新しい時代を迎える、2019年のゴールデンウィーク。大きな節目のタイミングだからこそ、少しだけ時間を有意義に使って、“自分を高める時間”を過ごしてみてはいかがですか? 今回は“新時代の記念アイテムを作る3日間”をテーマに、ガラス工芸や陶芸、リースなど、自分だけのオリジナルアイテムが作れる、GWに行ける3つのワークショップをご紹介。時間を忘れて没頭していたら、いつしか心もリフレッシュするはず。
色とりどりのガラスを自由に組み合わせる、“キルンワーク”に挑戦
秋葉原から御徒町の高架下を活用した「2k540 AKI-OKA ARTISAN(ニーケーゴーヨンマル アキオカ アルチザン)」はモノづくりをテーマにした個性的なショップやカフェが軒を連ねる商業施設。今回ご紹介する「田畑硝子工房」は、御徒町側のエリアに構える小さな工房。
こちらでは、カラフルなガラスを組み合わせて作る“キルンワーク”と呼ばれるガラス工芸が体験できます。箸置きやアクセサリーなど、全12種の中から、今回はプレート作りに挑戦。
「透明なガラス板の上に、パズルのようにガラスを配置してから、専用の糊をつけ、電気炉で溶着させます。キルンワークは、高温の状態の硝子を成形する吹きガラスと違って常温で作業ができるので、大人から子どもまで、誰でも体験できるのが魅力です」と店主の田畑さん。
基本的な作業工程のレクチャーを受けたら、いよいよガラスの配置を決める作業へ。
こちらの工房には60色以上の色ガラスが用意されているそう。小さくカットされたガラスを敷き詰めてモザイクにしたり、縁だけに模様を付けたり、透明なガラスに乳白色の透けないガラスを混ぜてみたり・・・と組み合わせは無限大。ガラスの表面に模様が施されたオリジナルデザインのガラスもかわいい!
「どんな場所において使うかを考えてデザインしてみましょう。透明なガラスは、黒や茶色など濃い色の上に置くと目立ちにくくなるので、不透明ガラスが映えますよ」(田畑さん)
色々な大きさのガラスが用意されているほか、専用のガラスカッターを使って好みの大きさや形を作ることも可能です。難しそうに見えるけれど、女性の力でもカンタンに切れるのでご安心を。炉に入れてガラスを溶着させるまでは何度でもやり直せるから、あれこれ試せるのもうれしい!
「実は私も、大人になってからガラス工芸の魅力を知ったんです。大人になると、こんな風に自分のために夢中になれる時間って、特別ですよね」と田畑さんがにっこり。
デザインが完成したら、電気炉で焼成し、約2週間後に完成。
デザインを考えているときや実際に作業している時間はもちろん、作品が完成して手元に届くまでの時間も楽しみのひとつですよね。世界にひとつだけのアイテムが作れるって、とっても楽しい。
キルンワークだけでなく、ステンドグラスも体験できるそう。これからの季節にぴったりなガラスのインテリアを“新時代の記念アイテム”として作ってみては?
自分だけのオリジナルスワッグやリース作りに挑戦
西荻窪の「grantflower」では、プリザーブドフラワーやドライフラワーを使ったスワッグやリースづくりが体験できる。
素材は、ちょっと珍しいオーストラリア産のワイルドフラワーを中心に、ラベンダーやすすきなどの身近な植物まで、好みのものを選んで、自由に組み合わせてOK。
1レッスンは約1時間15分で3800円~6800円(価格は作るものによって変動)。世界にひとつだけのスワッグやリースを部屋に飾れば、気分も上がりそう。
人気の若手陶芸家による、少人数制の陶芸教室
東京・北千住の「Organon Ceramics Studio」は、若手陶芸家・瀬川辰馬さんが週末だけ開く陶芸教室。
レッスンでは、電動ろくろを使って、約1kgの粘土でお猪口や小鉢、湯飲みなど複数の作品を制作し、お気に入りをひとつ選んで焼成(1レッスン約1時間15分で3300円。1点につき+1000円で追加焼成も可能)。
1回のレッスンの参加人数は3名と少ないので、ろくろの使い方をはじめ、理想の形に仕上げるポイントなど、丁寧に教えてもらえるのが最大の魅力。焼き上がりまでは約1カ月間。工房へ直接受け取りに行くほか、郵送も可能。
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PHOTO/AYUMI OOSAKI、AYA MORIMOTO WRITING/MINORI KASAI