フルーティでリッチな果実感のサングリアは3フレーバー
「ギュギュッと搾ったサングリア」は、20~30代のワイン初心者を中心に人気のシリーズ。今回のリニューアルでは赤・白・ロゼのワインをベースに、それぞれに合うフルーツをミックスした3種類が発売されています。単純にジュースとワインを混ぜたような味ではなく、きちんと果実の皮の苦味も感じられて、果物を丸ごと手搾りしたようなリアルな味わいが特長。また、ポップなビジュアルは写真映えもよく、オンライン飲みにもぴったり。1本400mlのスリムなボトルなので、1人でも飲み切れる量です。
おいしく飲むためのポイントは、瓶を一度くるっと回して、底に沈んだ混濁果汁を行きわたらせてからグラスにそそぐこと。ワイングラスではなくタンブラーなど気軽なグラスでOK。夏はよく冷やしてストレートで、または氷を入れてもおいしく楽しめます。
甘くて華やかな味と香りは、初心者向けの王道ペアリング
お酒とフードのペアリング、基本のひとつは似た者同士の味わいを組み合わせること。今回の場合だと、甘くてまったりとした味わいの「ピーチ&マンゴーMix」と、滑らかなコクのスイーツがぴったり合います。バターやカスタードなどのコクのある甘みとよく合うとのことで、バタークッキーと、シュークリームを用意してみました。
まずは、ロゼワインベースの「ピーチ&マンゴーMix」をゴクリ。ピーチとマンゴーの甘く華やかな香りが広がり、後味にオレンジピールのほろ苦さが追いかけます。そしてバタークッキーをひと口。バターが口の中にふわりと香ったタイミングでもう一度サングリアを口に含みます。そうすると、バターの香りがよりふくよかに広がり、フルーツの香りと相乗効果で味わいが深くなります。シュークリームも同様で、カスタードクリームがピーチ&マンゴー味になったような楽しいマリアージュが体験できます。
甘酸っぱい&爽やかな組み合わせでフレッシュな気分に
白ワインベースの「グレフル&パインMix」は、すっきりとした味わいと、フルーツの爽やかな甘酸っぱさが心地よい1本。こちらには同じく甘酸っぱいものやさっぱりとしたスイーツを合わせるのがおすすめとのこと。例えばアップルパイやチーズケーキ、アイスクリームのほか、変わり種としては芋けんぴなど。今回はレアチーズのタルトとアップルパイでお試ししてみました。
「グレフル&パインMix」は、パインのトロピカルな甘みの後にきちんとオレンジとグレープフルーツのピール感もあり、それに加えてワイン本来が持つ酸味や苦味とのバランスがとてもよい感じ。チーズタルトはちょっと濃厚な味だったので、合うかどうか心配したのですが、サングリアの爽やかな酸味がさらっとサポートしてくれて、とてもフレッシュな組み合わせ。アップルパイに入ったリンゴの甘酸っぱさにも、サングリアのフルーティな香りと味わいがぴったり。
濃厚でビターな味わいは、和スイーツと相性バツグン!
「オレンジ&カシスMix」は、芳醇な香りの中にも赤ワインの持つ渋みと苦みが感じられる大人の味。いわゆる「サングリア」を思い浮かべたときに、3つのフレーバーの中では最も近いのがこちらなのではないでしょうか。こちらには同じくビターで濃厚な味のガトーショコラなどチョコレート系スイーツが合うそう。そして抹茶系やもなかなど、和スイーツもおすすめなのだとか。
合わせていただいたのは、抹茶クリームとあんこの入ったどら焼きと、カカオ70%のチョコレート。合わせる前は少し疑っていたのですが、抹茶クリームとあんこのちょっとした苦みや渋みが「オレンジ&カシスMix」の味わいをより深めてくれます。サングリアと和菓子なんて思いもつかない組み合わせに驚きですが、これは試してみる価値あり。一方、チョコレートは想像通りのおいしさ。ボディ感のある赤ワインベースなので、高カカオのチョコと大人のマリアージュが楽しめます。
冷凍フルーツやソーダ割などアレンジも楽しい
メルシャンの方いわく、「ギュギュッと搾ったサングリア」をおいしく飲むためのポイントとして「最初はそのまま味わい、後で変化をつけてみる」というのがあります。
スイーツと合わせたときは、たっぷりとした果汁感や濃厚な香りをそのままストレートで味わいましたが、アレンジするのもおすすめだそう。夏は冷凍フルーツを入れてさらにフルーツ感たっぷりにしたり、氷を入れてソーダで割ったりすると爽やかで冷たく楽しめます。コンビニで冷凍のベリーミックスやパインが販売されているので、それを使うと簡単に作れますよ。寒い季節はシナモンや生姜をプラスしてホットにするのもおいしそうです。
「ギュギュッと搾ったサングリア」はアルコール度数が6%と、一般的なワインよりも低めなので、ワイン初心者の入門編としてもおすすめ。お気に入りのスイーツとのマリアージュを発見できたら、自分へのご褒美タイムになりそう。
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PHOTO/KATSUMI SATO WRITING/YUKO MUKAI(OZmall)