最近は、大人数の食事のときにホテルブッフェを選ぶことが増えています。というのは、好き嫌いが多い人、肉を食べまくりたい人、スイーツ大好きな人などみんなの望みがバラバラでもすべてかなえられて、贅沢な気分も味わえるから。今回は、編集部Yが大好きなホテルブッフェのひとつ、京王プラザホテルのスーパーブッフェ<グラスコート>に行ってきました。
活気に満ちたライブキッチンは目の前で料理が完成
一歩入ると目の前には色とりどりのスイーツ! 通常ブッフェのお料理は平らな台の上に並んでいることが多いのですが、こちらではそれに加えて棚に並んでいるので目線のすぐ先にあり、思わず手に取りたくなる演出。2019年1月24日(木)にリニューアルしたばかりですが、ブラックを基調としたインテリアの雰囲気はそのままに、よりスタイリッシュな印象になりました。ライブキッチンでは、たくさんのシェフが料理を仕上げたり、お客さんと会話をしたりと活気に満ちています。今回のリニューアルのポイントはまさにここ。目の前で出来立ての料理を提供できることなのだとか。
期待に目が輝く私たちに、店長の武藤和俊さんが教えてくれた、グラスコートのブッフェを最大限に楽しむ方法をご紹介。
その1.冷たいものは冷たいうちに、温かいものは温かいうちに
料理を端から取りたい気持ちはあるけれど、まずは冷静になってぐるりとすべてのエリアをチェック。とてもすべては食べきれません。また、ブッフェだとつい欲張って、山盛りにしたお皿を何枚もテーブルに並べて一気に食べる人もいるのですが、それだともったいない。こまめにお替りをして、冷たいものは冷たいうちに、温かいものは温かいうちにいただきましょう。冷たい料理と温かい料理は一緒のお皿に乗せないのが鉄則です。スイーツやステーキを先に取っておいたら、食べるころにはぬるくなっちゃった、なんてことのないように。次々と補充してくれるのでなくなることもありません。
その2.順番はフルコース風に。おいしかったらリピートを
まずは冷たい前菜を一口ずつお皿に乗せていただきます。食べ終わったら別のお皿で温かいお料理を一口ずつ。フルコースを食べるような順番で行くと、おいしく無理なく楽しめます。
ライブキッチンは、出来立てのお料理をすぐに食べられるのがいちばんの魅力。目の前の鉄板で焼きあげるフォアグラ、肉厚に切り分けてくれるローストビーフ、蒸したてホカホカの点心、石窯オーブンで焼くピザなど、シェフがその場で作ってくれるメニューが満載です。例えば天ぷらは、シェフの真後ろにある冷蔵庫から一人前のネタを出し、目の前で衣をつけて揚げてくれるので、サクサクの衣とともに素材の新鮮さが際立ちます。おいしかった料理はもちろん何度でもおかわりOK。
その3.ちょい足しアレンジで自分だけのメニューを作る
そのまま食べてもおいしいけれど、好みでアレンジしてオリジナルメニューを作ってみるのも楽しい。ローストビーフカレーやフォアグラ丼など、贅沢な食べ方ができるのもホテルブッフェならでは。グラスコートでは、実際にスタッフが試してみておいしかったメニューアレンジも紹介しています。
私も自己流アレンジで、焼きたてのピザの上に、クリームチーズと目の前で切り分けてくれるスモークサーモンをトッピングしてみました。デザートも温かいフォンダンショコラに冷たいアイスを添えて、クッキーをトッピングするなどスペシャルデコレーションも楽しめます。
とても全部のメニューは食べきれなかったけれど、心もお腹も大満足。メニューは季節によって替わることもありますが、人気の定番メニューは常時あり、次回行ったらあれを食べよう、と楽しみも広がります。
ひなまつりやいちご尽くしのブッフェなど、女性には見逃せないイベントも
ブッフェの前後に立ち寄ってみたいのが、この時期メインロビーに飾られている「本絹古布のつるし飾りと段飾り」(3月28日(木)まで)。約6800個のつるし雛は本当に圧巻の眺めです。毎年楽しみに見ていますが、ひとつひとつのつるし飾りが年々凝った造りになっていくような気がします。外国人のゲストも盛んに写真を撮っていました。大人になるとお祝いをしなくなってしまいましたが、女子の健やかな成長を祈る「ひなまつり」っていくつになっても素敵ですよね。京王プラザホテルの各レストランでは、ほかにもひなまつりのスペシャルランチやストロベリースイーツブッフェなど、見逃せないグルメがたくさん。ひと足先に春を感じることができます。
WRITING/YUKO MUKAI(OZmall)