デビューした新商品・新スポットを、オズモール編集部が体験&インタビューして深掘りする「#コレ気になる」。2021年2月にサントリーから発売された「ワインサワー」が、予想以上の売れ行きを伸ばしていて、特にワインをあまり飲まなかった若い世代に評判なのだとか。今までありそうでなかったこのお酒について、サントリーワインインターナショナルの椎木絵理さん、東慶太さんにお話を聞きました。
ワインをもっとカジュアルに楽しむ、新カテゴリーが誕生
今までハイボールやレモンサワーなど、炭酸割のお酒がブームを経て定番化している中、次のトレンドとなる炭酸割はワインサワー?と期待のかかるこの商品。
「居酒屋などでサワーのメニューはたくさん種類があるのに、そういえばワインサワーってあまりないよね、という会話から始まり、2年程かけて完成しました。ここ1年はおうち時間も増えて、手の込んだ料理と一緒にワインを食卓に取り入れる人が多くなり、市販のワインの消費も増えています。そんなワインのある生活の入門編として、ワインサワーに追い風が吹いているようです」と、椎木さん。
実際にワインを炭酸で割って作る「スプリッツァー」などのカクテルはあるけれど、こちらの商品は“サワー感覚”で飲んでもらえるように工夫をしているのだそう。
「ワインの果実味をしっかりと残しつつ、ワイン初心者がちょっと苦手に感じる渋味や酸味を抑えました。『レモンひと搾り』というのがポイントで、すっきりした味わいを想像しやすいので、手に取ってもらえるのもあると思います。また、アルコール度数5.5%というのも飲みやすさのひとつです」と、東さん。
気軽さとご褒美感のいいとこどり。平日のプチ贅沢に最適
「日本では、家でワインを飲むとなると、お祝いの時にごちそうを用意して・・・なんて特別なイメージを持っている方が多いですよね。ボトル1本を飲み切るのも大変だしアルコール度数も高いので、なかなかハードルが高いけれど、ワインサワーは缶の飲みきりスタイルなのでぐっとハードルが下がっている感覚です」(椎木さん)
この缶も今までにはないデザインで、店頭で目立ちますね。
「サワーのカジュアルなイメージと、ワインの持つ高級感をデザインにも反映しています。『WINE SOUR』と大きくシンプルに表記する一方で、ワイングラスをアイコンにしたり、メタリックな質感にしたりして、ほかのサワー類とは少し違う印象を与えていると思います」(東さん)
会社帰りなどに、自分へのご褒美として思わず買ってしまいそう。おうちではどんな風に楽しむのがおすすめですか?
「サワーと同じように、平日の夜やお休みの日に気軽に飲んでいただきたいのですが、飲むシーンはちょっと工夫してもいいかもしれません。とはいえ、がんばってごちそうを作る必要はなく、デパ地下でおしゃれなデリを買ってお皿に盛りつけたり、ワインサワーをグラスに注いでいただいたり。ちょっとした贅沢気分を味わえると思います」(椎木さん)
ベースはワインなので、白はお魚やサラダ、赤は肉料理などワインと同じようなペアリングを考えればOKとのこと。
【編集部が体験】ワインとサワーのバランスが絶妙。なんで今までなかったの!?
普段からワインもサワーも大好きでよく飲んでいるけれど、確かに今までワインサワーという商品がなかったのは不思議。氷を入れたグラスに注いでいただきます。
ひと口飲むとブドウの香りがふわ~っと広がり、爽やかなレモンとシュワシュワが追いかけてきて、後味はスッキリ。スパークリングワインとも違うし、自分でワインを炭酸で割ったものとも違う、まさに「ワインサワー」というカテゴリーのお酒としか言いようのない完成度です。
赤・白両方飲み比べてみると、赤の方がややブドウの香りが濃く、甘味を感じます。個人的にはもともと赤ワインの渋味が少し苦手だったのですが、このワインサワーの赤はおいしく飲めます。白はよりレモンを感じる爽快な味わいで、これからの季節にぴったり。
こちらのワインサワー、飲み比べてみたいのか赤と白をセットで購入する人が多いのだとか。ワイン好きやサワー好きはもちろん、ワイン初心者にも納得のおいしさ、おうちでのささやかなご褒美時間に最適です。
サントリー WINE SOUR(ワインサワー)赤・白
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PHOTO/NORIKO YONEYAMA WRITING/YUKO MUKAI(OZmall)