子供連れでも安心して楽しめる
食のホテルのレストラン
“食のホテル”として評判の高いロイヤルパークホテル。石田聡美さんは、予約受理の業務のほか、レストラン全般の企画などにも携わる食のホテルを支えるひとり。「水天宮に近いので、特に休日はお宮参りなど参拝帰りのお客様がたくさんいます。子供連れが多いホテルは都心にあまりないので、心地よく過ごしていただくことを一同で心がけています。館内に写真室、フラワーショップがあることも強み。私も娘が2人いますが、小さな子供とあちらこちらへ移動するのは大変ですから。食事、写真撮影がセットのお宮参りプラン、花束をご用意するお祝い事向けプランなど、さまざまなことを館内で完結できる過ごし方を提案できたら」
石田さんは入社2年目から約8年にわたって「日本料理 源氏香」に在籍。ゲストのお祝い事の場に立ち会うことも多かったという。「お子さんのお宮参り、七五三、ご両親の還暦祝い、金婚式・・・と、ふしめふしめで来てくだったご家族がいらして、ずっと担当させていただきました。一家の大切な行事に携われて、長いお付き合いができたのもこのホテルならでは。そうした経験をこれからもずっと業務に活かしていきたいですね」
お客様や友人にもすすめている
お気に入りのランチ&ディナーです
「レストランでは気軽に楽しめるメニュー作りにも力を入れています。私のお気に入りは、ロビーラウンジ フォンテーヌのVegeets。野菜オンリーのランチにできるパフェは見た目もかわいらしく、食べていて楽しくなります。またシェフズダイニング シンフォニーのプリンセスディナー(4752円)もおすすめです。6種の料理をワンプレートで楽しめ、野菜たっぷりのバジルスープも美味。さらにミニパフェ付きで満足感があります」
子供の頃からの夢をかなえた
今後に期待が集まる若きパティシエ
ロイヤルパークホテルに入社して3年目の若きパティシエ・大貫莉歌さん。子供の頃からケーキ屋さんになるのが夢で、高校は調理系の学校に進み、製菓専門学校へ。「就職は絶対にホテルと決めていました。ホテルではショップで販売するケーキだけでなく、婚礼、レストランなどのデザートもありますので、いろいろな経験が積めると思ったんです」
2018年1月に誕生したホテル1階「Sweets&Bakery 粋」には、大貫さんが手がけるケーキも。「ケーキ作りはチームワークが大切。生地、ムース仕上げとそれぞれ担当があり、私はおもにムースの担当です。ムースが硬すぎたり、やわらかすぎたりすると、ケーキ全体のバランスが崩れてしまうので、毎日気が抜けません」
そう話す大貫さんは、若手パティシエのホープ。ロイヤルパークホテルではペストリーの15名のパティシエが出品し、その年の新作クリスマスケーキを投票で選ぶコンテストを実施。大貫さんの紅茶のムースのタルトは入賞しなかったが、トップに迫る得票数だったことから、急遽“特別新人賞”が贈られることに。「結果は残念でしたが、賞がいただけるとは思ってなかったので嬉しかったです。これを励みに今度こそ入賞したいです」
いつ食べてもおいしいと思える
お気に入りのケーキです
「Sweets&Bakery 粋で販売するケーキのなかでおすすめしたいのが、ショコラフランボワーズ。ショコラの甘く濃厚な味わいと、フランボワーズの酸味が絶妙で、甘いものが大好きな私にはたまりません。実はこのケーキ、ムースの部分は私が作っているので、手前味噌ではありますが・・・ほかのスタッフと力を合わせて作った自信作ですから、みなさんもぜひ食べてみてください。おいしいですよ!」
ホテル総支配人に聞きました!ときめくホテルとは?
開業から30年を迎える今もなお
チャレンジ精神を忘れない
2019年6月、30周年を迎えるロイヤルパークホテル。新たな歴史の始まりの指揮を執るのは、2016年4月に総支配人に就任した笹井高志さん。その笹井さんがめざすホテルとは?「キーワードは“Can do”。お客様も十人十色ですから、マニュアル通りにならないこともあります。なにを求められていて、なにができるかを考え、行動に起こす。それぞれのスタッフの考え方、対応力が大切になりますが、それこそが真のおもてなしにつながるのではないかと。当ホテルは30年間で500泊以上の方が53名、1500泊以上の方が3名と、リピーターがとても多いことも特徴的なので、スタッフひとり1人の力で、お客様を“おかえりなさいませ”と迎えられるホテルであり続けたいです」
その“Can do”精神はスタッフに根付き、新たな試みも続々と。「ペストリーシェフのアイデアで始めたかき氷×ケーキのスノードームケーキは2018年夏に大ヒットしましたし、レストランでも新メニューが次々登場しています。チャレンジして失敗したら、また挑戦すればいい。常に前を向いて進んでいく。そんなホテルとして新しい歴史を刻めたら最高です」
仕事のやりがい、人間関係、家庭との両立など、悩みや葛藤がありながらも、誰かの笑顔や「ありがとう」が嬉しくて。ホテルにも、がんばる女性の姿がありました。素敵な空間や丁寧なおもてなしだけではなく、ホテルで働く人もとても魅力的、そんなホテルにぜひ行ってみてください。
- スポット名
- ロイヤルパークホテル
- 電話番号
- 0336671111 0336671111 (代表番号)
- 住所
- 東京都央区日本橋蛎殻町2-1-1
- 交通アクセス
- 東京メトロ「水天宮前駅」4番出口直結
- ホームページ
- 公式HP
ホテル特集
泊まるだけじゃない!心ときめくホテルの楽しみ方
ふかふかのじゅうたんに、キラキラ輝くシャンデリア、大きなベッド。幼い頃、パパとママに連れていってもらったホテルは、まるで絵本に出てくるお城のようだった。
大人になった今、ホテルは手に届く場所になったけれど、やっぱりちょっと特別な場所。
ラウンジでアフタヌーンティーを楽しんだり、バーで大人な時間を過ごしたり、朝食用にホテルメイドのパンを買ったり・・・。
泊まるだけじゃない、心ときめくホテルの楽しみ方をOZmallが紹介します。
WRITING/MIE NAKAMURA
※記事は2018年12月18日現在の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります