お酒で想いをつなぐホッピングイベント
コロナ禍の影響を受けた飲食店や酒造、原料生産者などのサポートを目的に、一流ホテルやレストランが協力して開催される今回の取り組み。大丸有エリアと地方を“つなぐ”というコンセプトのもと、酒選定ディレクターである君嶋哲至さんがセレクトした各地の日本酒や焼酎をアレンジし、新たな楽しみ方を提案している。
今回は、参画店舗のひとつである東京ステーションホテルのバー&カフェ「カメリア」のバーテンダー・横山礼さんにそのこだわりなどをインタビュー。「カメリアで提供しているのは、沖縄の泡盛と栃木の日本酒を使用したカクテルです。各酒造の特徴やベースとなるお酒の味わいをヒントに、酒造の想いが伝わるように工夫しながら、オリジナルカクテルを考えました」と、横山さん。
沖縄の海をイメージした色鮮やかな泡盛カクテル
まるで白い砂浜と青い海のようなグラデーションが鮮やかなこちらの1杯。山川酒造が製造している、「さんご礁」という沖縄らしい名前の泡盛に、自家製のジンジャーシロップやワインビネガー、マスカットリキュールなどがミックスされている。泡盛の特徴的な香りはそのままに、それぞれの素材を活かして作られているから、南国の雰囲気を感じつつさっぱりとした爽やかな味わい。
「『Happiness Fleur~幸せの花~』という名前は、山川酒造の創業者の教えと、コロナ禍でカメリアが置かれた環境からイメージを得ました。『どんな状況でも前向きに頑張れば、いつかは花が開く』という想いを込めています。カクテルを通じて、幸せな気持ちを感じてもらえたら嬉しいです」(横山さん)
日本酒のうまみと絡み合う味のバランスを感じて
対して、パキッとした赤が目を引くこちらは「Pair Resonance~繋がるこころ~」と名付けられたカクテル。栃木県にある惣譽酒造の日本酒「惣誉」の柔らかい味わいにマッチするよう、ハーブを漬け込んだ「スーズ」というリキュール(苦味)や、すだちシロップ(酸味)、イチゴ(甘味)、岩塩(塩味)を使用。1杯のカクテルで、さまざまな味の広がりを楽しむことができる。
「『栃木の人々に愛されることを根幹として、さらに日本中へ、世界へと、枝葉を大きく拡げていきたい』という酒造の想いと、東京ステーションホテルのブランドコンセプトに共通点を感じました。土地や文化、人など、あらゆる“こころ”をつなぐという想いが込められたカクテル、ぜひ召し上がってください」(横山さん)
他にもこだわりドリンクが多数!あなた好みを見つけてみて
カメリア以外にも、各店工夫を凝らしたメニューが登場。
鹿児島県の焼酎「不二才LXX」を使用した「め組」を提供しているのは、丸の内テラス9階・10階の「THE UPPER」。まるで赤ワインのようにシンプルな見た目だから、どんな味が広がるのかを想像しながら飲んでみたい1杯。
パレスホテル東京6階「プリヴェ」では、兵庫県の日本酒「龍力」にヨーグルトリキュールや白桃ジュースなどを加えた「La Brilliance」を提供。飲みやすそうな組み合わせがお酒初心者にもぴったり。
東京駅近辺の7店舗が、約2種ずつ個性あふれるカクテルを提供する14日間。バーという、ラグジュアリーな雰囲気に包まれた大人の空間で過ごす時間は、きっと特別なものになるはず。ホッピングを通じて、少しだけ日常を忘れ贅沢なひとときを楽しもう。
OZmallからのお願い
新型コロナウイルスの影響により、イベントの中止・変更、ならびに施設の休業、営業時間の変更、提供内容の変更が発生しております。日々状況が変化しておりますので、ご不明点がございましたら各施設・店舗へお問い合わせください。
外出時は、ご自身の体調と向き合いマスク着用のうえ、各施設の3密対策・ソーシャルディスタンス確保などの衛生対策にご協力のうえ、思いやりを持った行動をお願いします。
イベントDATA
- イベント名
- 大丸有バーホッピングウィーク
- 開催場所
- 帝国ホテル東京、丸ノ内ホテル、パレスホテル東京、ザ・ペニンシュラ東京、東京ステーションホテル、THE UPPER、東京會舘
- 開催日程
- 2021/11/24(水)~12/7(火)
- 開催時間
- 開始/終了時間は、各店舗の営業時間に準じます
- ホームページ
- 大丸有バーホッピングウィーク
PHOTO/NORIKO YONEYAMA WRITING/KAYO YANAGI(OZmall)