変化を肌で感じる、2020年。ゴールデンウィークくらいは少しだけ妄想にふけったり、なにかに没頭して、心のコリをほぐしませんか? 今回は、幻想的ならせん階段や、パワースポットが待つ長い石段など、上ることに没頭してしまうような長い階段がある3スポット紹介。一見、躊躇してしまう段数も上り始めるとつい夢中に。上り切った時に見える景色と達成感を味わえば、心もすっきりリフレッシュ!
大自然に広がる野外アートを一望!「彫刻の森美術館」で上る幻想的なステンドグラスの塔
【96段】色彩の美しさや造形のおもしろさに触れて、作品の世界観に没頭。大人も子供も楽しい野外美術館
1969年に開館した「彫刻の森美術館」は広大な庭園に点在する屋外アートを楽しめる美術館。散策しながら芸術に触れることができ、屋内美術館とは異なる楽しみ方ができる。
その中でもひと際人気なのが、高さ18メートル、約100段の階段が天井に向かって伸びる「幸せをよぶ シンフォニー彫刻」。まるで万華鏡の中に入り込んだような色とりどりの空間に、らせんを描いて伸びる階段が幻想的。上るごとにガラスを通して入る光の表情が変わり、思わず夢中になってしまう。階段を上ると、箱根の山々を一望できる展望台が!
ほかにも12歳以下の子供なら作品の中に入って触れられる「ネットの森」など、約120点の作品を展示。
自然に溶け込む大きな作品を見上げてみたり、上ってみたりとさまざまな楽しみ方でアートの世界観に入り込もう!
DATA
【彫刻の森美術館】
住所:神奈川県足柄下郡箱根町二ノ平1121
入館料:大人1600円 大学生・高校生1200円 中学生・小学生800円
公式サイト
新緑の季節に訪れたい!豊かな自然と神聖な寺院が作り出す、標高420mに佇むパワースポット
【354段】頂上に待つご利益を目指して上ろう!四季折々の自然が美しい石段
神奈川県の西部、南足柄市にある寺院「大雄山 最乗寺」。樹齢500年を超える杉林の中に佇み、広い境内にはパワースポットもたくさん。天狗が守護する寺としても信仰され、あちこちに天狗の像が。
それらを眺めながら参道を進むと、大雄山のもっとも高い所に位置するパワースポット「奥の院」へ続く階段があり、その段数はなんと354段! 躊躇してしまうくらい長い階段も、登り切った後には大きな達成感を得られそう。階段は急勾配なところもあるので、歩きやすい靴で訪れて。
DATA
【大雄山最乗寺】
住所:神奈川県南足柄市大雄町1157
公式サイト
見どころがもりだくさん!植物園に展望台、海を臨む景勝地などご褒美スポットが点在する「江の島」
【約660段】上り下りの先に広がる圧巻の絶景。島の地形に沿って作られた起伏に富む階段
都心からもアクセスしやすい人気の観光スポット「江の島」。標高は60mと高くないけれど、島内の道が起伏に富んでいるため、階段や坂道が多いのもこの島ならでは。
まずめざして行きたいのは、約255段(※編集部調べ)の階段を上り辿り着く、江の島頂上付近にある「江の島・サムエルコッキング苑」。明治15年に、イギリスの貿易商サムエル・コッキング氏が建てたことから名のついた、四季折々の草花を楽しめる植物園。苑内には展望灯台「江の島シーキャンドル」もあり、展望デッキから臨む景色は圧巻!
そのまま道なりに沿って進み、階段の上り下りを繰り返すと、目の前に海が広がる景勝地「稚児ヶ淵」に到着。スタートからここまでの段数は約660段(※編集部調べ)ほど。往復すれば、約1300段とかなりハードだが、やり切った達成感にすっきりするはず!
DATA
【江の島サムエル・コッキング苑/江の島シーキャンドル】
住所:神奈川県藤沢市江の島2-3-28
料金:江の島サムエル・コッキング苑/大人200円、子供100円
江の島シーキャンドル(※江の島サムエル・コッキング苑内)/大人500円、子供250円
公式サイト
体をたっぷり動かした後は、新鮮な海の幸を味わう参道グルメを食べ歩き!
江の島入口から江島神社へと続く参道には、土産店や飲食店が軒を連ねる「弁財天仲見世通り」があり、新鮮な魚介を使ったここならではのグルメを堪能できる。
連日行列の絶えない「あさひ 本店」の丸焼きたこせんべい(400円)は、生たこを2~3匹を約1トンの圧力をかけてパリッと焼き上げる人気商品。しょうゆベースの秘伝のタレで味付けされたせんべいは、顔も隠れるくらいの大きさにもかかわらずぺろりと食べてしまうおいしさ。
同じく参道にお店を構える「しらす問屋 とびっちょ」では、釜揚げしらすをたっぷりとトッピングした、弁天仲見世通り店限定のしらすソフト(450円)がじわじわと人気上昇中。しらすの塩気と炭入りのソフトクリームのさっぱりとした甘さがベストマッチ。
参詣に自然、海の幸と魅力あふれる江の島で、時には夢中に、時にはのんびりと、散策を楽しんで。
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PHOTO/KAZUHITO MIURA WRITING/YURI KINOSHITA