラートも6種類揃う。
店内は、高い天井とトリノ本店の雰囲気を感じさせる落ち着いた空間。池袋店は東京芸術劇場の2階という立地だけに、観劇の前後などに贅沢なくつろぎの時間を過ごすために利用したい。
サミットのおもてなしで世界のトップが口にした郷土菓子
また、イタリア語で貴婦人のキスという意味のイタリア郷土菓子「バーチ・ディ・ダーマ」(6個入り1620円~)にも注目を。店内で販売されるこのお菓子は、2016年の「G7伊勢志摩サミット」で、各国首脳へのおもてなしのひとつとして提供されたもの。
クッキー生地でチョコレートをサンドした焼き菓子で、味はプレーン、コーヒー、抹茶の3種類。口に入れるとアーモンドの香ばしさがいっぱいに広がる。
伝説のカフェの歴史と伝統を感じながら、世界のセレブリティを魅了するメニューを味わって。
DATA/Bicerin
- 【池袋】Bicerin Metropolitan Theatre
- TEL.03-3981-0808
住所:東京都豊島区西池袋1-8-1 東京芸術劇場2階
- 【新宿】Bicerin Shinjuku Takashimaya
- TEL.03-5269-0008
住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-2 髙島屋タイムズスクエア3階
- 【羽田空港】Bicerin Haneda Kin No Tsubasa
- 住所:東京都大田区羽田空港3-4-2 第2旅客ターミナル2F『金の翼』
- ホームページ
- Bicerin HP
WRITING/NAOKO YOSHIDA (はちどり)