ゴールデンウィーク特集2020

開放感に心が躍るアートな水辺の街3選。GWは宝探し気分でアートを見つけてリフレッシュしよう

更新日:2020/04/03

変化を肌で感じる、2020年。落ち着かない日々に心がモヤモヤしている人も多いはず。ゴールデンウィークくらいは少しだけ妄想にふけったり、なにかに没頭して、心のコリをほぐしませんか? 今回は、運河に囲まれた‟アートの島”と呼ばれる天王洲エリアや、隅田川沿いに延びるギャラリーなど、アートが広がる水辺の街3選を紹介。水辺ならではの開放感と、点在するアート探しに夢中になって心もリフレッシュしよう!

運河沿いの立地を生かしたアートやギャラリーが集まる天王洲

画像上:(c) Tennoz Art Festival 2019 Art Work by DIEGO
画像右下:(c) Tennoz Art Festival 2019 Art Work by ARYZ

色鮮やかに描かれる壁画に好奇心がくすぐられる!「ボンドストリート」でお気に入りの作品を見つけて

目黒川と京浜運河に囲まれた小さな島・天王洲アイル。かつては保税倉庫が並んでいたこのエリアは、時代とともに倉庫もリノベーションされ、それらを生かしたショップやカフェが軒を連ねるおしゃれな街へと変化。

その中でもさまざまなアートが点在する「ボンドストリート」は、建物をキャンバスに見立てたような巨大な作品やオブジェなど、歩くだけでわくわくするものばかり! 作品以外にも標識やお店の看板など、島の中に散りばめられたアートの数々を探してみて。

DATA

住所:東京都品川区東品川2-1、2あたり
アクセス:りんかい線 天王洲アイル駅より徒歩5分

画像上段:TERRADA ART COMPLEX
画像中・下段:SURUTOCO

ギャラリー巡りに作品づくり体験まで。アートにまつわるよりみちスポットもチェック

街にアート作品が広がるだけでなく、美術関連施設やギャラリースペースが多いのもこのエリアの特徴。
「TERRADA ART COMPLEX」は、倉庫をリノベーションした空間に、7つのギャラリーやアトリエスペースなど、アートに関連したテナントが入る複合施設。見学は自由なので、それぞれのギャラリーを行き来しながらさまざまな表現の形に出会えるのが楽しい。

ボンドストリートから少し歩くと、「シルクスクリーン」という印刷技法を使ってグッズを作れる「SURUTOCO」が。道具の使い方や力加減で風合いが変わるのも手作りならではの魅力。素材やインク選び、刷る工程まで、どんどんグッズが出来上がっていく様子に夢中になること間違いなし!

DATA

【TERRADA ART COMPLEX】
住所:東京都品川区東品川1-33-10
公式サイト

【SURUTOCO】
住所:東京都品川区北品川2丁目28-15 紀伊国屋ビル2F
公式サイト

空が広く開放感抜群の隅田川沿いに点在するアートやギャラリーを巡る

隅田川沿いを歩いて 江戸~昭和の文化や街並みに触れる

都心部を流れる隅田川沿い両岸広がる「隅田川テラス」。
ここの防潮堤壁面には『江戸東京博物館』所蔵の、江戸から昭和の文化や街並みが描かれた錦絵や、このエリアの小・中学校の卒業制作作品などが並ぶ。
中央区、墨田区、台東区など7区にまたがり川が延びるため、例えば国技館のある両国エリアの川柵には相撲の決まり手がデザインされていたり、浅草エリアではかつてあった「浅草公園」の錦絵が飾られていたりと、歩き進めていくとともに絵やあしらいが変化していくのもおもしろい。
宝探し感覚で、この街ならではのアートを見つけてみて!

DATA

【隅田川テラス】
公式サイト

街にひらけたギャラリーを持つリノベーションホテルで、心地よい風を感じながらほっとひといき

隅田川に掛かる清州橋のほど近くにある、「川の流れのように、旅する」がコンセプトのリノベーションホテル『LYURO 東京清澄 by THE SHARE HOTELS』。
隅田川をイメージした、鮮やかな青色で彩られたホテルの1階には、誰でも訪れることができるギャラリースペースが併設。写真展や絵画展、ポップアップストア、ワークショップなど常時さまざまなイベントを開催。展示内容も定期的に変わるため、訪れる度に新しい発見や驚きに触れられるのが嬉しい!

ギャラリーを訪れた後はぜひ、ホテル2階に広がる川床“かわてらす”へ。テラスとつながる部分には『清洲橋醸造場併設のレストランPITMANS』もあり、都内とは思えないほどの開放感を感じさせてくれる空間で散歩の合間にほっとひと息つけるはず。

DATA

【LYURO 東京清澄 by THE SHARE HOTELS】
住所:東京都江東区清澄1-1-7
公式サイト

線路の下に広がる壁画をはじめアートな魅力がつまった目黒川エリア

ALTにはエリアと美術展・展示会名を入れる
画像上段:ESPO(STEPHEN POWERS)
画像下段:JENNY SHARAF

高架下が大きなキャンバスに! 壁を彩る幅約35mにおよぶ巨大アート

春には桜が咲き誇り、夏は並木道の木漏れ日が心地よい、四季折々の表情を持つ目黒川。
その最寄駅でもある中目黒駅高架下の壁面には、海外のアーティストによる巨大なアートワークが広がる。中目黒の桜並木やハッピーで鮮やかな東京のエネルギーを作品に込めた、カラフルでエネルギッシュなこの壁画は、異国に住む彼らから見た東京のカルチャーを表しているのだとか。
アートをのんびりながめながら、高架下に軒を連ねるギャラリーやショップ、カフェを巡って。

DATA

【中目黒高架下】
住所:東京都目黒区上目黒1~3あたり

ALTにはエリアと美術展・展示会名を入れる

置いておくだけで絵になるような、お気に入り1冊が見つかる

中目黒駅から徒歩3分のところにお店を構える古書店「dessin(デッサン)」。画集や写真集、70年代の雑誌まで、装丁を眺めているだけで本の世界に惹き込まれてしまうような、ビジュアルの美しい本や、誰もが一度は手にしたことのあるような絵本など、幅広いジャンルが並ぶ。気になる本があればぜひ手に取ってページをめくって。そこには思いがけない発見や出会いがあるかも!
心地いい光が差し込む2階はギャラリースペースとして開放しており、写真家や画家をはじめとするさまざまなアーティストの個展を定期的に開催。本屋へ行く感覚で、気軽にアートに触れてみて。

DATA

【dessin(デッサン)】
住所:東京都目黒区上目黒2-11-1
公式サイト

こちらもチェック!ゴールデンウィーク特集2020

ゴールデンウィーク特集

変化を肌で感じる、2020年。落ち着かない日々に心がモヤモヤしている人も多いはず。ゴールデンウィークくらいはほんの少しだけ妄想にふけったり、なにかに没頭して、心のコリをほぐしませんか? 土いじりに夢中になりながら自然の恵みに感謝したり、東京の水辺に潜むアートを宝探し気分で見つけたり。世界観に浸ってリフレッシュできる場所やアイデアをご提案。そのほか、心が華やぐ花畑、癒しのご褒美美容やお悩みケア情報も。

※ページ内画像の無断転載禁止
PHOTO/HIROSHI KIYONAGA、KAZUHITO MIURA WRITTING/YURI KINOSHITA

※記事は2020年4月3日(金)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります