【女性による、女性のためのホテル案内】ホテリエだから知っている。ときめきホテル
このホテルでは初めての
専属ランコンシェルジュが誕生
ウェスティンホテル東京では、ブランドコンセプトの「ウェルビーイング」を体現するプログラムのひとつとして、誰もが無料で参加できるグループランニング“ラン ウェスティン”を、今秋から本格始動。渡辺彩香さんは、このプログラムの中心スタッフ、ランコンシェルジュを務めている。「“ラン ウェスティン”はもともと宿泊ゲストを対象に提供していたプログラムでしたが、近隣にお住まいの方、お勤めの方をはじめ、より多くの方にホテルのウェルビーイングのことを知っていただきたいという思いから、どなたでも参加できるセッションが始まりました。今年の夏に期間限定で開催したところ、予想以上に多くの方にご参加いただけたので、秋以降は隔週金曜日にモーニングラン、隔週水曜にナイトランを定期的に行うことにしました。私の大きな役割は、ランニングを安心して楽しんでいただけるよう、みなさんをガイドしながら一緒に走ること。そして、より気持ちよく安全に走れるよう、ルートのリサーチにも力を入れています」
そう話す渡辺さんは、今年8月にランコンシェルジュに抜擢されるまでクラブラウンジでゲストを迎えていたとか。まったく異なる業務にとまどいは?「驚きましたが、とまどいはなかったです。現在の“ラン ウェスティン”は予約制ですが、毎回、参加してくださる方もいますし、年代もさまざま。私がどんな立場であっても、このホテルに興味を持ってもらえて、好きになるきっかけになれたら、それだけで嬉しいですから」と渡辺さん。
優雅なのに親しみもある
クラブラウンジでウェルビーイングな朝食を
「クラブラウンジは今年の7月まで在籍していたこともあって、ホテルのなかでも親しみのある、お気に入りの場所でもあります。こちらで楽しんでいただきたいのが、スタッフが本格的なエスプレッソマシンで1杯ずつ淹れるコーヒードリンク。ラテアートが得意なスタッフもいますので、楽しい1杯に出会えるかもしれません。朝食は“ウェルビーイング”のコンセプトに基づいた、健康的な素材や調理法にこだわったイートウェルメニューもご用意しています」
子育てと仕事を両立しながら
キャリアを重ねたベテランホテリエ
浅野朋子さんは、1994年に開業したウェスティンホテル東京のオープニングスタッフとして入社。これまで、レストラン、フロント、コンシェルジュ、クラブラウンジの立ち上げなど、さまざまな業務に携わってきた。「実は一度退社して、海外のホテルに約2年勤務しましたが、帰国後もこのホテルで働かせていただけて。ホテルの業務をいろいろな立場で経験でき、楽しく仕事を続けてこられました。子供をふたり出産しましたが、産休明けは時短勤務で週末に休める部署に配属してもらえて大変助かりました。ホテルには女性スタッフが多くいますから、今度は私たち世代が、後輩たちが子育てと仕事を両立しやすい環境をよりよく整えていけたらと思います」。
子育てがひと段落し、今では週末勤務や夜勤もこなす浅野さんは、この夏に誕生した新規チームでロイヤリティマネージャーに。「ウェスティンホテルがマリオットグループの一員になり、グループのホテル数もメンバー数も大幅に増えました。メンバーでも、このホテルに初めて泊まる方もいらっしゃるので、お越しになる前に宿泊の目的、リクエストを伺うなどして、旅のお手伝いをさせていただいています。メンバーの方に限らずですが、お客様がお帰りになられるときに“期待していたよりよかった”“元気になった”と感じていただけるサービスを提供していきたいと思っています」。
空間とトリートメントで癒される
スパでご自身へのご褒美を!
「12月に入って、2019年もそろそろ幕を閉じようとしています。そんな時期だからこそ、1年間がんばった自分へのご褒美に、ホテル4Fのル・スパ・パリジエンをおすすめします。パリのアパルトマンを思わせる雰囲気も素敵ですし、セラピストの技術力も高く、心も体も本当に癒されます。2名でご利用できる部屋もありますので、気心知れた女友達、お母様、恋人と。もちろん、おひとりで自分だけの時間を贅沢に過ごすのも特別感たっぷりです」。
ホテル総支配人に聞きました!ときめくホテルとは?
このホテルならではの個性を活かした
優雅さ、快適さ、心地よさを追求
世界で展開するマリオットグループのホテルで経験を重ね、2015年にウェスティンホテル東京の総支配人となったチャールズ・ジャックさん。「このホテルは以前からよく訪れていた好きなホテルのひとつ。たくさんのホテルを見てきましたが、どの面を取り上げても質が高く、みんながプライドを持って仕事をしている。そんなホテルに総支配人としてかかわれることに感謝しています」。
“イートウェル”“スリープウェル”“ムーブウェル”など6つの柱からなる、ウェスティンホテルのグローバルブランドコンセプト「ウェルビーイング」。健康的な食事、快適な睡眠、体が動かせる環境など、旅先でもゲストが最良のコンディションで過ごせるためのプログラムが用意されている。「プログラムの根本は共通ですが、細やかな点は、そのホテルの独自性や地域性を盛り込んでいます。ウェスティンホテル東京でいえば、“ラン ウェスティン”もそのひとつ。ぜひこのホテルならでの“ウェルビーイング”を体感して、館内を出る頃には元気があふれていた・・・そんな時間を過ごしていただけたら嬉しいですね。ウェスティンホテル東京のエレガントなヨーロピアンスタイルも誇れる独自性。開業から25年で培ったことを大事にしながら、このユニークさを発展させられたらと思っています。そしてローカルなお客様もインターナショナルなお客様もどちらも大切にして、さらなる歴史を刻んでいきたいですね」。
仕事のやりがい、人間関係、家庭との両立など、悩みや葛藤がありながらも、誰かの笑顔や「ありがとう」が嬉しくて。ホテルにも、がんばる女性の姿がありました。素敵な空間や丁寧なおもてなしだけではなく、ホテルで働く人もとても魅力的、そんなホテルにぜひ行ってみてください。
- スポット名
- ウェスティンホテル東京
- 電話番号
- 0354237000 0354237000 (代表番号)
- 住所
- 東京都目黒区三田1-4-1恵比寿ガーデンプレイス内
- 交通アクセス
- JR山手線・埼京線「恵比寿駅」東口より「恵比寿スカイウォーク」で約7分、地下鉄日比谷線「恵比寿駅」下車し、JR方面出口より「恵比寿スカイウォーク」で約10分
- ホームページ
- 公式HP
ホテル特集
泊まるだけじゃない!心ときめくホテルの楽しみ方
ふかふかのじゅうたんに、キラキラ輝くシャンデリア、大きなベッド。幼い頃、パパとママに連れていってもらったホテルは、まるで絵本に出てくるお城のようだった。
大人になった今、ホテルは手に届く場所になったけれど、やっぱりちょっと特別な場所。
ラウンジでアフタヌーンティーを楽しんだり、バーで大人な時間を過ごしたり、朝食用にホテルメイドのパンを買ったり・・・。
泊まるだけじゃない、心ときめくホテルの楽しみ方をOZmallが紹介します。
WRITING/MIE NAKAMURA PHOTO/AYA MORIMOTO
※記事は2019年10月11日現在の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります