群馬県の酒蔵・永井酒造を代表する日本酒「水芭蕉」。俳優・画家の片岡鶴太郎さんがラベルデザインを手がけたことで話題の「ZUBASHO Artist Series(水芭蕉アーティストシリーズ)」第2弾が誕生し、3/8(火)より販売スタート。こちらは特別なラベルというだけでなく、環境保全や女性の活躍を応援することにつながるのだとか。蔵元の永井社長夫妻と片岡鶴太郎さんが、このお酒に込めた思いとは?
ワインのように楽しめるおしゃれな日本酒が誕生
1886年(明治19年)創業の永井酒造は、海外の方にも喜ばれる日本酒を生み出したり、社会的課題に対してさまざまな取り組みを行ってきた蔵元のひとつ。そんな活動の中で今回新たに誕生した「MIZUBASHO Artist Series 2022 片岡鶴太郎」は、暖色系のカラフルな背景に咲く一輪の水芭蕉が描かれたラベルが印象的。
スパークリング酒、スティル(非発泡)酒、デザート酒の3種類があり、それぞれ食前酒・食中酒・食後酒と、まるでワインのようなラインナップ。日本酒は一般的にアルコール度数15~16%のものが多い中、いずれも12%~13%とアルコール度数を抑えていて、日本酒初心者にも比較的飲みやすいのも特徴。また、日本酒としては数少ないヴィーガン認証を受けていることでも、海外から注目を浴びそう。
名曲にも歌われる水芭蕉を絶滅の危機から救う
そんな水芭蕉は、日本有数の湿原である尾瀬の代名詞ともいえる花。ところが、地球温暖化による気象変動やニホンジカによる食害により、水芭蕉の数が激減。そこで、永井酒造をはじめ、いくつかの企業や地元高校生の協力により「尾瀬の水芭蕉プロジェクト」を結成。観光客も多く訪れる尾瀬の大清水湿原に、2万株の水芭蕉を2030年までに植えることを目標として活動中。
このMIZUBASHO Artist Seriesを購入すると、5%がプロジェクト基金として寄付されることに。SDGsの「陸の豊かさも守ろう」「パートナーシップで目標を達成しよう」に沿った活動として共感の輪が広がっている。
凛として咲く水芭蕉の花で女性の活躍も応援
前回の2020年に引き続き、ラベルデザインを担当したのは俳優・画家の片岡鶴太郎さん。草津に美術館があるご縁で群馬県ともかかわりが深く、水芭蕉プロジェクトにも賛同してくださっているのだそう。
取締役の永井松美さんは“どんな環境下でも美しく前向きに頑張る女性”をイメージした水芭蕉の絵をリクエスト。片岡さんはそれに応える形で、女性のシルエットをイメージしたなめらかな曲線に凛と上を向いた姿、チークや口紅を思わせるピンク色をポイントに描き上げたのだそう。温かみのある色合いが春の風景やフルーツを思わせて、親しみやすい雰囲気に。
MIZUBASHO Artist Seriesが、女性をイメージしているのにも理由があり、女性のエンパワーメントに関する活動も取り組みのひとつ。さまざまな分野で活躍する女性とのコラボで、日本酒を通じて女性の活躍を応援することがSDGsの「ジェンダー平等を実現しよう」にもつながっている。発売日が3/8になっているのも、国際女性デーにちなんでいるのだとか。
女性が手に取りやすい日本酒は、上品な甘さと華やかな香り
ワインやシャンパンは好きだけれど日本酒はちょっと苦手、という女性にも気軽に楽しんでほしい、という思いで作られているMIZUBASHO Artist Series。
実際に飲んでみると、フローラルスパークリングはその名の通り、花やフルーツを思わせる甘い香りと味わい、柔らかい泡が口いっぱいに広がって幸せな気分に。
スティル酒は、爽やかな味わいの中に日本酒ならではの豊かな旨味が感じられて、和食だけでなく、どんなお料理にも合いそう。
デザート酒は3つの中では甘いながらも甘すぎず、パッションフルーツやアプリコットを思わせる華やかな香りがあり、スイーツやフルーツなどとも相性バツグン。
飲んだ後も飾っておきたくなるようなボトルは、プレゼントやおうち飲みの主役にも最適。おいしく飲んで社会貢献もできる日本酒で、水芭蕉の花が一面に広がる湿原を思いながら会話に花を咲かせてみて。
MIZUBASHO Artist Series
- 発売
- 2022/3/8(火)
- 価格
- ・Floral Sparkling:360ml、アルコール度数12%、1320円
・Still:720ml、アルコール度数13%、1430円
・Dessert:300ml、アルコール度数12%、1100円
・「HIKE for OZE」(限定100セット):MIZUBASHO Artist Series3種に加えて、購入者の名前入り水芭蕉苗写真、寄付認定証がセット、6000円
- ホームページ
- MIZUBASHO Artist Series公式サイト
【特集】飲んだら幸せ!OSAKE JIKAN
今日は誰となにを飲む? 気の合う仲間と盛り上がったり、料理との組み合わせに感動したり、旅先で現地のお酒を試してみたり・・・。編集部が楽しい“OSAKE JIKAN”を紹介します。