【女性による、女性のためのホテル案内】ホテリエだから知っている。ときめきホテル
大切にはぐくみたいものは
ゲストとのコミュニケーション
ヨーロピアンエレガンスのインテリアで統一された店内から庭園を望む、ホテル椿山荘東京のロビーラウンジ「ル・ジャルダン」。因泥留美さんは入社以来、こちらのラウンジに勤務。2019年で13年目を迎える。「宿泊のお客様にも、ル・ジャルダン目当てで足を運んでくださる方にも、心地よく過ごしていただきたいので、それぞれのご要望にお応えできるよう、お客様とのコミュニケーションを大切にしています。定期的にいらっしゃるお客様も多く、毎回同じものをお召し上がりになる方、紅茶に添えるミルクはあたたかいものを好まれる方・・・とさまざまですから、お好み、ご要望、会話の内容などをメモに残して、次回も心地よくお過ごしいただけるよう、スタッフと共有したりしています」
「ル・ジャルダン」で人気なのが、季節ごとに内容が変わるアフタヌーンティー。「英国式の本格アフタヌーンティーを東京のホテルで初めて提供したといわれているのが、ル・ジャルダンだったそうです。長年のファンの方もいて、内容が変わるたびに来てくださるお客様も。そういった方々の期待を裏切らないよう、ル・ジャルダンも私も成長し続けていけたらと思っています」
癒されたい方は必見!
ロクシタンとのコラボレーション
「ナチュラルで豊かな香りに癒される、私も大好きなロクシタン。ホテル椿山荘東京では客室にロクシタンのアメニティをご用意していますが、2018年秋から館内のスパ・悠 YU,THE SPAで日本初上陸となるロクシタンのトリートメントを体験できるようになりました。ル・ジャルダンではロクシタンとコラボレーションした特別なアフタヌーンティーを提供することもあるんです。これからもホテル椿山荘東京×ロクシタンの癒しに注目してください」
親御様への配慮も心がけた
ブライダルをプランニング
結婚式場として約70年の歴史を持つホテル椿山荘東京で、ブライダルコーディネーターを務める渡辺あゆみさん。キャリアのスタートは20代前半、グループ会社の別の結婚式場だったそう。「当時は目の前の新郎新婦のご要望を前に日々精一杯だった気がします。時を経て、私自身も結婚式・披露宴に出席する機会が増えましたし、数々の結婚式をプランニングさせていただいたことで、新郎様、新婦様の立場になっていろいろなご提案ができるようになったと感じています。結婚式はご本人たちにご満足いただくことはもちろんですが、親御様も大切な存在。式の当日は親御様がゲストをもてなすことがほとんどですし、息子さん、娘さんを送り出すお気持ちも大事にしてさしあげたい。そういったことも含めて、お客様とお話しすることを心がけています」
そう話す渡辺さんに、結婚式場としてのホテル椿山荘東京の魅力を聞いてみた。「豊かな緑が広がる庭園は当ホテルならではのおもてなしの一つだと思います。親子二世代で挙式したという方も多く、三重塔をバックに庭園で・・・など、同じ場所で記念撮影される方もいらっしゃいます。こういったことがかなうのも、歴史あるホテルならではの魅力ではないでしょうか」
庭園散策と併せて訪れるのも楽しい
溶岩石で焼くお肉がおいしいレストラン
「緑深い森のようなところにある木春堂は、ホテルスタッフもプライベートでよく利用する人気の石焼会席処。私も、ちょっとシャンとした気持ちで、おいしいお肉を贅沢に食べたいときに、同僚と女子会をしたり、休みの日に友人とランチをしたりしています。お肉、魚介類、野菜はお店のスタッフが富士山の溶岩石で丁寧に焼いてくれるので、コミュニケーションが楽しいですし、どれを食べても本当に美味。たれや薬味もこだわっているのでおすすめです。」
ホテル総支配人に聞きました!ときめくホテルとは?
また戻って来たいと思ってもらえる
“第二の我が家”のようなホテルをめざす
森のような庭園の中にあり、“東京のオアシス”と称されることが多いホテル椿山荘東京。「非日常の代名詞のようなホテルであると思っています。ヨーロピアンエレガンスで統一された客室、大理石のロビー、そして庭園には四季折々の風景が広がっている。庭園で緑を愛でつつ散策すれば、花や木々の香りを感じたり、小鳥のさえずりが聞こえてきたり。空気もおいしく感じられて五感が開かれていく。心も体も解放してくれる気持ちよさです」と総支配人の和泉浩さん。
そんな和泉さんは、ゲストが戻って来たいと思えるホテルを築いていきたいと話す。「非日常の特別感を楽しめるホテルではありますが、一方で慌ただしい日常を忘れたくてお越しいただくお客様に、実家に戻ったやさしい気持ちでも過ごしていただける“第二の我が家”のような存在であれたらと思います。ここで挙式された方が、記念日や慶事など人生の節目で末永く利用してくださるのも嬉しいですね。また毎年初夏に“ほたるの夕べ”を行っていますが、庭園でホタルの観賞が始まったのは1954年。子供の頃に親に連れられていらした方が、大人になって今度はお子さんと一緒に来ていただけることも。またここに来たいと思ってくださる方々を、ホテル全体が一丸となってまた次の半世紀もお迎えし続けていきたいですね」
仕事のやりがい、人間関係、家庭との両立など、悩みや葛藤がありながらも、誰かの笑顔や「ありがとう」が嬉しくて。ホテルにも、がんばる女性の姿がありました。素敵な空間や丁寧なおもてなしだけではなく、ホテルで働く人もとても魅力的、そんなホテルにぜひ行ってみてください。
- スポット名
- ホテル椿山荘東京
- 電話番号
- 0339431111 0339431111 (代表番号)
- 住所
- 東京都文京区関口 2-10-8
- 交通アクセス
- 東京メトロ有楽町線 「江戸川橋駅」1a出口より徒歩約10分、JR 「目白駅」より都バス白61系「新宿駅西口行き」で約15分、「ホテル椿山荘東京前」下車すぐ
- ホームページ
- 公式HP
ホテル特集
泊まるだけじゃない!心ときめくホテルの楽しみ方
ふかふかのじゅうたんに、キラキラ輝くシャンデリア、大きなベッド。幼い頃、パパとママに連れていってもらったホテルは、まるで絵本に出てくるお城のようだった。
大人になった今、ホテルは手に届く場所になったけれど、やっぱりちょっと特別な場所。
ラウンジでアフタヌーンティーを楽しんだり、バーで大人な時間を過ごしたり、朝食用にホテルメイドのパンを買ったり・・・。
泊まるだけじゃない、心ときめくホテルの楽しみ方をOZmallが紹介します。
WRITING/MIE NAKAMURA
※記事は2019年2月27日現在の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります