飲めない人も、飲める人も、一緒に楽しめる“スマートドリンキング”って?

飲めない人も、飲める人も、一緒に楽しめる“スマートドリンキング”って?

更新日:2022/09/21

アサヒビールが提唱している“スマートドリンキング”とは、体質や気分、シーンなどに合わせて、適切なお酒やノンアルコールを選ぶ「飲み方の多様性」のこと。2022年6月にはお酒を飲まない、飲めない人も楽しめるバー「SUMADORI-BAR SHIBUYA(スマドリバーシブヤ)」が渋谷センター街に誕生。さまざまなカルチャーの発信地・渋谷から生まれた、あらゆる人が自由に楽しめる新しい飲み方とは?

スマドリ株式会社 ブランドマネージャー(左から)加藤寛康さん、京谷めいさん

飲み方の“多様性”を広げたいという思いから生まれたスマドリバー

2022年6月、お酒が飲める・飲めないにかかわらず自分らしく楽しむ、“飲み方”の多様性を尊重すること、また、渋谷区の課題である飲酒マナーの改善や安心安全できれいなまちづくりを目的とした「渋谷スマートドリンキングプロジェクト」が発足。このプロジェクトの一環として誕生した「SUMADORI-BAR SHIBUYA」のコンセプトは、“飲めない自分のままでいい。飲めても飲めなくても、みんな飲みトモ”。
「お酒は飲めないけれど、みんなと一緒に過ごす時間が好き」「お酒は好きだけれど、明日のことを考えて今日は控えたい」など、さまざまな状況やシーンに合わせて、多様な飲み方を楽しめるのが最大の魅力。

「お酒が飲めない人、飲まない人にとって、いままでのお酒の席での選択肢といえば、ウーロン茶やオレンジジュースなど少しだけ。飲めない人も、飲める人と同じように楽しめる場所を作りたいという思いからスマドリバーをオープンしました」と教えてくれたのは、ブランドマネージャーの京谷めいさん。

お店を作るにあたり、飲めない人に寄り添い、多くのお酒が飲めない人達にヒアリングを実施。お店はあえてガラス張りにすることで、バー=暗くて入りづらいというイメージを払拭。そして店内の照明は、お酒で顔が赤くなっても気にならない程度の明るさに設定。

「お酒が飲めない方から多く上がったのが『飲める友達が楽しんでくれなかったら、自分も楽しめない』という声でした。そこで、本当に求められているのはノンアルコール専門店ではなく、“飲めない人も飲める人も気兼ねなく楽しめる場所”なのだと気づきました」と同じくブランドマネージャーの加藤寛康さん。

そんな加藤さんは、お子さんが産まれたことをきっかけにお酒を控えるようになった「飲まない人」。プロジェクトチームには飲める人も飲めない人も混在し、共に創りあげることを大切にしているという。

3種類の度数から、体質やその日の気分に合わせて選んでみよう

100種類以上が揃うドリンクメニューはアルコール分0%、0.5%、3%、3つの度数から自分にぴったりのアルコール度数を選べるのが最大の魅力。

「ヒアリングを通してわかったのは、単にアルコール度数を下げればいいわけではないということ。お酒が飲めない人のなかには、そもそもお酒の味、とくに苦みが苦手という方がたくさんいることに気づきました」と京谷さん。

種類が多すぎて、どれを選んだらいいかわからないという人のために、各テーブルにはチャート表を用意。チャートはビター、メロウ、クリア、スイートの大きく4つの味わいで視覚化されていて、お酒っぽい味が好きな人だったらビタークリア、お酒感が少なく、甘いものが好きな人は「メロウスイート」など、好みに合わせて選びやすいよう工夫されている。

人気のオリジナルカクテル「渋谷クラフトレモネード」と「渋谷クラフトコーラ」については、3つの度数の違いが飲み比べできる「グラデ飲み」(800円)も用意。アルコール分3%→0.5%→0%の順に飲むと違いがわかりやすいという。

カラフルなオリジナルカクテルがSNSで大人気

“すべての人が交じり合う”場所を作りたいという願い通り、実際にお店に訪れる人のなかには、お酒を飲める人と飲めない人のグループが多いのだとか。
「ここだったらお酒が飲める自分も、飲めない友達も気兼ねなく楽しめる。そんな声をいただくと本当にうれしいですね」と加藤さん。

Instagramで人気を集めているのが、多様性をイメージしたシグネチャーカクテル「マーブリング レイン」(800円)。自家製クラフトレモネードをベースに、度数によってジンを加え、カラフルな綿あめをのせたもので、炭酸を注ぐとグラスの中に虹色の雨が降り注ぐ。
同じくレモネードとジンをベースに、オレンジやブルーベリーを組み合わせた「マーブリング スノー」(850円)もおすすめの1杯。

仲間と楽しみながらシェアできるフードが充実

フードメニューは、「お酒が飲めない分、食事にこだわりたい」という声に応え、前菜やメインディッシュ、デザートまで20種類以上を展開。おいしさはもちろんのこと、目でも楽しんでほしいという思いから、どのメニューも盛り付けが美しく、テーブルに運ばれるたびに思わず「わぁ!」「おいしそう!」と声が上がる。

訪れる人のほとんどが注文するのが、地中海風ポテトサラダや生ハム、パテなど6種類の前菜が楽しめる「前菜盛り合わせ」(1280円)。
イタリア産のクリーミーなチーズ、ブッラータにフレッシュなフルーツを添えた「ブッラータチーズと旬のフルーツのカプレーゼ」(1800円)も。ブッラータに添えるフルーツは、桃だったり、いちじくやシャインマスカットだったりと、季節ごとに変わるのも楽しみ。

季節感も演出し、訪れるたびに新しい発見や楽しみがあるお店に

今後はドリンクとフードのペアリングも提案していきたい、と京谷さん。
一例として挙げてくれたのが、渋谷クラフトコーラと、上質な赤身肉を柔らかくジューシーに焼きあげた「牛サガリステーキ ソース・リヨネーズ」(1800円)の組み合わせ。こちらのメニューは京谷さん、加藤さんが「ぜひ召し上がっていただきたいメニューです!」と声を揃える自信作。
食後のデザートとして、マーブリング スノーと、ひと口サイズが嬉しい「ちっちゃなカヌレ(2個)」(500円)のペアリングもおすすめだそう。

「このほかにも季節限定メニューを提供するなど、『いつ行っても楽しい』と思っていただけるお店にしていきたいですね。来店の度にいろいろなドリンクを飲み比べて、お気に入りを見つけていただけたら嬉しいです」


スマドリバーはオズモールからも予約可能。飲み方の多様性を尊重しあえる「スマートドリンキング」を楽しんでみて。

SUMADORI-BAR SHIBUYA(スマドリバーシブヤ)

SPOT DATA

スポット名
SUMADORI-BAR SHIBUYA(スマドリバーシブヤ)
電話番号
0120779889 0120779889
住所
東京都渋谷区宇田川町23-10
営業時間
12:00~22:00
交通アクセス
渋谷駅より徒歩1分
ホームページ
SUMADORI-BAR SHIBUYA

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PHOTO/YUKO CHIBA WRITING/MINORI KASAI

※記事は2022年9月21日(水)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります