コロナ禍を経て、「外食や飲み会が減ってお酒を飲む量が減った」「いやむしろ家飲みにハマってお酒を飲む量が増えた」など、それぞれ変化があったここ数年。実は今、飲食店の制限解除をはじめ、ビールの酒税改正やバリエーション豊かなお酒&ノンアルコールドリンクの登場など、お酒を取り巻く業界は盛り上がっているよう。そこでオズモール読者のお酒&ノンアルコールドリンクに関する意識を調査。
アンケート:2023年8月オズモール調べ(762人)
お酒好きはやや減少傾向?好きなように飲めばOK
お酒を飲むのが「好き」「やや好き」と答えた人は、全体の約66%。同じ質問をコロナ禍以前の2020年1月にした時の結果は、合わせて約74%だったので、お酒好きの割合としては減少しているよう。もしかしたら飲み会や会食の機会が減ったここ数年で、あまりお酒を飲まないうちに、飲まなくてもいいや、と感じた人がいるのかも。
これから年末に向けてまた飲む機会が増えてくるけれど、今は自分のペースで自分の好きなアルコール度数のドリンクを選択できる時代。ノンアルコールでもおいしいドリンクがたくさん出ているのでチェックしてみて。
自称平均~お酒に弱い人多数。でも人気は高アルコール
平均と比べて、お酒に「強い」「やや強い」と思っている人を合わせると約27%。そして、「やや弱い」「かなり弱い」「まったく飲めない」を合わせると約46%と、お酒に弱い派のほうが多数。
その一方で、外食でよく飲むお酒を聞いたところ、「ビール・クラフトビール」、続いて「スパークリングワイン」「白ワイン」「サワー・酎ハイ」となり、ワインなどアルコール度数10%を超えるお酒もランキング上位に入る結果に。弱い自覚がある人は、お酒と合わせてお水を飲んだり、ノンアルコールドリンクを挟むなど、気を付けながら飲んでみて。
自分で選ぶお酒はノンアル・ローアル派が多数
RTDとはReady To Drinkの略で、直訳すると「すぐに飲める」お酒という意味。お酒を割らずに缶からそのまま飲めるので、気軽に楽しめると人気。今では現在スーパーやコンビニなどでも大きなスペースを占めていて、バリエーションもどんどん増加中。中でも、販売されている缶のサワーは、アルコール度数5%・7%あたりが多い印象。
目立った答えは「0%」で、これはいわゆるノンアルコールドリンクだけではなく、おそらくソフトドリンクも含まれていそう。それ以外だと「4~5%」を頂点として、前後に山を作っているので、お酒として飲む人にはこの辺りが人気。
ノンアルコールドリンク未体験者が半数以上
飲食店や店頭、CMなどでもよく見るようになって、かなり浸透してきたと思われているノンアルコールドリンクだけど、「興味なし」が半数近く、「興味はあるが飲んだことはない」を合わせると半数近くが未体験。
「どれが本当においしいのかわからない」「ソフトドリンクとなにが違うの?」などの意見も多く、まだまだ一般的には浸透していないのかも。ノンアルコールドリンクは、ソフトドリンクと違って、“お酒のような味わいを目指して作られている”のが最大の特徴なので、お酒が飲めない人はもちろん、お酒好きもチャレンジしてみては。
お酒でも人気のテイストがノンアルでも人気
飲んだことのあるノンアルコールドリンクとしては、「ビール」テイストが1位。店頭や飲食店でも最も目にする機会が多いのはこちら。続いての「カクテル」は、バーやレストランなど、外食のシーンで飲んだことがある人が多いかも。バーではノンアルコールのカクテル「モクテル」も、カクテルと同じようにバーテンダーさんが作ってくれるので、機会があればぜひリクエストしてみて。
今は市販でもさまざまな種類のノンアルコールが出ていて、糖質ゼロやカロリーゼロ、さらには内臓脂肪を減らしたり、食事の脂肪や糖分の吸収を抑える機能性表示食品としてのノンアルにも注目。
ノンアルドリンクはお酒好き向けかも?
ひと昔前までは「車を運転するから」「お酒を飲めない体の状態だから」などの理由で“仕方なく”飲んでいたイメージ。だけど今はお酒と並行して飲んだり、リフレッシュのために飲んだりと、上手に取り入れている人が増えているよう。「平日は食事のときや風呂上りに1本。これで気分的にはすっかり満足です」「妊娠中・授乳中によく飲んでいました。おいしくてお酒を我慢しているとは思えませんでした」など、ノンアル飲用者には好評。
お酒のような味わいのドリンクだから、お酒が嫌いな人、お酒を飲まない人というよりは、お酒好きな人がお酒代わりに飲むのがいちばんしっくり来るのかも。
【特集】飲めなくても、飲まなくても幸せ!ノンアルコールドリンクの世界
ノンアルコールドリンクは日々進化をとげ、どんどん味もおいしくバリエーション豊かに。ノンアルコールの定義やソフトドリンクとの違い、Q&Aなどもご紹介。お酒は飲めないけれど、お酒の雰囲気を味わいたい人をはじめ、最近ではあえて飲まない人も楽しめる、ノンアルコールドリンクの世界をご紹介。